BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活6年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。2019年6月より、バルセロナにある大学入試専門のアカデミアGUIUのアンバサダーに就任。スペインへの留学・大学進学に興味がある方は、お気軽にご相談ください 😊🇪🇸 barcelonandoo@gmail.com

【イタリア大学入学方法】これまで記事にしてこなかった理由。

イタリアの大学を始める前、一度日本に戻り、ビザの申請と出願に向けての準備をした。スペインの大学入試の時と全く同じ書類を高校から取り寄せ、翻訳し、アポスティーユを付け、健康診断、無犯罪証明書など、必要書類を片っ端から集めた。そして東京のイタリア文化会館 (イタリア外務省の機関) でイタリア語のテストも受けた。スペインと違い、言語知識がゼロの人はビザの申請が出来なかったからだ。その日は、テストの後すぐに採点が行われ、合格が告げられた。ノー勉だったが、カタルーニャ語と似ている+イタリアでの生活経験が少しあったから余裕だった。ビザを受け取り、渡伊。イタリア語で入試 (筆記試験) と、口頭試験をした。これは2017年の話である。

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スペインの大学に関する記事はこれまでに45本書いている。なのに、イタリアの大学に入るプロセスについては一度も書いたことがない。今日はその理由を。 

 

【なぜ書かないか】
答えはシンプル、需要が無いから

…なぜ?

イタリアの大学へ行く日本人は少なく無い。
➡︎ 入試に関する情報・詳細が簡単に手に入る。
➡︎ イタリアの大学への出願は、必ずイタリア文化会館を通して行わなければならない。= 全て面倒を見てくれる!

【イタリアへ留学する人が多い理由】
① 入学情報を日本語で容易に入手出来る
② 美術と音楽が有名

この二点がスペインの大学入学と大きく異なる点である。実際、グーグルでイタリアの大学入学と検索をすれば、すごい数のブログやサイトがヒットする。イタリア文化会館から分かりやすい資料も提供してもらえ、とにかくラクだった。大学に関するページの質も高いし。

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【イタリアの大学】
スペインの大学より学費が安い+入試の難易度が低い。…いや、低くはないか。⬇︎ と比べたら簡単なだけで。

あとは、奨学金制度がかなり発達している国でもある。これに関しては、良いイメージはないんだけど。

【スペインの大学と異なる書類】
・等価証明 (Dichirazione di valore)
・成績証明の備考欄に平均点の記入 (必須)
・写真認証 (Autenticazione di Fotografia)

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今後イタリアの大学の入試や出願に関する記事はもう書かないから、この際まとめて小話をいくつか ⬇︎

 【小話1】
イタリアの大学へ提出する願書の署名の欄に自分のサインを書く時、わざわざ公証センターへ行かなければならなかった。署名が本当に私のものであることを証明してくれる「公証人」の前で自分の名前を書くという、ちょっと面白い経験。(こんな職業があるなんて知らなかった。) 偉い雰囲気が滲み出ているおじいさんに見守られながら、いつも通り、自分のサインをした。ただ、それだけ。3秒。

イタリアの公的機関に提出する書類は公証人の面前で署名し、署名証明を受ける必要がある。

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 【小話2】
高校の卒業証明書と成績証明書をイタリア語に翻訳する際、イタリア大使館公認の宣誓翻訳者と呼ばれる方に依頼をしなければならなかった。どの国の大使館も、公式な翻訳者リストを持っている。依頼人はこのリストの中からどなたかに連絡をする。金額や翻訳にかかる日が各々異なるため、何人かに見積もりを出してもらうのが一般的。私は今回もランダムで3人選んだ。最後は、最も速い&安い翻訳者さんを選んだ。

納期を待っている夏のある日、ドライブがてらに隣町の小さな図書館へ。西洋文学のコーナーへ行くと横に「イタリア語」という文字盤が見え、目に止まった『ヴェロニカと学ぼうイタリア語』と題された本だけを手に取り、文化の違いについて書いてあるページを読んだ。「面白いな」と本を閉じ、本棚に戻した時、あることに気がついた。著者: (翻訳をお願いした方) だった。

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 【小話3】
以前に【300記事目】キッカケから振り返る過去という記事の中でほんの少し触れたが、私はずっと「北イタリア」を志望していた。ヴェネト州が大好きで、住むならそこ以外は考えられなかった。しかし、学部を考えるとトリノ大学が魅力的で、そこを第一志望としていた。南イタリアなんて興味を持ったことが一切なかった。無料の旅行チケットが当たったとしても行かなかったレベルに。

しかし、バルセロナでのある出会いがきっかけでいきなり進路変更を決意。大使館に「すみません、提出した紙の第一希望ってまだ変更可能ですか?」と連絡をした。ギリギリどうにか大丈夫ですよ、と返事をもらい「これも何かの縁、南にしよ!」と。足を運んだことがない場所の大学を選んだことは、自分の中で過去最高に「冒険的な」選択だった。

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