BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【妊娠10週目】バルセロナ (スペイン) で新型出生前診断!

私は妊娠10週と3日目で新型出生前診断を受けた。

Prueba de clasificación prenatal no invasiva (NIPT)

スペインは特に年齢制限や条件を設けておらず、お金を払えば誰でも受けることが出来る。(日本は2022年2月に年齢制限が撤廃されたらしい。)

かかる費用は日本で受けるよりも格段に安い。

【新型出生前診断の種類】
初めて心拍確認が出来た日から間もなく、インターネットから新型出生前診断の予約を取った。そしてその20日後に支払いを済ませた状態で、最寄りの小さな医療センター (研究所) へ向かった。

予約を取る際、2つの検査プランがあった。

・NIPT BÁSICO (基本プラン)
・NIPT COMPLETO (コンプリートプラン)

基本プラン
一般的なトリソミーのみを検査するプラン (パトウ症候群、エドワーズ症候群およびダウン症候群を引き起こす染色体13、18および21のトリソミー) で、費用は日本円でおよそ4万6200円。

コンプリートプラン
基本プランの内容に加えて、ヤコブ、クラインフェルター、ターナーなど、より広い範囲の検査を行う。日本円でおよそ9万1740円。

どちらを受けるか、家族と相談し、コンプリートの方に決定した。2つのプランには更に追加出来るオプションが複数あった。例えば、微少欠失がついたプラン、部分欠如と重複を調べるプラン、夫婦の劣性遺伝検査がついたプランなど。

【NIPT検査の相場比較】
日本: 15万円〜20万円
スペイン: 4万円〜9万円

 

 

【検査当日】
ラボラトリオ (研究所) に到着し、受付で「新型出生前診断を受けに来ました」というと口頭でいくつか質問をされた。2問、ボキャブラリーが問題で答えられなかった。文章の一番大事な部分にくる単語が分からず…。

『最後の〇〇はいつですか?』

『今回の妊娠は自然〇〇ですか?それとも△△ですか?』

今なら前後の単語からなんとなく想像がつくが、当時は妊娠系のボキャブラリーが皆無に近い状態で…。「〇〇の意味が分からないので別の文で言い換えてくれますか?類義語は?」と聞きながら、最終的にはどうにか理解出来た。

片方は「最終月経日」について、もう片方は「自然妊娠か人工授精か」を聞かれていた。質問が終わると、紙と箱を渡された。

『これとこれを持ってそこの待ち合いでお待ちください』

渡された箱は見るからに「新型出生前診断キット」だった。自分で持って行くだなんて日本なら絶対にないシュチュエーションだろう。5分弱待っていると、名前を呼ばれ、奥の部屋 (採血室) に入った。

中には白衣を着た若い女性が1人。

紙と箱を渡すと、箱のパッケージを彼女はよく読み、「今日は新型出生前診断ですね〜」と言った。箱を開け、中の説明書を読んでいる時間、私は内心、『…大丈夫かな?』と思いながら待った。小さな小さなボトル3本に血液を入れ、終わり。

私は血管が出にくい+採血の時に気分が悪くなってしまうので、採血にかかる時間はいつも人一倍長く…。妊娠中、病院に行くたびに行われる『採血』が嫌で嫌で。陣痛&出産の痛みよりも何よりも採血が嫌だった。

新型出生前診断の採血から6日後、PDF (4ページ) が添付されているメールが届いた。そこには各項目の検査結果と胎児の性別、そして医師のコメントが書かれていた。実際のPDF ↓

NEGATIVO (陰性)、NEGATIVO (陰性)、NEGATIVO (陰性)、NEGATIVO (陰性)…と検査結果が続く中、いきなり胎児の性別が書かれてあり、心の準備がゼロの状態で、さらっと性別が分かった。(受付で「性別も知りたいですか?」という質問に『はい』と答えてはいた。)

新型出生前診断を通して胎児の全てを知り得たわけではないが、この結果を受け、私たち家族はかなり安心出来た。

しかし、妊娠23週目のエコー検査で医師からあることを指摘され、出産2ヶ月前くらいまでの期間、常に頭のどこかで不安を抱いていた。

…続く。

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