【どんな気持ちになるか】
ワクワク60%、ドキドキ20%、やる気20%
『誰もしたことがないこと』には、基準が存在しない。だからとても伸び伸びした気持ちになる。もっと向こうまで走っても、途中で止まっても、引き返しても、自由。その代わり、自分が「やめる」と思えばその時点で全てが終わる。「まだまだ」と思えばどこまででも歩み続けられる。基準は自分。
【前例がないことをするということ】
「自分が先頭で歩いていく」ということ。前には誰もいない。どちらの道を選べば良いのか、合っているのか、リスクが高いのか。何も分からない手探り状態で進んでいく。経験談を聞くことが出来ない。何度も困ったり、苦労をしたりする。試行錯誤を繰り返し、解決策を見つけて行くしかない。責任は全て自分にある。
不思議なことに、一定の場所までたどり着くと、これまでの不安が大きな自信に変わる。安心感を得られるゾーンがある。
【とりあえず常に全力で】
「これから前例がないことにチャレンジするぞ」と思って始めることもあれば、結果が後からついてくることもある。「あれは過去に私しか成し遂げてないスゴいことだ」と、時間が経って気づくものもある。
1. 岡山城東高校からスペインの大学へ
2. スペイン人と同じ入試 (オール筆記) で世界文学史満点
3. バルセロナ大学哲学部の正規学生
4. 入試対策アカデミアのアンバサダー
5. スペインとイタリアの大学でダブル学位
ここ数年の生活の中で、前例がないと言えそうなことをいくつかしてきた。でも、自慢するつもりはこれっぽっちもない。母校では、日本人としては、私が「初めて」かもしれないが、それらの要素を除けば、誰かも普通にやり遂げているはずだから。
上の5つには「前例がないからやろう」と意識してしたことではない、という共通点がある。その時々にやるべきこと、やりたいことをただ夢中で続けた。失敗を考えることなく、とりあえず全ての物事に対して全力で、真面目に取り組んだ。どうせやるなら徹底的にしたいから。
「誰もしていないからやめておこう」という選択肢は私の中には無かった。「みんながすることをしても面白くない。よくある成功で得る喜びは、よくある喜び。既に誰かがしたことでも、何か自分らしさを付け加えれば良い。そこからどんどん自分の色に染めて行けば良い。」と思っていた。
【やろうかやるまいか】
悩んでいるなら、やった方が良い。そもそも、自分の中で「やらないでおこう」が強い時には悩まないから。それは「やりたいけど失敗したらどうしよう」という不安が立ちはだかっている状態。そんな時、私はいつも今しなかったら『未来の自分が後悔する』と思う。
【参考にする意味】
前例を参考にする意味って何だろう。その人と同じ失敗をしないように気をつけるのか。その人の真似をするのか。その人の改善すべき点を見出すのか。
【背中を押してくれる人】
この記事は484本目。実はもう既に500本目の記事 (テーマは生い立ちと家族) を書き終えていて、その中の一部で触れているが、私は家族から一度も「無理だからやめておきなさい」と言われたことはない。そのおかげで今日まで様々な経験が出来た。数え切れないアドバイスをもらった。(もちろん今でも。) それと同じように、私も誰かの背中を押してあげれるような存在でありたいと思う。
【本当の苦労を知っている人】
「新人」を前に偉そうな態度を取る人が嫌いだ。希望に満ちたキラキラの目をした子の自信を奪う人。どんなすごい経験をしてきたのか知らないが『本当の苦労を知らない人』だということはよく分かる。苦労をしてきた人は、他人に優しい。誰かに助けて欲しかったあの気持ちを知っているから、偉そうな態度なんて絶対に取れない。一度壊れてしまった心や自信を取り戻すのは非常に大変で。凹みきった人を見るたび、その要因を作った人に腹が立つ。
【終わりに】
楽しいと思うか、つまらないと思うか。あの判断で正しかったか。難しいか、簡単か。基準は自分の心。結局のところ「基準」とは「他人との比較」なのかもしれない。他人と比較することをやめたら、自分の範囲 (出来ること) が広がるんじゃないかな。協調は大事、でもやりたいことまで周りに合わせる必要はない。もっともっと個性で溢れたみんなの人生が見てみたい。
おすすめ記事: