BARCELONANDO :)

1995年生まれ。ヨーロッパ生活5年目。バルセロナ・イタリア・ヨーロッパ・言語学・哲学に関する記事。

【幻のガウディ駅】誰も知らないバルセロナ

バルセロナのメトロに「ガウディ駅」が存在することを知っている人は非常に少ない。なぜならそこは普段列車が停車することのない幽霊駅だからだ。

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そのガウディ駅 (Gaudí) サグラダファミリア駅 (Sagrada Familia)サンパウ・ドスデマイ駅 (Sant Pau Dos de Maig) の間に存在する。この駅が当時の L2 (現在のL5) に建設されたのは1968年。L2 (2番線) と L5 (5番線) を繋げる駅にしようと計画され、作られた駅であったが、路線連結プラン変更+サグラダファミリア駅と非常に近く作ってしまったため、お蔵入りに。市民に使われることは無くなってしまった。しかし、全く使われていない駅なのでとても保存状態がいい。どのくらい近く作ってしまったというと…なんとサグラダファミリアー200mーガウディ駅ー550mーサンパウ駅

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サグラダファミリア駅とサンパウ病院の駅の間にもう1つメトロの駅があったとしたら…確かに近すぎる (笑) その2駅間は歩いて10分かからない。直線距離にしたらもっと短くなる…。

 

最近では、バルセロナ市役所が列車の通過に関する統計調査テストに使ったり、撮影や広告に使用したりしている。現在では、何か特別なイベントがあるとTMB (バルセロナ交通局) はこの駅への入場を許可している。(もちろんメトロを利用する目的ではなく記念・モニュメントのような感じで…) 

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2008年のクリスマスシーズン中はTMBが特別なデコレーションとイルミネーションを施し、L5を利用するお客さんたちを沸かせた。何十年もの間ずっと、電気1つ点灯されることがなかった駅に、初めて明かりが灯った瞬間だった。その時の写真が上のもの。開通式が行われたのは1968年から43年が経った2011年4月15日。その日、初めてお客さんを乗せた電車がこの駅に停車した。元ヨーロッパ・プレス・メトロの長である Agustín del Castillo氏が指揮をとり開通を改めて祝った。

2011年に市役所が作成したビデオを見ると、その幻のガウディ駅の現在がよく見える。 

 

何人かの乗客は自分が乗ってる電車がこの駅を通過するときに、ガウディ駅で止まるはずのない電車を待つ神秘的な人々を目撃したことがあるとか…言われてるけど!それはないだろう。なかなかL5って普段使わない線だけど、もし機会があればサグラダファミリア駅ーサンパウ駅の間の窓の外を覗いてみよう!