BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

バルセロナの歴史

【1-3世紀の歴史】ローマ時代の墓地遺跡がバルセロナの街のど真ん中にある理由

街の中心、カタルーニャ広場から徒歩2分 (250m) のところに『Vila de Madrid (ビラ・デ・マドリッド)』という名前の、こぢんまりとした広場がある。カヌダ通り (Calle Canuda) と、ビクトリア通り (Calle Victoria) に面するここには… ローマ時代の墓地遺跡…

【バルセロナの街灯】カタルーニャ広場周辺コレクション

バルセロナほど「街灯」のデザインが凝っている街を他に見たことがない。 【プエルタデルアンヘル通り】この通りには、数種類の異なる可愛いランプがある。 メインは、このデザイン ⬇︎ H&Mの入り口の左右にあるゴージャスな金のランプは、よく見ると曲線が美…

【ボテロの猫】バルセロナの巨大猫に会いに行こう!

今や、ラバル地区のシンボルにもなっているこの大きな大きなネコ。 これは1987年にバルセロナ市役所が Fernando Botero (フェルナンド ボテロ) という彫刻家から購入したもので、彼の名前をとって El Gato de Botero (ボテロの猫)、あるいは Gato higante (…

【ドラゴンと賢者の石】グエル公園が2倍楽しくなるヒミツ

今日は案外知らないグエル公園の3つのヒミツについて。 ・シンボルのドラゴンの正体と錬金術・その後ろにある賢者の石・グエル公園と数字の「5」【あれはドラゴン?トカゲ?】グエル公園のシンボルは一応、ドラゴンだが、モデルとなったのは Salamanra (サラ…

【実は2026年に完成しない】サグラダファミリアのこれから。

バルセロナのシンボル、サグラダファミリア (Sagrada Familia) はスペインを代表する建築家ガウディが設計した2026年完成予定の大聖堂である。着工した1882年3月19日から137年が経とうとしているが未だに建設が続いているのは有名な話だ。ガウディが亡くなっ…

【ピカソが通った四匹の猫】Els Quatre Gats とバルセロナのモデルニスタたち

バルセロナの中心地、カタルーニャ広場とカテドラルの間にピカソが通った Els Quatre Gats (クアットロガッツ: 四匹の猫) というカフェテリアがある。カタルーニャのモデルニスモの代表の一人、Josep Puig i Cadafalch (ジュゼップ・プッチ・イ・カダファル…

【バルセロナの未解決ミステリー】ゴシック地区の小さな橋に頭蓋骨?

よくバルセロナのポストカードにもなっているビスベ通り (Carrer del Bisbe) は中世の街並みにある道で、途中に架かっている独特な見た目の橋が特徴的。観光客は絶対にここで写真を撮ると言われているほどの人気スポットで朝昼晩、いつ訪れても美しい場所。…

【実はガウディの作品じゃない】パッセージダグラシアの街灯とベンチ

パッセージダグラシア (Passeig de Gràcia) は、ガウディの建築作品、カサバトリョ (Casa Batlló) と、カサミラ (Casa MIlà) があることでも有名な大通りで、美しい並木とモデルニスモの要素が詰まったベンチと地面のタイルが特徴的。 この道には街灯と一体…

【幻のガウディ駅】誰も知らないバルセロナ

バルセロナのメトロに「ガウディ駅」が存在することを知っている人は非常に少ない。なぜならそこは普段列車が停車することのない幽霊駅だからだ。 そのガウディ駅 (Gaudí) はサグラダファミリア駅 (Sagrada Familia) とサンパウ・ドスデマイ駅 (Sant Pau Dos…

【どのサイトよりも詳しい】ランブラス通りの歴史

バルセロナのメインストリートである ランブラス通りは街の中心「カタルーニャ広場」から港があった「コロンブスの塔」までを繋ぐ1.2kmの並木通りで、スペイン語では La Rambla、カタルーニャ語では Les Rambles と呼ばれる。「ランブラ」はカタルーニャ語・…

