スペインで最もスリが集中している二大都市、マドリッドとバルセロナ。街にはたくさんの警察官がいるが、あまり現行犯逮捕の瞬間を目撃することはない。…果たして、スリの被害に遭ってしまった時、彼らは犯人を追いかけてくれるのだろうか。
【現行犯逮捕をすることはある?】
ある。バルセロナは、たまに警察官がメトロのホームをパトロールしている他、オレンジの服を着た警備の人が車内をチェックしている。もし、メトロの車内やホームでスリの被害に遭い、その場で気づいた時は、すぐに彼らの元へ。後を追いかけてくれる他、片方が警察へ通報してくれる。(基本的には2人組み警備。) プロのスリは、毎日80人〜100人、メトロの駅に身を潜めている。多発しているのは、財布と携帯電話を盗まれる被害。スペインでは絶対に、財布や携帯電話をズボンの後ろのポケットに入れて歩いてはいけない。100%盗られると思っておいた方が良い。
【バルセロナのメトロで逮捕】
下のニュース映像は、カサバトリョがあるパッセージダグラシア駅 (Passeig de Gràcia) と、サグラダファミリア (Sagrada Família) 駅で、逮捕されている場面。見てもらえれば分かる通り、スリはごく普通の、どこにでもいそうな服装をしている。そして「男性」とは限らない。
【マドリッドのメトロで逮捕】
続いて、首都マドリッド ⬇︎ 私服警察に話しかけられた犯人は、当たり前だけど「これは俺の財布だ。盗んでなんかいない。」と言い張っている。別の日には、移民の女性二人組も逮捕されている。メトロに乗り込む際にも、こうやって盗まれる。
マドリッドの警察は、道と同じように、スリの常連駅をマークし、防犯カメラをチェックしているらしい。そして怪しい人を見つけると、すぐに行動し、話しかけ、所持品と身分証のチェックに移る。
観光客の人は特に最初の日。
留学生の人は生活に慣れてきた頃。
気をつけよう。
【街中にいるスリ】
バルセロナ ⬇︎
マドリッド ⬇︎ (年齢制限有)
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