BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【国語力と人間性】言葉遣いから見えてくる話し手の内面

【言葉と個性】
気持ちや感情を言葉で表すのは、風景をキャンバスに描くのと似ている。

この対比を文で例えるとすれば ⬇︎

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感性の赴くままに絵を描く人もいれば、慎重に色合いを選ぶ人もいる。

何色を使うか
どの角度から世界を捉えるか
自分らしさを入れるか
はたまた尊敬する誰かのスタイルを真似てみるか。

自信を持って一本の線あるいは何本もの線を重ねて描き進めるか、ああでもないこうでもないと消しゴムを消費していくタイプか。

決断力がある人の紙は綺麗
優柔不断な人の紙は消し跡で汚れている

見えたままに光も影も描く人
現実を少し誇張して描く人
自分のテクニックをアピールする人
控えめに自分のサインを書く人

モノトーンを好む人
カラフルが好きな人
自分で新しい色を作りたい人

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話す時、思ったことをそのまま口にする人もいれば、慎重に相手の気持ちを考える人もいる。

どの言葉がふさわしいか
主観的に述べるか客観的か
自分の言葉で伝えるか
はたまた尊敬する誰かのセリフを真似てみるか。

チャットでスラスラと思いを書き連ねれるタイプか、ああでもないこうでもないと、消して書いてを繰り返すタイプか。

決断力がある人の周りには信頼が
優柔不断な人の周りには疑心がつきやすい

良い面も悪い面も言える人
ちょっとオーバーに言う人
自分の知識をアピールする人
飾らない人

口数が少ない人
おしゃべりな人
自分の世界観を持っている人

 

【人と人との相性】
初対面の相手であれど、少し話せば自分に「合う」か「合わない」が分かる。性格、服装、容姿に好きなタイプがあるように、相手の言葉遣いに魅かれることもある。直接会ったことがないとしても、その人の書いた歌詞・文学・ブログ・動画・手紙などを見れば「人」としてのイメージが脳裏に浮かび上がる。そこから憧れや尊敬心を抱くこともあれば、批判的な印象を持つことも。

人と人との相性は、言葉選びの相性。

国語力が高い人は、良い感性と論理的思考を持ち合わせている。言葉遣いが綺麗な人、語彙力に富んでいる人からは、豊かな人間性を感じる。

それらの力はその人の、

・経験 (歩んできた道)
・努力
・知識 (教養の高さ)
・人柄
・感性

・心遣い

そのものである。言葉はコミュニケーション手段でありながら、話者の内面を映し出す。だから、誰かの人生を幸せにすることも、不幸にすることも出来てしまう。多くの経験は、自信に、自信は言葉の説得力 (重み) に繋がる。だから色々なことをやってみた方が良い。とは言え、無論、世界中の人を説得するような力は必要なく、身近な人の心を少しでもプラスに動かせたら、何かの役に立てたら、それで良い。

【表現力とは】
自分の気持ちにぴったり合う言葉や表現を探し、それを素直に相手に伝える力。幅広い年齢の人と話し、様々な生き方や価値観に触れてきた人、本を読むのが好きな人は、語彙力や表現力に優れている。話せばすぐに分かる。

 

【心に響く言葉】
誰しも一度は、普段の会話で相手が発した何気ない一言に感銘を受けたこと、偉人や著名人の名言を素晴らしいと感じたことがあるはずだ。心に響く言葉というのは、

・今の自分に足りていない、一種の理想
・今の自分を肯定してくれている言葉
・自らも経験したことがある喜怒哀楽
・自分が持っていなかった見方や考え方

いずれかに当てはまるのだろうが、人は「なぜ、心に響いたのか」理由をいちいち考えない。これまでの個人の経験から直観的に、

好きー嫌い
合うー合わない
納得ー不服

を判断しているから。

例えば、

僕がもし結婚するとしたらそれは「一緒に幸せになれる人」じゃない。「一緒に不幸にもなれる人」だと思う。(ラリルレ論より)

という言葉。

これに感動する人もいれば、何も感じない人、批判したくなる人がいる。なぜ、同じ言葉なのに心の揺らぎ方に「差」が生じるのか。

【言葉と価値観】
言葉にも評価・判断の基準は存在する。これまで育ってきた環境、教養、人格がその基準を作っている。つまり、価値観や考え方が似た人物の言葉には感動しやすいと言える。何千語、何千通りも言い方がある中で、お互いが共鳴する考え (言い回し) に出会えるというのは、改めて素敵。

【SNSでの言葉遣い】
会ったことのない相手は、その文章からあなたを「イメージ」する。それが唯一の判断材料。どんな性格なのか、どんな経験をしてきたのか、どんな思いを抱いているのか、そこに書いていなければ伝わらない。もちろん、思いやりも優しさも礼儀正しさも。

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何気なく書いている自分の記事が多くの人に見られたり、やりとりをするきっかけになっているというのは未だに不思議な感覚だ。世界のどこかで通り過ぎても、話すことなんて無かったであろう二人なのに。ブログをしていて良かった。

【人柄と文面】
文章には人柄がとても濃く現れる。2,3行読むだけでも書き手の「性格」が十分伝わってくる。誠実で賢明で前向きな姿勢が文字から分かる人は、実際に会っても「そのまま」の素晴らしい人柄の持ち主。

 

【終わり】
この内容は今朝の1時間目の授業中にふと浮かんで教科書に走り書きしたもの。を、写したもの。

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言葉遣い=自己の内面

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