インテルカンビオ (intercambio) とは、交換・交流を表すスペイン語。一般的には「言語の教えあい・異文化交流」を意味し、どこの国でも留学生と現地の人の交流をはかる場となる。
英語ではランゲージエクスチェンジ。
日本でもインスティトゥート・セルバンテス東京がスペイン語と日本語の交流クラブを作って、インテルカンビオを行なっているらしい。
スペインで、この類のイベントに行くと日本好きな現地人と知り合い、連絡先を交換し、後日「スペイン語を教えるから日本語を教えてよ」という流れになる。
【よく使われるサイト・アプリ】
・Meetup
・Facebook
・掲示板
海外でインテルカンビオや「日本人と友達になりたい人集まれ!」みたいな交流会に参加する際には、ちゃんとメリットとデメリットを知っておいたほうが良い。
【メリット】
・無料で言語が練習できる
・スペイン人と友達になれる
・日本文化を教えてあげれる
・日本語を教える力がつく
・友達の輪が広がる
・日本人留学生とも繋がれる
・楽しそうな写真が撮れる
・スペイン語以外も学べる可能性も有
・楽しいかも
【デメリット】
・オタクが多い (アニメ、マンガ、コスプレ)
→ ちなみにスペイン語でオタクはフリキ "Friki"
・NOと言えない日本女子を狙ってくる人たちが多い
・言語交流が目的じゃない人がいる (出会い系)
・大して勉強にならない
・トラブル・犯罪に巻き込まれる可能性
・来ているスペイン人の大半は見た目が「インテルカンビオ」っぽいオーラ。ほぼ全員に共通の特徴を感じる。
・いい出会いがあれば超ラッキー
参加者の中には、すごく良い人で、真面目で、本気で日本語を学びたい、日本人の友達が欲しいと思ってくれてる人もたくさんいる。でも、そうではない人も多い。残念ながら実際にトラブルが発生、または嫌な思いをした、という話をこれまでにいくつも聞いた。
…私はこのインテルカンビオが嫌い。(このブログで注意喚起と嫌な事を書くのは、これとスリだけ。なぜ、嫌いになったか興味ない人はここまでで終わり!)
4年前、バル●●ナで2番目に大きいインテルカンビオ (日本人とスペイン人が交流する会) のリーダーになってほしいと友人から頼まれ、半年ちょっと様々なイベントを計画したり、ホームページを作ったり、宣伝広告を作って活動していた。毎週、自分たちのグループが主催のイベントには参加していた。
「真剣に日本語が学びたい、日本が好きなスペイン人と日本から来た留学生が交流できる場所」を設けたいとのことで出来上がった2つ目のグループで、毎回スペイン人が約10人、たまにメキシコ人やカザフスタン人が参加してくれた。当時、日本人留学生は今ほどおらず、2回だけUABに半年来ていた20歳の男の子が1人。
なぜ、新しいグループができたかと言うと、バル●●ナには多くの留学生が見たことがあるであろう『大きなグループ』が存在する。4年前、その人たちが関わるトラブル・被害が出ていたから。どんなものだったかというと、
被害例1:
日本人女子2人がインテルカンビオに言ってそこで知り合った男性と二次会のためボルノ地区にあるバルへ行った。そこで大量のお酒を飲まされ、意識が朦朧となったところで所持品を全て取られた。
被害例2:
日本人男子に近づいてくるある国籍の女性。彼女の目的はビザ。ただ日本の「永住権」が欲しいがために付き合おうと行ってすぐ話を結婚へ持っていく。その逆もあったよう。お互い違う国籍で結婚するとビザが両方もらえるからどう?みたいにもっていく。
など…。
「…健全なグループかどうかネットで見極めれないじゃん?」と思った人に言えることはただ1つ。参加前にSNSで、しっかりリーダーがどんな人が見た方がいい。本当に日本が好きで、日本とスペインの交流を深めようとしている人かどうか。 (日本人なのに「日本好きスペイン人」が集まる場やFacebookで、反日発言を連発する人は論外。)
インテルカンビオで嫌だったこと:
とにかくしつこい男性が多い。同年代のイケてる系じゃなく、スペイン人の友達すらも出来ないであろう部類のスペイン人男性。(20代後半〜30代後半、時にはもっと上も) ずっとチャットの嵐だし、やたら日本語教えて教えてと言ってくる。それで後日バルで会っても日本語勉強するのは10分で、後はずっとどうでもいい雑談で、THE・時間の無駄だった。目的が違うように思えた。
結果的に、別のグループと張り合うのも、雰囲気も嫌でリーダーを辞退した。
【トラブルに遭う前に】
・日本でしないことは海外でもしない
→ 出会って間もない人と夜中2人で出歩く、相手の家に行く、人気がない場所に行く、車に乗る、どこに住んでいるか詳しい情報を言う等
【トラブルに遭ってしまったら】
・即相手をブロック
・もう近づかない、連絡しない
・ひどい時は警察や領事館に相談する
・ストーカーなら家を変える
・そのグループ (人) と繋がってる日本人の子にも教えてあげて被害を増やさない
【現地で健全な交流をする方法】
・スポーツ繋がりの友達を作る
(テニス・サッカー・バスケ・パデル・柔道・空手等)
・スペイン語料理教室や手工芸のクラブに参加する
・現地の語学学校の英語コースにも申し込んでみる
(英語クラスにはスペイン人がたくさんくる)
・大学主催の留学生交流イベントに参加する
・ホームステイや寮生活をやめて現地のピソを探す
・「日本とスペイン」という縛りのないインターナショナルなインテルカンビオに参加する
経験上「無料」はやっぱり良くない。1ユーロでもいいから、3ユーロでもいいから払って何かに参加した方が絶対に良い。言語を学びたい時もそう。本当に上達させたいなら、お互いに払うべき。無料は習う方も教える方も身が入らない。
…と、こんなことが学べたマイナスの経験もある。
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