BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【自分の世界はこう変わる】もしもスペイン語が話せたら。

スペイン語を話せる10のメリット

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① 4億7700万人と会話ができる
日本には英語=世界最大の共通言語という概念があるが、実際、英語はネイティブの数で見ても、話者数で見ても「スペイン語」に劣っている。スペインや南米の人とわざわざお互いの非母語 (英語) で話す必要はない。私たちがスペイン語を話せるとわかれば、当然彼らは100%スペイン語で会話したい。

② 有名人の言葉が字幕なしで理解できる
スペイン語を母語とする有名人はたくさんいる。スポーツ選手、歌手、学者や俳優など、自分が好きな人物のインタビューや歌詞を、その人から出たコトバのまま理解することができる。プロが訳しているあの字幕や和訳はあくまでも「訳 (言葉の変換)」。本当のニュアンスは翻訳不可能なことも。

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③ 他のロマンス諸語の学習が簡単になる
ラテン語に起源を持つ多くの言語のうち、特にスペイン語と似ているのはポルトガル語イタリア語。ポルトガル語においては、語彙の87%が同じという研究結果が出ている。その他、フランス語、カタルーニャ語、ガリシア語、ルーマニア語なども「スペイン語ネイティブ」が習得しやすいと言われる。

④ 世界どこへ行っても安心
海外旅行の経験がある人なら一度は感じたことがあるだろう。あの、日本に帰ってきた時の、安心感。空港のコンビニでの店員さんとのやりとり、切符売り場での質問、全てにおいて「通じる安心感」がある。スペイン語が話せると、これを世界中で感じることが出来る。その理由は、ヨーロッパに限らず、大都会へ行けばスペインや南米から出稼ぎ・学び・移住してきている人が多くいるから。この前もスイスのレストランで、メキシコ人のウエイターの人と意気投合した。フィンランドのホテルの受付嬢は、スペインに留学経験がある現地の人で、嬉しそうにスペイン語で対応してくれた。

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オランダから乗った大阪行きの飛行機の中には、入国カードの書き方が分からず困っているスペイン人が数人いた。日本人のキャビンアテンダントに片言の英語で質問するも通じず、困っていたので彼らの言語で説明してあげた。地元、岡山駅の切符売り場にも困っているペルー人カップルがいたり、香川県のとある駅でもスペイン語を話している観光客がいたり。いずれの場合も、お互い「え?あなたスペイン語話せるの?😂」状態で、かなり打ち解けられる。

 

⑤ 日本の商品名・建物名が…
日本人はスペイン語の発音を好む。

・(賃貸物件サイト) シエロ・ボニート
→ 美しい空
・(マンション名) バモス
・(ホンダの車) バモス
→ 行くぞ!
・(マンション名) ミ・アモール
→ 私の愛
・(お店の名) テネモス
→ 私たちは持っている
・(レストラン名) シンパティコ
→ 親切な
・(マツダの車) デミオ
→ 私の
・(日産の車) セレナ
→ おだやかな
・(ホテル名) ビスタ
→ 視界
・(サッカーのチーム名) セレッソ大阪
→ サクラ大阪
・(お菓子の名前) すっぱムーチョ
→ めっちゃすっぱい

など、あちこちでスペイン語が由来となっているものを見かける。その度になんとも言えない気持ちになる (笑) バモスはダントツの使用率1位なんじゃないだろうか。企業名、ホテル名、塾名、バルの名前…迷ったら「バモス」をつけているような。

⑥ 読める本の数、見れる映画の数が増える
スペイン語→日本語に訳されていない名作・歴史書・哲学書は無数にある。ホームページパッケージの説明においてもそう。読めるものが増えれば、知識は豊富になる。

オンラインショッピングは、販売元の国によっては英語版のサイトがないこともある。(その場合、フランス語とスペイン語有。) この前、友達からお土産で貰ったドイツのチョコレートにはなぜか英語表記がされてなく、現地語とスペイン語とアラビア語だった。…生活の中にもスペイン語が分かると便利な場面が。

⑦ 様々な可能性が増える、世界が広がる
留学先、進学先、就職先、移住先の選択肢が増える。多くの人とコミュニケーションを取ることによって生まれる「人脈」や「縁」が どんどん世界を網羅し、想像もしていなかった可能性を生むこともある。

⑧ 楽しい
これだけ自分の世界が広がると「日本語と英語のみ」を話せた頃とは違う、格上の楽しさ自信を感じる。ラテンの血を持つ仲間に囲まれて学ぶ楽しさは、何かを頑張って乗り越えた人にしか味わえない。彼ら考え方、明るさ、陽気さ、自己の強さ、そして生き方が私たちに与えてくれる影響はすごい。

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⑨ 世界の需要に近づける
オリンピックを控える日本、各国の旅行してみたい国ランキングで常に上位を獲得する日本。…はたして日本人はスペイン語の需要に追いつけているのだろうか。

その答えはNO。

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訪日外国人旅行者の内訳 (2017年版) を見ると、近隣国 (中国・韓国・台湾・香港) からの旅行者が目立つが、

・スペインからは10万人もいる
・北米からの168万人の中にはスペイン語話者数も含まれている
・南米からの訪日外国人数はその他110万人という枠に含まれているから定かではないものの、多いことが予想できる

*日本人の海外旅行率・留学率も近年高まっている

⑩ 海外で子供・年配の方とも対等に話せる
スペイン語圏の英語を知らない年代の子供・お年寄りともコミュニケーションを取ることができる。私は同年代と話すよりも、年下・年上と話す方が自らを成長させられると思っているため、これを大きなメリットと捉えている。スペイン語圏の文化に興味がある人にとって「幅広い年齢層の方との会話」は非常に重要だ。

まとめ:
・スペイン語はどんな場面でも必ず強みになる
・国境が無くなった感じがする
・自分の世界だけでなく、話す相手の世界も広げれる

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