BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【夏休みは最大2ヶ月半】イタリアの大学の授業年間スケジュール

イタリアの大学は、努力次第で、がっつり2ヶ月半も夏休みを取ることが出来る。

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【イタリアの大学に関する基本知識】
・学期始まりは10月の1週目
・2学期制
・テスト期間は年に4回 (9月,3月,6月,7月)
・テストは1教科につき1つでない (複数回)
・テストの日付は1教科につき2日

【前期と後期】参考: カラブリア大学
・前期: 10月1週目〜12月3週目
・後期: 3月1週目〜6月3週目

【テストを受けるタイミング】
1年の最後の授業はだいたい6月14日で、その翌週から約6週間にも及ぶテスト週間が始まる。

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半期に受講する科目数は5〜6で、それぞれに2種類のテスト (筆記&口頭か口頭×2) があるから…およそ10のテストを受ける。私は全てを夏休み前に終わらせる派だが、イタリア人学生の8割はそれが嫌で、2つのテストをこの期間中に受け、もう2つは夏休み明けの9月、あと3つは来年の3月…と先延ばしにする。だから結果的にテストがどんどん溜まって、3,4年で卒業するのは無理!となってしまう。

まあ確かに、1つ1つのテストが非常に難しく、一気に受けるとなれば毎日寝る時間以外は絶対に勉強しないと無理なレベル。…しかもそれを5週間以上続けるのはキツい。

【テストの日付は1教科につき2日】
2日あると言うのは…

文化人類学   6月19日と7月18日
伊-英語通訳  6月27日と7月19日
アフリカ史      6月27日と7月26日
伊-英語翻訳  6月28日と7月18日
伊-英語通訳  6月29日と7月16日
伊-西語翻訳  6月30日と7月13日
イタリア文学  7月02日と7月16日
現代史     7月03日と7月10日
発展言語学   7月02日と7月22日

こんな感じ。

最初のテストを primo appello (プリーモアペッロ) と、2回目を secondo appello (セコンドアペッロ) と呼ぶ。両方、全く同じ内容のテストで、生徒はどちらか片方だけを受けることが出来きる。もし不合格だった場合は、夏休み明けの9月にリベンジ。

自分がテスト勉強にかける時間を考え、
より都合が良い日付を選択する。

得意科目 ➡︎ 4日集中すれば大丈夫
苦手科目 ➡︎ しっかり時間をとる

 

ちなみにテストの日程確認や予約は全てオンライン!

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私がこの夏に受けるテストの数は9。早く終わらせて仕事や資格の試験勉強に時間を費やしたいから、6月末に6つも詰め込み…残り3つは7月に!

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今日、6月27日は2つ連続で受けてきた。一昨日は、12時〜19時までかかりヘトヘトに...。イタリアのテストはスペインのより疲れる。

1年次はほぼ全てが口頭試験のみだったが、2年次は通訳より翻訳が中心だから筆記試験も加わった。

筆記合格 ➡︎ 口頭1 ➡︎ 口頭2 ➡︎ 単位GET

「伊-西語翻訳」と言う科目なら、

口頭1はスペイン語ネイティブの教授と
口頭2はイタリア人の教授と

単位を1つとるのに3つも試験があることも。

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かなりハードだけど、
夏休みを長くとりたいなら、

7月半ばまでに全試験を終え、
8月と9月を丸々バケーションに!

こうすれば、2ヶ月半大学に行かなくて良い。

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