【辞書の使い方の変移】
語学コース期
電子辞書
語学学校やアカデミアのスペイン語コースで基礎を固める大切な時期は、絶対に電子辞書を購入し、和西辞典と動詞の活用検索機能をフル活用すべき。携帯の辞書やグーグル翻訳は全くあてにならないし、間違った訳が出ることが8割以上!だから「いっそのこと使わない方がマシ」と個人的には思う。
大学入試準備期
電子辞書&ネット
電子辞書で専門用語を和西で引ききつつ、ネットでその概念をスペイン語で調べ、読む練習をする時期。大学準備はただ入試に合格することだけではない。大学で活きてくる勉強方法も身につけておかなければならない。例えば、名詞の sufijos の意味が分からないなら…
① 電子辞書で sufijo と検索し、日本語の意味を知る。
② 日本語で「接尾辞」とネット検索をし、まずは日本語で学ぶ。
③ 次にスペイン語で elemplos de sufijos とサーチをかけ、例や解説を数多く見て、理解する。
大学入学期
電子辞書&類語と対義語辞典
大学に入学したら、これまで縦に広げてきたボキャブラリーの知識を横に広げる必要がある。そして、和西から西西へ調べ方を変える時期。分からないスペイン語は時間をかけてでもスペイン語で理解する癖をつける。名詞や動詞は引き続き電子辞書で調べてOK!でもだんだん日本語でネット検索をしても出てこない概念・説・専門用語が登場し始める。
大学1年後半〜2年期
ネット検索&RAEの辞書
大学生活に慣れてくると、電子辞書の使用頻度が激減する。そして日本語で言葉を検索することがなくなる。オンラインの REAL ACADEMIA ESPAÑOLA (略称: RAE) が出している辞書をベースに、言葉の意味を理解するようになる。(RAEの辞書はコチラ) 学説はネット検索。1ヶ月に分厚い本を十何冊読むのが普通の日々になり、単語をいちいち調べている時間はない。飛ばして読んでも意味を想像できるようになる。
大学3年〜4年期
何も使わない
電子辞書を全く使わなくなり、弟にあげた。もう完全にネイティブの学生と同じ「学び方」が出来るようになる。
【おすすめの電子辞書】
私が愛用していたのはカシオが出しているスペイン語電子辞書。最新モデルは下のリンクにあるXD-SR7500!今はスペイン語とポルトガル語は1つの同じモデルの辞書になっているみたい。でも内容はスペイン語の方がやや多い。
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価格:32,820円 |
データカード版 ⬇︎
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CASIO(カシオ) 電子辞書用追加コンテンツ 「西和中辞典[第2版]/現代スペイン語辞典[改訂版]/和西辞典[改訂版]」 XS-HA05MC【データカード版】 XSHA05MC 価格:10,343円 |
スペイン語だけではなく、国語系・英語系・文学・トーイック対策なども充実。
おすすめポイントは『収録コンテンツ・辞書の種類・例文・語彙・ネイティブの発音・ニュアンスの説明』が他社の電子辞書よりしっかり入っている点。まだスペイン語が英語に劣っていた頃は、西英辞典にとても助けられた!
収録コンテンツを見る (カシオの公式HP)
読み入ってしまう面白い本や百科事典も。
【蛇足】
電子辞書の電池に「交換日」をメモっておくと、自分が辞書なしで生活できるようになった履歴が見れる。あとは、毎月同じ日に2行で良いから自分のスペイン語メモを取っておくと楽しい。
2014年04月24日 (1ヶ月目)
スペイン語の名詞の性が難しい。
喋ってると動詞が抜けてしまう。
全然スラスラ音読できない。(どこで切ったらいいのか分からない。)
2014年05月24日 (2ヶ月目)
形容詞と名詞の複数形が統一でき始めた。
まだ上手く「文」で喋れない。
…こんなメモを4年目まで続けてた。まさかこれが後に、日本人にスペイン語を教える時の役に立つとは。
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