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【2022年9月22日更新】
2022年9月20日(火)をもって、SPAIN TRAVEL HEALTH-SpTHの運用が終了しました。そのため、スペインへの渡航の際は、空港でQRコードの提示は不要ですが、思い出としてこの記事はそのまま残しておきます。
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新型コロナウイルスの流行に伴い、2020年7月1日以降、スペインへ入国する人全員に『SPAIN TRAVEL HEALTH-SpTH』のフォーマットの記入および提出が義務付けられるようになった。
予めオンラインで電子フォーマットに記入 ➡︎ QRコード受け取り ➡︎ 入国時に提示
保健省の専用ページ (https://spth.gob.es/) には、英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語しかないので、今日は簡単な日本語訳をシェアする。
⚠︎ 2022年5月26日現在、EUデジタルCOVID証明書 (ワクチン証明書) を持っている場合は、SPAIN TRAVEL HEALTH-SpTHの登録もQRコードの取得も不要!最後の接種から270日以内であればスペイン入国に有効な証明書とみなされる。
⚠︎ 旅行ごとに申告書もQRコードも変わる。
⚠︎ 旅行会社を介さず、自分で航空会社から直接チケットを購入した場合は、事前にこの申告書に関する説明を受けない可能性があるため、渡航前に、外務省や在スペイン日本大使館の情報をよく確認しておこう。
特設ページへ行くと、下の画面が表示される。有効な証明書を持っている場合は左の黄色い箇所をクリック。有効な証明書を持っていない場合は右の青色をクリック。
【証明書を持っている人】
スペイン入国において有効な書類であるかどうかを同サイトから確認することが出来る。上の画面で「証明書あり」の方をクリックすると、次の画面に飛ぶので、必要項目を入力し、証明書をアップロード。
有効な証明書であれば、すぐに「有効」の緑文字が表示される。スペイン語では VÁLIDO、英語では VALID。
もし有効でない場合は、赤字で NO VÁLIDO と出る他、SpTH (健康申告フォーム) の記入ボタン「Rellenar formulario (英: Fill the form)」がすぐ下に表示される。
【証明書を持っていない人】
Formulario FCS Individual (個人の申告フォーマット) をクリック。
すると、ページが切り替わり、以下の個人データ (旅行者データ) の入力を求められる。名前、苗字、パスポート番号、フライト番号 (便名)、到着日、メールアドレス。一番下の『send (送信)』を押すと、確認メールが届く。
⚠️ 言語をスペイン語に設定して進めていると、パスポートの番号のところに "Número de pasaporte, DNI o identificador personal" と出る。DNI (デーネーイー) は、スペイン人が持っている身分証明書のこと。
⚠️ 直行便ではない場合、乗り換え地からスペインまでの飛行機の番号と到着日を記入する。
⚠️ フライト番号は、航空会社のマイページや、予約確認メールや、Eチケットの「便名」のところに載っているアルファベットから始まる番号のこと。(例) KL0868、KL1669、FR5711、AF1148 など。
⚠️ スペインでは、17歳以下が未成年。
メールには、セキュリティーコード (太字) と、電子フォーマットのURLが載っている。
【上の登録が完了している人】
ここまでの登録を既に終え、セキュリティー番号を持っている人は、自分の申告書のページに「ログイン」するように、パスポート番号と受け取ったセキュリティー番号 (6ケタの数字) を入力する。
言語を途中で変更してもそのページに入力してあるデータは消えない。
申告フォーマットは、計5ページ。
1ページ目、個人情報。先ほど入力した一部の情報は、自動的に表示される (変更や訂正不可)。難しい項目は特にないので、簡単に埋められると思う。
唯一、引っかかったのは「アパートメント番号 (部屋番号)」が必須項目になっている点。私の場合、イタリアの家も日本の家も一軒家なので「部屋番号」が存在しない…。でもここに何かを入れないと先へ進めないため、番地を入れておいた。
続いて2ページ目、フライト情報。スペインに到着する飛行機について書かなければならないため、乗り継ぎをする場合は、乗り継ぎ便のデータを。ホテルに滞在する人は、その下に、ホテル名と住所を入れる。滞在する都市名と州は、入力必須項目。バルセロナなら Barcelona (都市名)、Catalunya (州名)。
⚠︎ 2020年9月より『座席番号』が必須項目になった。搭乗券に書かれてある数字とアルファベットをそのまま入れよう。
実際の航空券と座席番号 ↓
3ページ目、旅行歴。ここから先は出発2日前 (フライトの出発時刻48時間ではなく、2日前) にならないと見れない。
3日前にも開いてみた ⬇︎
3ページ目では、この旅行の出発国、過去14日以内に立ち寄った国 (経由国を含む)、スペインへ来る目的を答える。
4ページ目、健康調査。過去14日以内に、検査で陽性が確認された人との接触があったか、咳や熱などの症状が現れたか、病院や家畜市場へ行ったか。全てに当てはまらない場合は、4項目とも『NO』になる。
⚠️ 内容や順番が今後変わる可能性もあるので、自分の申告画面とこのブログの写真が同じかどうか、きちんと照らし合わせて回答してください。
「保存して続ける」のボタンを押すと、確認画面が出る。
いよいよ最後の5ページ目、宣誓供述書。ここでは、次の2点の確認をされる。
① スペインに入国後、咳や熱などの症状が現れた場合は、保健所に電話をかけ、指示を受け、自己隔離 (自宅や滞在場所で待機) をする。
② ここで答えた内容に虚実はありませんか?
申告が終了し、画面が切り替わるとすぐにメールが届く。
QRコードを無事に受け取れた。
出発1-2日前に最初の登録から最後のQRコード受け取りまでを一気にしても良し。予め書けるところまでデータを保存しておくも良し。
1-5ページの内容をきちんと確認しながら読み進めると提出までにかかるトータルの時間は、10-15分。
【追記: 2021年4月2日】
3月31日に撮影したバルセロナの空港の様子。
コロナの影響で空港利用客の数が激減していても、深夜でも早朝でもタクシーはこの台数いるから安心 ↓
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