BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【スペイン人との生活】良い関係性を保つために心がけたい10のこと

スペインで、スペイン人と一緒に住む時、どんなことに気をつければ良い人間関係を保つことが出来るのか。

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① お互いの生活リズムを把握する。
入居直後は細かすぎるくらい、自分の生活リズムを伝えるようにしよう。

「お昼ご飯のあとは14時から授業だからまた大学に戻るよ。で、夜は21時に帰宅する。」「今年は毎日8時半に家を出るよ。」「シャワーは毎晩、寝る前に浴びるんだ。」

そうすることで、お互いが1人の時間を有効に使える+相手への配慮もしやすくなる+若干の時間のズラしが出来るようになる。

・洗面所を使う時間
・友達を家に呼ぶ時間
・音楽や映画を大音量で楽しむ時間
・静かに読書をする時間
・料理に取り掛かるタイミング
・シエスタや朝ごはんの時間

どんなに仲良しな2人であっても、たまには「家に1人でいる時間」が必要

② 無断で相手の物を使わない。
食品庫にある調味料や油、お気に入りの食器、消耗品、タオル、替えのシーツや枕カバー、洗濯洗剤、ハンガーなど。もともと共用しようと決めているものであれば問題ないが、そうでない場合は、必ず一声かけるようにしよう。「次からは聞かずに使って良いよ」と言われることがほとんどだと思うが、親しき仲にも礼儀ありを常に念頭に。

生活音に注意。
スペインの中心部にあるピソは、昔ながらの古い建物の中だけをリフォームしたタイプが多い。入り口や玄関の扉は分厚く、重い。だからなおさら静かに閉める意識を。そして相手が寝ている時は一層、生活音に注意しよう。(スペイン人もイタリア人も、日本人より光と音に敏感。) 鍵もなかなか複雑な構造で、開けるのにコツがいる。

④ 外出前には一通り確認をする。
出かける前には、以下のチェックを心がける。

・玄関のドアは確実に閉まっているか。
・テラスやベランダの鍵は閉めたか。
・電気やガスの切り忘れはないか。
・蛇口はきっちり閉めたか。
・扇風機や暖房は切ったか。

⑤ 誠実かつフレンドリーに接する。
スペイン人は、オープンな性格な人が多いく、明るさとフレンドリーさも兼ね備えている。何か気に入らないことがあれば、数分前に楽しく会話をしていた相手であっても「またお皿洗いしてないじゃん、ちゃんとしてね!」「さっき水が出っ放しだったよ!気をつけてね。」「そういえば今朝、玄関のドアが閉まり切ってなかったよ、次からきちんと確認して行ってね!」と正直に伝える。嫌な空気にならないように、喧嘩にならないように、気をつけながらもハッキリ意見を述べる。

スペイン人のこの部分を真似れば、上手くコミュニケーションが取れるようになる。「キッチンの掃除ちゃんとしてね!」「今日は忘れずに〇〇買って来てね!」優しい口調で言えばOK!

⑥ 早朝や深夜に帰宅する時は、事前に連絡。
深夜でも夜明け前でも、ひとりで家にいる時に玄関の鍵の音がしたら怖い。廊下を歩く音が聞こえるのも怖い。だから相手を驚かせないためにも、帰りが遅くなる日は予め伝えておこう。

 

⑦ 何より掃除の徹底をする。
『キッチンの使い方』は、シェアハウスで多いトラブルTOP5に入る。使用後はすぐに掃除をし、ピカピカな状態に戻すこと!

バルセロナ (スペインの5割の地域) の水道水は、カルシウムやマグネシウムの含有量が多い硬水で、水滴が乾くと白い石灰成分が跡になってしまうから洗い物が終わったあと、シンクの周りの水滴を完全に拭き取るスペイン人もいる。

シャワーとトイレも共有なら、代わり番こで掃除が出来るように当番 (曜日や月) を2人で決めよう。どちらか一方のストレスが知らない間に増えてしまわないように。週1や月1で掃除サービスが来てくれるとしても、共有スペースの掃除にはルールを設けておいた方が無難。

⑧ たまに食べ物をおすそ分け。
次の日の朝ごはん用にパン屋さんでクロワッサンを買う時、1つ多く買って帰り、おすそ分けをするとか。買っておいた美味しそうなクッキーを開封した時に「何枚かいる?」と、見せに行くとか。職場のまかないを半分こして、最近の仕事の話をするとか。私はシェアハウス仲間と毎日ゆっくり1時間の会話をするより、5分×12回の方が好きなタイプ。メルセー ⬇︎ もそうだった。近すぎず遠すぎず。

⑨ フィエスタは、家の外で。
シェアメイトの許可を事前に得て、自分の友達数人を家に招いた時の食後の談笑も極力、バルでしよう。(シェアメイトも一緒に食べて喋って楽しんでいる場合を除く。) 晩御飯を21-22時に食べ始めて、楽しく過ごしていたらあっという間に0時前!なんてことも起こりうるが、スペインで誰かのお宅にお邪魔して夕食をご馳走になった時のリミットは『22時半-23時半』。レストランなら閉店10分前くらいまでが常識的。

⑩ 節電に協力する。
夏は扇風機、冬は暖房器具、そして照明は…365日。スペインの電気料金は年々が上がっており、日本と比にならないほど高い。だから現地の人たちは、節電を徹底している。30-40代以上の方は「電気の付けっ放し」「洗濯機の使い過ぎ (週に3回以上は回し過ぎと言われる)」「暖房器具の使い過ぎ」に厳しいイメージ。節電につとめておけば、揉める可能性も光熱費も下がる…! 

 

【おまけ: 軟水と硬水】
下の地図は、軟水と硬水の度合いを表したもの。水色は、軟水のエリア。青色は普通で、オレンジは硬水。バルセロナやバレンシアなどの沿岸地域は『超硬水』に分類される。

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バルセロナに来た最初の数日は、髪の毛を洗う時に少し「ギシギシ」とした感触を感じていたが、2週目以降は『超硬水』を忘れるほど全く気にならなくなった。日本と違って、水道水を飲むことがないからかもしれない。

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