BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活6年目。スペイン大学共通入試・スペインとイタリアの大学生活・EU旅行・文化の違い・言語学・哲学・5ヶ国語・バルセロナの歴史・おすすめレストラン・穴場など日々幅広いジャンルの記事を執筆中。

【どこで学んだスペイン語か】使ってる単語を見れば一発で分かる

外国人が「〜やねん」と言っていたら「この人は関西で日本語を学んだな」とイメージするように、スペイン語も使う単語や表現によって『どこで学んだか』もしくは『どの国の先生から学んだか』が大体分かる。

スペインとラテンアメリカで話されるスペイン語の違いが知りたい人、必見!

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【vosotros-ustedes】
何人かで話をしている時に「君たちはどう思う?」と言うか「あなたがたはどう思いますか?」と言うか。vosotros (君たち) を使えばスペイン、ustedes を使えば南米 。スペインで ustedes は "あなたがた" を意味するため、インフォーマルな場面では使わない。日常生活では銀行員の人たちがお客さんに向かって「あなたがたのご用件は…?」と聞くくらい。

スペイン: ¿Vosotros queréis venir?
ラテンアメリカ: ¿Ustedes quieren venir? 

これは昔、スペインが南米を侵略・征服していた歴史からくる違い。

ラテンアメリカ (特にアルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ) の一部では tú (君) の代わりに vos (君) が使われる。これは一般に Voseo と呼ばれる。例えば、

どこ出身なの?と相手に聞く時、
スペイン人は ¿De dónde eres
アルゼンチン人は ¿De dónde sos? と質問する。

【Hoy he desayunado? desayuné?】
スペインでは「今日・今週・今月・今年」など現在に関係がある話をする時、He comido や He ido という時制 (現在完了形) を使うが、ラテンアメリカは点過去を使う。

スペイン: Hoy he desayunado.
ラテンアメリカ: Hoy desayuné.

【guapo-lindo】
「可愛い・かっこいい」を意味する形容詞: スペインでは『あの子可愛いね!』と言う時 guapa を使い、南米は linda を使う。バルセロナ出身の友達の口から「リンド」を聞いた記憶がない。昔、南米の先生からスペイン語を習った外国人はスペインにいても「リンド・リンダ」と言っている。可愛い!という意味で mono, mona を使っていれば100%スペイン。

【素敵な1日を!】
hermoso día や lindo día は南米っぽい。
buen día や que te vaya bien! はスペイン感。

 

【S-Z】
スペインでは Za Ci Zu Ce Zo を英語のTHの発音をする。舌を噛んでサシスセソだから Gracias. (グラシアス) のシも舌を噛む。一方で南米は日本語のサシスセソと同じでSの音を出す。舌を噛んでたらスペイン (人) のスペイン語。

【LL】
スペインや多くの南米地域ではLLを "LLAMAR (ジャマール)、LLORAR (ジョラール)、LLUVIA (ジュビア) というようにジャ・ジュ・ジョまたは、リャ・リュ・リョと発音する。おなじみのスペイン料理パエリアもその例 PAELLA (パエージャ)。しかしアルゼンチンとウルグアイの一部の地域ではLLを…LLAMAR (シャマール)、LLORAR (ショラール)、LLUVIA (シュビア) と、"SH" の音で読む。

【アクセント】
このビデオがわかりやすい ↓

この動画のコメント欄には各国のスペイン語話者が「そうそう 😂 エルサルバドル人はそうやって話すww」「俺メキシコ人だけどそういうコロンビアのアクセント大好きだよ!」「俺はスペイン人、これからもそんな感じで話し続けてくさww」と共感を得る声で溢れている。

【ボキャブラリー】
〜バス〜
スペイン: autobús
チリ: liebre か bus か la micro
キューバ: guagua か camello
コロンビア: bus
メキシコ: camión
プエルトリコ: guagua
ドミニカ共和国: guagua
アルゼンチン: colectivo
エクアドル: bus か chiva
ペルー: ómnibus か microbus

〜車〜
スペイン: coche
アルゼンチン: auto
アルゼンチン以外の国: carro

〜友達〜
スペイン: amigo や tío
エルサルバドル: chero や compa や maje
コスタリカ: mae
ホンジュラス: maje
ベネズエラ: pana
プエルトリコ: pana
ドミニカ共和国: pana
エクアドル: ñaño
ブラジル: cara
メキシコ: wey や cuate
アルゼンチン: pibe
コロンビア: parce 

〜アパート〜
スペイン: piso
ラテンアメリカ: apartamento か departamento

〜携帯〜
スペイン: móvil
ラテンアメリカ: celular

〜パソコン〜
スペイン: ordenador
ラテンアメリカ: computadora か computador

〜好き〜
スペイン: esto mola
メキシコ: está chido
ドミニカ共和国: eto tá
プエルトリコ: está chévere
コロンビア: está bacano

〜かっこいい〜
スペイン: qué guay! か qué chulo!
メキシコ: qué padre!
コロンビア: qué chévere! か qué bacano!

〜挨拶〜
スペイン: hola qué tal? か ei buenas!
メキシコ: hola cómo estás? か Qué onda?
エルサルバドル: Qué ondas?

〜この辺〜
スペイン: por aquí
ラテンアメリカ: por acá
*acá を聞いたら「南米ね」と秒で察する

 

「ティファニー (エクアドル出身の友達) とアクセントが一緒や!」と感じたらその人はやっぱりエクアドルで「アドナイ (ベネズエラの友達) っぽい」と思えばベネズエラ。そんなこんなで最近はアクセントを聞けば90%の確率でラテンアメリカの出身国を当てれるようになった。

最後に、4年前に流行ったこの「スペイン語を話すのは難しい (Qué difícil es hablar el español)」っていうビデオをつけて終わる。

この2人はコロンビア人の兄弟で、スペイン語は話す国と地域によって定義が違いすぎる!難しい!と自らの経験を歌っている。「チリでは遠くにあるものを指す時に ”a la chucha" と言うのにコロンビアで ”a la chucha" って言ったら、脇の下の臭い匂いって意味になっちゃったじゃん」「"chucho" はアルゼンチンで寒いという意味なのにチリでは刑務所って意味だよ」「スペインに行ったらみんなジュース (jugo) のことを sumo! sumo! って言ってたけどあれ毎回毎回、日本のスポーツ "相撲" のことだと思ってたじゃねえかよ!」とかとにかく面白いビデオ。

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