BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【コーヒーの基礎知識】お気に入りをベースにちょっと勉強してみた。

イタリアのスーパーのコーヒー売り場は、とにかく種類が豊富である。…それゆえ、よく迷う。

飲み慣れたお気に入りの粉を買うか、新しいのを飲んでみるか。どうやって自分の口に合うものを選ぶか。

今日は、コーヒーの基礎知識について。

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【モカ用だけでも…】
イタリアの家庭には必ず1つ以上、モカがある。モカは、ビアレッティという有名な会社が作っている直火式のエスプレッソメーカーのことで、これがあれば自宅で超簡単に美味しいイタリアンコーヒーを楽しめる。スーパーには、この小さなコーヒーを作る機械に入れる粉だけでもざっと30種類。

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【口に合うものを選ぶには】
最初の最初は、パックの裏に書いてあるコーヒーの特徴を見て、タイプが被らないように2-3種類を試してみる。そして、お気に入りを見つける。私は、あまり強くないもの (intensitàの値が中以下のもの) の中で、

・香り (aromaticità)
・密度 (corpo)
・香りの余韻 (persistenza)

が、異なる3種類を買って飲んでみた。思いの外、ど素人でもわかるくらい味や香りや飲みやすさが違い、自分の好みは、

・香り (aromaticità) が高い
・密度 (corpo) も高い
・香りの余韻 (persistenza) 中くらい

だと判明。だから次は、このバランスを目安に少しずつ種類をまた変えていき、今飲んでいる好きなコーヒーにたどり着いた。それは、前にも紹介した Segafredo -ZANETTI- INTERMEZZO (intensità12)

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【コーヒーのプロフィール】
パックには、こう書かれている。自己紹介のように、細かくコーヒーの特徴が書かれてある。

香り (aromaticità)
・香りの強さ (intensità)
・香りの豊富さ (ricchezza)
・スパイシーさ (speziate)
・チョコレート (cioccolato)
・フルーティー (fruttate)
・フローラル (floreali)

風味 (gusto)
・甘さ (dolcezza)
・後味 (persistenza)

焙煎度 (tostatura)
・浅煎り (chiara) = 酸味が強い
・中煎り (media)
・深煎り(scura) = 香ばしい

味わい深さ (corposità della bevanda)
・ライトボディ (bassa)
・ミディアムボディ (media)
・フルボディ (alta)

飲んだ時に「重たい」「後味が強い」と感じたらそれはフルボディ。「サラッと飲めた」「後味がスッキリ」は、ライト。

香りの余韻 (persistenza)
➡︎ 1〜5 で強さが書かれてある

カフェイン (caffeina)
➡︎ 0〜3 で強さが書かれてある

ブレンド (composizione)
30% ARABICA
70% ROBUSTA

とか

10% ARABICA
90% ROBUSTA

 コーヒーの品種は、大きく分けると2種類

① アラビカ種
世界のコーヒー豆の生産の6割がアラビカ種だが、実は栽培が難しい品種。原産地は、エチオピア。特徴は、花のような甘い香り。

② ロブスタ種
苦味が強い。香ばしさと渋さが特徴。栽培条件がアラビカ種よりも緩いため、収穫量も多く、安価。インスタントコーヒーや缶コーヒーによく使われる品種ではあるが「ロブスタ種=安物」ではない。

エスプレッソ (濃くて苦いコーヒー) は、アラビカ種と高品質なロブスタ種をブレンドしていることが多い。 本場イタリアのエスプレッソは、必ずロブスタ配合 (25%〜50%)。

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CAFFÈ MOKA とかMACHINATO PER MOKA と書かれてある粉は、モカ用の極細挽き。

 

イタリアにいる時間が長くなるほど、…コーヒーにこだわりが出てきた。コーヒー豆専門店ではなく、スーパーなのに、いつも10分くらいどれを買おうか迷う。裏の情報を読むのが楽しかったりもする。

【エスプレッソと言えば…】
私がいるカラブリア州は、エスプレッソ発祥の地であるナポリのすぐ近くだから「キンボ」というブランドを見かけることが多い。このナポリコーヒーの特徴は、濃厚さとアロマの芳しさ。そして、創業1940年の伝統の味。

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【イタリア人のお金の使い方】
イタリア人とスペイン人は、お金の使い方が全く違う。イタリア人は、自分の好きなもの、特に『食べ物』には惜しみなくお金を出す。質にこだわる。だからコーヒーの粉も値段が高いのを好んで買う人が多い。(値段と質が比例しているのだろうが。) しかし、意外にもこのモカ (エスプレッソメーカー) 自体は、ケチるようだ。髭のおじさんのマークがついた ⬇︎ はイタリアの定番モデル (本物) で、長く使える良いもの。日本で買うよりは安いが、イタリアの二流・三流ブランドのものよりは高い。ちなみに、私が持っている一番小さいサイズ (mezza tazza: 半杯サイズ) は、約15ユーロ (約1830円) で売られている。

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別のブランドたち ⬇︎ そっくり。味は、だいぶ違う (らしい)。実家から離れて暮らしている大学生は安いのを買って、一時的に使っている。

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