2018年にリリースされたアルバム Balas Perdidas (流れ弾) の中から、この曲の和訳を ⬇︎
予想外の終わり方をするPV。
Morat: ”Yo No Merezco Volver"
モラット:「戻る資格はない」
Borra mi nombre de todas las frases que digas
その口から出る全ての言葉の中から
俺の名前を消してくれ
Guarda silencio si vas a llamarme otra vez
また名前を呼ぶことがあっても
そこには静けさしかない
No me pronuncies en vano
si tu corazión sigue medio averiado
まだ心に傷が残っているのなら
無駄に呼ばないでくれよ
Que yo no merezco volver
俺には戻る資格なんてないんだから
Quema mis fotos no es justo que sigan en tu vida
君の記憶に残すべきじゃないのなら
写真は燃やしてくれ
Pierde a mi sombra si vuelve a seguirte otra vez
また君の後ろを歩く日があるとしても
そこに俺の影はない
Ciérrame todas las puertas que cuando me fui se quedaron abiertas
家を飛びたした時
開けっ放しになっていた扉たち
全て閉めておいてくれないか
Que yo no merezco volver
俺に戻る資格はないから
No intentes perdonarme
許そうとしないで
Nunca te quise bien
一度も上手く君を愛せなかった
No intentes perdonarme
許そうとしないで
Que yo no me perdone
自分でも一生許せそうにないから
Dale un respiro a mi pobre conciencia
この出来損ないの心に時間をちょうだい
Que yo no merezco volver
俺に戻る資格はないから
Tú te has ganado el derecho para detestarme
君は俺を嫌いになる権利を勝ち取った
Que sea más fácil hacerlo será mi deber
でも自分で自分を嫌う方が楽だった
Nadie jamás se ha inventado ese dios que redima todos mis pecados
俺が犯した全ての罪を許してくれる神様を…
誰も創り出せなかった
Y yo no merezco volver
だからなおさら戻る資格なんてないんだ
No intentes perdonarme
許そうとしないでくれ
Nunca te quise bien
一度も上手く君を愛せなかった
No intentes perdonarme
許そうとしないでくれ
Que yo no me perdone
自分でも一生許せそうにないから
Dale un respiro a mi pobre conciencia
この出来損ないの心に時間をちょうだい
Que yo no merezco volver
俺はもうふさわしくないから
Dale un respiro a mi pobre conciencia
この出来損ないの心に時間をちょうだい
Que yo no merezco volver
俺はもう君にふさわしくないから
【新ver.】
2020年3月29日に公開されたアコースティックver.
【おまけ】
「すごく独特というか特徴的な曲でしょ。Yo No Merezco Volver っていう曲名からして(笑) ワンフレーズだもんね。しかも、Aメロ、Bメロ、サビ…、全部の終わりにこの言葉を持ってきてるからね。1番と2番で、それぞれストーリーが異なるんだけど、結局タイトルに結びつく。...自分から罪に飛び込んで、それを自ら償うような、こんな変わった曲は今までに歌ったことはないし今後、作ることもない。だからある意味レア。僕らの音楽の中で最も悲しい曲だろうね。人を裏切っておいて謝ることも誰かを非難することもないなんて…。"Yo No Merezco Volver" というフレーズを入れた曲はもう二度と書きたくないな。後半部分にみんなでウォーウォーウォーってコーラスをしている箇所があるんだけど、あそこに僕らは主人公の行為に対する苛立ちを込めたよ(笑) たぶん聞いてくれる人、歌ってくれる人もそうなると思う。」
【あとがき】
これまでの和訳の中で最もタイトルに時間をかけた。どう訳そうか?曲名だから『俺はもうふさわしくない』や『戻る資格なんてない』は、変か…。
じゃあ…?
…
…
んー。
…
…
ふさわしい日本語に出会えるだろうか?サーチをかけた。「彼女とよりを戻せない」「よりを戻す資格はない」「よりを戻す価値がない」「彼女にふさわしくない」などと日本語で。
…
…
結果的に、
・自分が犯した過ちを認識している
・許されることだと思っていない
・彼女がいる家に戻る資格がない
・もう会わせる顔がない
・恋人として自分はふさわしくない
=「もう戻れない」
=「戻る資格はない」
と、歌詞の解釈の連鎖で解決した。なぜ映画のタイトルをきちんとオリジナルの通りに翻訳しないのか、その理由が分かった気がした。
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