BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活6年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。2019年6月より、バルセロナにある大学入試専門のアカデミアGUIUのアンバサダーに就任。スペインへの留学・大学進学に興味がある方は、お気軽にご相談ください 😊🇪🇸 barcelonandoo@gmail.com

【2週間に1つの言語が消滅中】今、世界には何ヶ国語ある?

【世界には何ヶ国語あるのか】
Ethnologue (エスノローグ) という言語研究雑誌によると現在、世界には7097ヶ国語存在する。そしてそのうち「公用語」として話されている数が多いのは、

・英語 (59ヶ国)
・フランス語 (29ヶ国)
・アラビア語 (27ヶ国)
・スペイン語 (20ヶ国)
・ポルトガル語 (10ヶ国)

中には複数の公用語をもつ国 (多言語国家) がある。スペインパプアニューギニアはその代表で、

スペイン: カステジャーノ語 (俗に言うスペイン語)、カタルーニャ語、ガリシア語、バスク語、アラン語
パプアニューギニア: 英語、ヒリモツ語、手話、トクピシン語

一般的に「多言語国家」と聞くと「方言がたくさん」というイメージを浮かべる人が多い。私もそのうちの1人で、カタルーニャ (バルセロナ) で数年生活してみるまでは「カタルーニャ語=スペインにある1つの方言」と思っていた。でも、今はハッキリとそれを「公用語」と認識している。

その背景には、

・話者の多さ
・スペイン語とは異なる文法・音韻論
・大学 (学校) の公用語
・映画や本がある
・政治家もその言葉を使って話す
・固有の文化を持っている
・語彙の豊富さ

などがあったのだと今、振り返る。

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【最も多く話されている言語は?】
その言語を母語とする人が多い数で見ていくと… 

① 中国語 (9億9000万人)
② スペイン語 (4億4230万人)
③ 英語 (3億7800万人)
④ アラビア語 (3億1500万人)
⑤ ヒンディー語 (2億6000万人)

*インターネットのユーザーが使用している言語は中国語よりスペイン語の方が多い。

 

【世界で最も勉強されている言語は?】 
2019年2月末に発表された Ethnologue (エスノローグ) の「世界で最も学ばれている言語 (2018年最新版)」には『従来のランキングの順位が変わった』と書かれてあった。

① 英語
② スペイン語
③ 中国語
フランス語 イタリア語

フランス語を押しのけてイタリア語が4位に上昇。しかし、ヨーロッパのみに焦点をあてて見てみると、

① 英語: カリキュラムに不可欠な外国語
② フランス語: 学生の33.8%が学習する外国語
③ドイツ語: 23.1%
④ スペイン語: 13.6%
④ ロシア語: 2.7%
⑤ イタリア語: 1.1%

確かに、スペインで「イタリア語を習ってる (習った)」という人に出会ったことがない…。

【イタリアで学ばれている外国語】
これまではEUの他国と同じランキングで

① 英語
② フランス語 (72.3%)
③ スペイン語 (18.8%)
④ ドイツ語 (8.7%)

だったが、最近ではこの傾向がガラッと変わってきているようだ。その理由は、生徒が抱く興味が「英語」と「フランス語」ではなくなったから。

イタリアの学生が学びたいと思う言語:

・スペイン語
・中国語
・アラビア語

この最新学生調査の結果から、多くの国公立・私立大学や教育機関では第二言語と第三言語の選択肢の見直しを行なっている。(ちなみに今私がいる南イタリアのカラブリア大学でもこの3言語が本当に人気で、中国語とアラビア語の無料コースが授業枠の外 (参加自由) で開講されることが決定している)

世界の需要と生徒の興味を国の外国語教育に反映できる (しようとしている) イタリアは本当にグローバルな国なのだと思う。

【イギリスの外国語教育】
グレートブリテン島では子供への外国語教育のクラスが45%も減った。ドイツ語学習者は67%、フランス語は63%減り、言語に対する関心の薄れがとても懸念されている。そんな中…スペイン語の授業登録人数は75%もUPした。
(2019年3月1日のニュースより)

 

【消滅危機にある言語の数】
国連の調べによると、43%の言語は消滅危機に直面している。その数はなんと2580ヶ国語で、2週間に1言語…消えているようだ。(http://www.unesco.org/languages-atlas/) しかし、これは「死」ではなく、今までの歴史の中でも見られた言語の変化である。その最も良い例はヘブライ語

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ヘブライ語は紀元後1世紀以来、日常で使う話し手の数はゼロ (口語としての死語) の状態だったため一度は消滅したものの、19世紀以降、あるユダヤ人の活躍により、話し言葉として復活した言語だ。その偉大な人物の名はエリエゼル・ベン・イェフダ

【+α】〜古代、石に刻まれた神聖なシンボル〜
今朝見つけたこの図。地域別の思想・宗教・言語に深く関係してそう。

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