BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活7年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。2019年6月より、バルセロナにある大学入試専門のアカデミアGUIUのアンバサダーに就任。スペインへの留学・大学進学に興味がある方は、お気軽にご相談ください 😊🇪🇸 barcelonandoo@gmail.com

【意外と知らない】スペインとイタリアのコーヒー文化の違い

今日は、スペインとイタリアのコーヒー文化に焦点を当て、6つの違いに触れてみる。

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【① コーヒーの存在】
スペインで「コーヒー」と言うと、カフェテリアで座ってゆっくりおしゃべりをしながら、新聞を読みながら、楽しむイメージが強い。しかし、イタリアで「コーヒー」は、どちらかと言うと『やる気スイッチを入れる飲み物』である。仕事をしている人は、出勤前やお昼休みにカフェテリアへ行き、席に座ることなく、カウンターで立ったまま、エスプレッソを一気に飲んで5分もしない間に外を出る。大学生は、授業の前後に眠気を感じるとカフェテリアへ直行する。でも、その前に必ず周りの友達に『みんなカフェいる?』と聞くのがイタリア人。黙って自分だけ飲みに行くことはしない。

友達とカフェに滞在する時間を比較すると、

イタリア<スペイン<日本

コーヒー1杯の値段も上の通り。日本が最も高い。

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【② イコールではない種類】
スペインで「牛乳が入ったコーヒー」と言えば、多くの人が、café con leche (カフェコンレチェ) を思い浮かべるだろう。とても人気な飲み物のひとつである。

café (カフェ): コーヒー
con (コン): 〜と
leche (レチェ): 牛乳

一方、イタリアでは…

・caffelatte (カフェラッテ)
➡︎ カフェラッテは、スペインのカフェコンレチェに最も近いが、イコールではない上、定番メニューでもない。

caffe (カッフェ): コーヒー
latte (ラッテ): 牛乳

・latte macchiato (ラッテマッキアート)
➡︎ タンブラーのような背の高い透明のグラス。泡立ちミルクにエスプレッソが微量入っている。3層。

カップチーノも、一応、牛乳が入っているが、あれは蒸気でクリーム状に泡立てているから少し別物な気がする。マッキアートは、牛乳の量がほんの数滴なイメージ。

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【③ 歓迎のコーヒー】
イタリアで、誰かのお家やオフィスを訪問すると、決まって「コーヒーはいかがですか?」と聞かれる。高確率で、この一択。

スペインは、イタリアより聞かれる頻度が少ないものの、紅茶という選択肢も含まれている。"¿Quieres un café o un té?" (コーヒーか紅茶はいかが?) と。

イタリア人は、コーヒーを一緒に飲むと良い意味で二人の間にある壁が壊れると言う。

コーヒーを飲みながら言葉を交わすことで相手に安心感を与えられ、距離感を感じなくなる。

そのため、会って話がしたい時や、もっとお互いを知りたい時も、「コーヒーでも飲みに行こうよ!」とカフェへ誘う。

 

【④ 食後のカフェラテ】
イタリア人は、朝ごはん以外の時間にカップチーノを飲まないというのは割と有名な話だが、実は、牛乳が入っている「カフェラテ」も、食後には飲まない。(飲むとすれば、朝。) だから昼過ぎにバルへ行き、バリスタの人に『コーヒーをお願いします』と注文すると、小さなカップに入ったエスプレッソが出てくる。➡︎ 普通サイズのカップに入った、やや薄いコーヒーが良い人は、"un caffè lungo" (カフェルンゴ) を。

スペイン人は、カフェコンレチェを、朝、昼、夕…、時間帯を問わずに飲むが、イタリア人は、「食後に牛乳のたっぷり入った飲み物は胃に重たい」と口を揃える。南イタリアのカラブリアには、観光客 (外国人) 慣れをしていないローカルなカフェテリアが多いため、午後にエスプレッソ以外を飲みたい時は、ジンセンコーヒーまたは、マッキアートを頼む。(もしくは帰宅して自分でモカを水やお湯で割る。)

【⑤ 歩きながら飲まない】
イタリア人は、歩きながらコーヒーを飲まない。カウンターで立ったまま飲むか、イスに座り一息つくか。…この文化の背景には、『コーヒーを飲むのに紙製のコップを好まない傾向』が影響しているのかもしれない。駅やオフィスにある自動販売機のようなコーヒーメーカーや、テイクアウトは例外。基本的には、セラミック製か、ガラスのカップに注がれる。

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【⑥ アイスコーヒー】
夏場、スペインではよく、アメリカーノと氷を注文する。熱いアメリカーノをマグカップに、氷を透明のグラスに入れて差し出してくれる。日本でも、すっきり美味しいアイスコーヒーは、人気である。…だが、イタリア人の目にこの文化はあまり良く映らない。せっかくのコーヒーが水っぽくなるから。…確かに、北でも南でも、熱いコーヒーに氷を入れて冷やして飲んでいる人を見た記憶がない…。

…あれ?みんな夏場は何を飲んでるっけ?

思い返してみると、

・季節を問わずエスプレッソ (HOT)
・カップチーノ (HOT)
・マッキアート (HOT)
・マッキアート・ラッテフレッド
・炭酸コーヒー (ICE)
・炭酸飲料 (ICE)
・アイスティー (ICE)
・濃いコーヒーアイス (ICE) ⬇︎

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【おまけ】
弟から「コーヒーをブラックで飲めるようになった」をスペイン語で言うと?と聞かれた。…ブラックってなんだろうと思った。日本では非常に馴染みのあるワードで、缶コーヒーにも『香るブラック』『極BLACK』がある。

…アメリカーノのこと?それとも砂糖もミルクも入っていないコーヒーのこと?エスプレッソ?

…と、分からなくなった。弟に作り方を質問すると、それはアメリカーノだった。(エスプレッソを水で割ったもの。) でも、日本人の思う「ブラック」は、スペイン語で "café negro sin azúcar" (砂糖なしのブラックコーヒー) なはず。もしくは、水が多めであれば、"café americano sin azúcar" (砂糖なしのアメリカンコーヒー) が適当。

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最近、飲んでみて美味しかったコーヒー ⬇︎ 持続可能なコーヒー栽培とこだわりがパッケージに書かれてあった。

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Nestle (ネスレ) の『BONKA』
・コーヒーの強さ: 7
・密度: 8
・焙煎度: 5.5
・香りの余韻: 6

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普段飲んでいる好きな粉: Segafredo Zanetti (セガフレード・ザネッティ) の『INTERMEZZO』

・コーヒーの強さ: 12
・密度: 10
・焙煎度: 5
・香りの余韻: 6

が売り切れだったから変えてみた。9月から2ヶ月もスーパーの店頭にない状態が続いているから、次はデパートに行ってみる。

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