BARCELONANDO :)

1995年生まれ。ヨーロッパ生活5年目。バルセロナ・イタリア・ヨーロッパ・言語学・哲学に関する記事。

【なぜリズミカルで楽しそうに聞こえるのか】イタリア語

イタリア語がまだ喋れない頃、イタリア人たちの会話はまるで歌ってるみたいに聞こえた。楽しそうで、リズムがある感じで、滑らかに。…たまにふざけてるのかなって感じにも。スペイン語生活を送る中で、イタリア人とスペイン語で会話する機会がたまにある。彼らの訛りはどこか可愛く感じる。スペイン語の音とどこが違うのか日本人が発音しやすいのはイタリア語かスペイン語か

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まずイタリア語がまるで歌ってるかのように聞こえるのはアクセントの位置のせい。例えばスペイン語で「書く」は escribir (エスクリビール) と言う。そのままカタカナを読めば正しい位置にアクセントがおけてるはず。イタリア語では scrivere (スクリーベレ) と言う。スペイン語は最後の母音(音節)にアクセントなのに、イタリア語は違う場所にある。スペイン語は最後にアクセントだから『____-』←こんな感じ。
イタリア語は真ん中あたりにアクセントだから『__-__』←こんな感じ。だから抑揚が出る。あとスペイン語は子音の L (エル) が2つ重なったら paella (パエージャ/パエーリャ) っていう音になるけどイタリア語は「踊る」 が ballare (バッラーレ) のように、濁ることなく発音する。でもこの重なる子音は謂わばアクセントのようなもの。やっぱり、真ん中の音が強い。

イタリア語はほぼ全単語、1箇所伸ばすと言っても過言でない。スペイン語は世界で1番速い言語っていう記事を前に書いたけど、イタリア語はスペイン語にスピードは勝てない。速く喋ったとしても伸ばすところは伸ばすから。「日本はとても美しい国です。」という例文を2言語で比べてみると、

→ イタリア語では
Il Giappone è un paese bellissimo.
(イル ジャッポーネ エー ウン パエーゼ ベッリッシモ)

→ スペイン語では
Japón es un país muy bonito.
(ハポン エス ウン パイス ムイ ボニート)

日本人がイタリア語を聞くと可愛く思う理由は、チャ、キュ、キャ、キョ、チョ、チ、ピウ、とか赤ちゃん言葉に使いそうな音が多いからかな。…最後に、日本人が発音しやすいのはどちらか、ということについて。結論から言うと、やはりスペイン語。まあイタリア語もローマ字読みなんだけどね。それぞれの言語に日本人が発音しにくい音(日本語にはない音)ってのがある。その数でいくとイタリア語の方が多いのでは、と思う。例、GLISCE の音とか…。GLI はジとリの間の音で、SCE はシェの前に小さなスを言う感じ。RR の発音、 L の違いはどちらの言語でも同じで、この巻き舌や2音の区別は多くの日本人が苦手としてる。スペイン語の JA, JI, JU, JE, JO (カタカナにするとハヒフヘホだけど喉を使うバージョンのハ行) が出来ないって人がたまにいるけど、これは私は全く問題なかった。…結局は個人差かしら。