BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【支払い済みのTASAの返金】間違ったModeloだったと気づいたら?

スペインでビザ関係の手続きを進める時、必ず払わなければならない TASA (タサ: 税金)。この支払い書にはいくつかの番号とコードがあり、申請する内容によってそれぞれ異なる。今日は、もし間違えた番号の支払いを済ませてしまった場合、どのように手続きを進めていけばいいか、返金は可能なのかについての記事。

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NIEを持っている人なら誰しもが目にしたことがあるモデル番号790 (コード012) の申請書。実はこれ、NIEの申請時だけに使う紙ではない。下の写真のオレンジの枠のところを見てもらうとわかるが、自分が申請したい項目をチェックするようになっていて、再入国許可書、一時的な滞在の証書、推薦書、など様々な証明書・許可証の発行の際にもこの支払い書を使う。最近では警察署のHPの Tasa790_012 へ行くとオンラインで個人情報を入力、申請内容にチェックをつけると自動的に支払額が出るようになっている。手書きだとミスする人が今よりずっと多かったに違いない。

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入力が全て終わると、PDF形式で自分のデータと支払額が全て載った支払い書が表示されるので、これを印刷して銀行へ持って行く。

NIE初回申請: 15.76ユーロ
再入国許可書: 10.50ユーロ

私は以前、再入国許可書 (Autorización de regreso) を申請するのに、間違って別のモデル番号の紙を印刷し、銀行で支払いをしてしまったことがある。

 

銀行の人は紙を見て必要事項を入力し、バーコードを読み取るだけでなので内容の確認をしてくれない。…そのまま支払いを済ませて移民局へ持って行った。

そこで初めて違う番号だと指摘され、気づいた。

金額は10.50ユーロと同じなのにコード番号が全く違う紙だった。移民局の人にどうすればいいか聞くと「本当は DEVOLUCIÓN DE LAS TASAS PAGADAS INDEBIDAMENTE (間違って払ってしまった税金の返金) 申請をしなければならないけど、今回は金額が一緒だし、今日のことなのですぐに銀行に戻って訳を説明しなさい。それで正しい支払い書はコッチですってこの紙 (モデル番号790 (コード012)) を渡しなさい。」と…珍しいほどに親切な対応をしてくれた。

すぐに支払った銀行へ。

言われた通りにすると、すんなり「おっけー、じゃあちょっと待って…」と訂正してくれ1分ほどで「はい、こっちがその正しい方ね」と。そして前の支払い書についてもらった証明ハンコにはボールペンで斜線が引かれた。2時間前と同じ銀行員のお姉さんだったから尚良かった。

急いで移民局へ戻り…

どうにかその日のうちに再入国許可書をもらうことができた、という話。結果的に、同じ金額だから良かったと言うより、『ミスに気づいたのが支払いを済ませたその日』だったことが救いのよう。

もし、後から気づいて返金手続きをしたい時は Solicitar la devolción de las tasas pagadas indebidamente をしよう。詳しくは、警察署のホームページを。(申請書を印刷し、個人情報と銀行口座情報、そしてなぜ返金が必要なのかの理由を記入し、指定された場所に提出する。)

スペインでは日本にいる時より何事も早めに行動を。

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