【サンタアナ教会の秘密】バルセロナの歴史

カタルーニャ広場から1分の場所とは思えないほど、美しい静けさが漂うサンタアナ教会 (Església de Santa Anna) は、現代風の建物の間にひっそりとある。12世紀に建てられたこの教会は昔、修道院としても使われていた。そしてここはいつもテンプル騎士団 (中…

【大きな穴の謎】バルセロナの慈悲の家と壁の秘密とは

// カタルーニャ広場からランブラス通りを何歩か進んで右に入るとバルセロナ大学哲学部のキャンパスがある。その真横には市役所があるんだけど、入り口の壁には、謎の大きな穴が空いている。しかも、この市役所はドアにも古い建物自体にも Casa de la miseri…

【なんで巨大な温度計があるの?】バルセロナ

バルセロナの中心にあるメイン通り Avenida Portal del Ángel (ポルタルデルアンヘル通り) を通ったことがある人は必ずこの大きな温度計を見たことがあるだろう。なぜここに、こんな大きいのが?と疑問を持つ人が多い。今日はこの温度計の歴史を見ていこう。…

【バルセロナで1番魅力的】Puerta del Ángel の秘密

// バルセロナのメイン通りと言える Avinguda del Portal de l'Àngel (天使の扉通り) は、カタルーニャ広場からカテドラル (大聖堂) を繋ぐ。上の正式名称はカタルーニャ語だが、スペイン語では Av. Puerta del Ángel (プエルタ・デル・アンヘル) と言う。 …

【もう1つのサグラダファミリア】ガウディと偉大な弟子ジュジョール

あまり知られてないが、実はカタルーニャにはガウディの弟子が作ったもう1つの「サグラダファミリア」が存在する。その教会の名前は Santuari de la mare de Deu de Montserrat (サントゥアリ・ダ・ラ・マーレ・ダ・デウ・ダ・モンセラット) と言う名前で、…

【なぜあんなに長いのか】Passeig de Gràcia のメトロ乗り換え

バルセロナの中心地にある Passeig de Gràcia という駅。1度でもこのメトロの駅で乗り換えをしたことがある人ならわかるだろう…あの、びっくりするくらい長い地下通路。え、うそ、まだ続く?ってくらい長い!それもそのはず。なんと全長256m!待ち合わせの時…

【ガウディがSanctusに込めた意味】サグラダファミリアの秘密

バルセロナの代名詞、サグラダファミリア。 2026年の完成予定に向けて現在も日々進化し続けている美しい大聖堂で、最近 (2018年7月2日) 生誕のファザード (la fachada de la passió) に大きな十字架がつけられた。上の方にあるから小さそうに見えるが、実は…

【Petritxol (ペトリチョル) 通り】タイルのモザイク画の意味と歴史

私が初めて1人暮らしをしたピソは Petritxol 4番地の3階だった。この道はガイドブックに絶対載ってると思うが、きっと「チュロスの老舗が〜」と書いてある程度で、ステキな歴史については触れていないだろう。そこで今日は、ペトリチョル通りの歴史、名前の…

【無数の砲弾の跡が今も残る教会】バルセロナ

バルセロナ中心部にあるカテドラル。そのすぐ横にある Plaça de Sant Felip Neri (プラサ・デ・サン・フェリップ・ネーリ) という小さな教会。ゴシック地区の賑やかな通りから1本奥に入っただけで静けさが漂うこの場所。近くには喫茶店やカフェテリアが多く…

【1度は気になる】バルセロナのこのタイルの秘密

バルセロナの道を歩いていると、1度はこの模様のタイルを見たことがあるはず。このタイルには RUTA DEL MODERNISME と書かれている。日本語で「モデルニスモ (近代主義) のルート」という意味で、モデルニスモ建築* を巡るルートとなっている。 *モデルニス…

【1番可愛いカフェテリアは世界遺産】バルセロナ

バルセロナには何百ものカフェテリアやバルがある。それぞれに良さや歴史があるけど、その中でも1番可愛いなと思うカフェテリアを紹介。そこは地元のおじいちゃんおばあちゃんも好む空間。 バルセロナの中心部、カタルーニャ広場から徒歩8分、カテドラルから…