BARCELONANDO :)

1995年生まれ。ヨーロッパ生活5年目。バルセロナ・イタリア・ヨーロッパ・言語学・哲学に関する記事。

【スペイン語と日本語は世界で1番速い言語】自分の変化

スペイン語は話すスピードが速い言語。っていうテーマについて今日は書いてみる。後半にはそれが証明された研究について少し紹介。f:id:kaedetaniyoshi:20180809232334j:plain最近はずっとイタリア語生活。イタリア語、ゆっくりに聞こえてしかたない。スペイン語は速いだけでなく、会話の情報量も多いと思う。これには『スペイン人』と『ラテンアメリカの人』の性格も関係してるのだろう。だから大学の授業もとにかく1クラスで得る情報量がすごい。3回のクラス (2時間×3回) で教授が説明した内容の要点だけをメモってこれだけの量。ルーズリーフ約15枚。基本大文字で書くけど、特に速く話す時は追いつかないから小文字に。この科目に限らずどのクラスもこれくらい書く。

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最初、バルセロナに行って語学学校の先生から注意というかスペイン人と違うと言われた点は会話の情報量 (詳しさ) だった。「週末何した?」とか「いつも放課後なにしてるの?」っていう質問にも私は1フレーズで答えていた。日本語でもそう。週末何した?って聞かれたら『テニスしてたよ』とか『祖父母とご飯行った』と返事をする。いちいち「今週末は香川県に住んでいるおじいちゃんとおばあちゃんが1ヶ月ぶりに岡山に来てくれたからどこかにご飯食べに行こうってなって、近くにできた新しいレストランに行って〜を食べたんだよ!」とか言わないよね。でもスペイン語では後者が普通と最初のうちは口うるさく言われてとりあえず喋る練習をしたのを覚えてる。

まあ、もともと私はおしゃべりじゃなかったし喋るのめんどくさいって思ってた。だから基本友達と電話はせず、チャットのみ。スペイン語を上達させるため日本の家族とも電話もボイスメッセージもせず、ずーっと活字のやりとりだった。日本の音楽も遮断して。とりあえずスペイン語に集中した。その結果、どれだけ変化したかというと…2014年の3月に渡西して11月に日本に一時帰国して母と喋った時「よーしゃべるなあ、しかもなんか語順おかしいし早口になっとるんやけど (笑)」と言われるほど。周りにいつも楽しい友達がいたおかげで7ヶ月でA1からB1.3になった。…でも言葉に感情が入り始めたのはもっともっとあとの話。f:id:kaedetaniyoshi:20180809232419j:plainよく喋るスペイン人とそれに追いつこうと頑張った成果なのか、こっちで過ごす月日からなのか今では口数がとても増えた。良くも悪くも (笑) 5年も経てばさすがにもうスペイン語を話す前に頭で文法を考えたり、活用を確認したり、単語を忘れたりすることはなくなって、言いたいことが言いたいスピードで言えるようになる。でもそういう語力が高い低いじゃなくて、スペイン語を話してる時の脳は、他の言語を話してる時に比べてちょっとだけ疲れる。脳が動いてるなって感じがする。特に哲学関連のプレゼンをしたり友達と何かについて熱く述べる時なんかに。ま、客観的に考えるとベラベラベラベラってすごいスピードで言われてそれに相当する文量で返事をしてっていうやりとりで脳が日本語と同じ動きをしてるわけがないなー。っていう今日のつぶやき。

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最後に、これに関連する研究について…
1998年にフランスの言語学者のピーターさん (Peter Roach) が行った研究によると、スペイン語と日本語は世界で1番速い言語だという。59人(7言語)の人に20の文章を用意し、声に出して音読してもらった。1秒ごとに発する音節の数を調べると、日本語とスペイン語は「最速」の言語という結果に。意外なことに「遅い」言語とされたのは中国語とドイツ語だった。研究者たちは各言語の音節数を調べるだけでなく、伝達されている情報の密度も計算した。その際、ベトナム語との比較が行われた。すると、スペイン語が1音節あたりに含まれる情報量が他の言語より極めて少ないということが判明。反対に、中国語はスペイン語に比べ1音節に含まれる情報量が多い。

 

参考記事 (スペイン語):

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