BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【シェアハウス事情】スペイン人と2人暮らしってどんな感じ?

スペインでの引越し歴
① ホームステイ【4ヶ月半】
→ スペインに来た当初、語学学校時代前半

② 語学学校学生寮【1ヶ月半】
→ 1人暮らしの物件が空くまでの期間の仮

③ 1人暮らし【1年】
→ 受験勉強に集中する生活

④ スペイン人と2人暮らし【2年】
→ 良い1人暮らし物件が見つからず急遽シェア

⑤ アティコ【1ヶ月】
→ 夏休みに最上階を借りてみた

⑥ 再スペイン人と2人暮らし【2,3週間】
→ イタリアからバルセロナに戻り一時滞在

⑦ 4人シェア
→ 国籍が全員違う4人で生活

 【スペイン人と2人暮らし】
次の家の条件は素晴らしかった。

『スペイン人女性30代がシェア相手を1人募集中、カタルーニャ広場から徒歩2分、空き部屋にはプライベートバス (浴槽付き) とトイレ、大きな窓、キングサイズのベット、大きなクローゼット、勉強机、高速ワイファイ完備、家賃550ユーロ+光熱費』

見学に行ってみると…

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写真で見たまんまの可愛い家だった。

気に入った。

でも、他にも数人の見学希望者がいたからミニ面接をすると言われた。

・自己紹介
・どんな性格か
・仕事をしているのか学生なのか
・いつまで住む予定なのか
・なんでここに住みたいか

 

シェア相手を探しているそのスペイン人は、

メルセーと言う名前の30代前半の独身女性。NYに数年住んでいたこともあり英語はペラペラ。基本的に夜、友達が経営するバル兼レストランでウエイターとして働いている。おっちょこちょいだがサバサバした性格の人。

お互い第一印象はとてもよく、話もしやすかった。何より、2人の生活リズムが違いが良かった。

・メルセー: 夜仕事で朝帰り→昼まで寝ている
・私: 朝9時前に家を出て夜8時半まで帰らない

シェアは、一緒にいる時間が長すぎるとだんだんお互いにストレスを感じてしまうから結構この生活リズムを重視して相手を選ぶ傾向にある。

見学の翌日「うちに住んでいいよ!」というメールをもらい、引っ越し日を決め、そこからスムーズに契約 (とりあえず1年)、荷物運び、住民登録ができた。入居時に、本当に私に経済力があるのか (学生だから家賃をきちんと払えるのか) を証明するために通帳を見せた。不動産会社の場合は、銀行の残高証明書の提示を求められることもある。

住み始めて思った、
『これ、実質1人暮らしだ。』

土日やメルセーの仕事がない日は、たまーに料理をふるまったり、ホームページの作り方を教えてあげたり、海外生活の話をしたり、逆に私が授業でわからなかったカタルーニャ語を教えてもらったりした。

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1年後にまた新しい物件を探す予定だったが、誰かと住んでる感覚はなかったし、家の条件は最高に良いし、タイルのプライベートバスとキッチンは可愛いし、屋上には広いテラスがあって洗濯がよく乾くし。。。大学までは歩いて2分!

申し分がなかったので契約を延長した。

そしてイタリア行きを決めるまで住んだ。もし、バルセロナにい続けていたら、間違いなくまだここに住んでいた。それほど良かった。

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【2年間で起こったトラブル】
2人の間に起こった喧嘩ではないが、スペイン生活ならではの色々なことがあった。

・度重なる家のWi-Fi会社からの架空請求
・身に覚えのない電気代の高額請求
・ドアが壊れて中に入れなくなる閉め出し事件
・4階から下の道路に落ちかけた事件
・見知らぬチワワがなぜか家にいた事件

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・下の新しい服屋の音量がありえない事件
・ガス漏れ事件
・パスワードがあるにも関わらず近隣の誰かにWi-Fiを勝手に使われる事件
・いきなりクローゼットから水があふれた事件

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スペイン人と一緒に住むのは困ることより心強いことの方が多かった。何かあった時に助かる。

光熱費はいつも請求書が届いてから割り勘だった。ちゃんとレシートを見せてくれてたから金銭面でも信頼できた。 

 

【2人シェアをする時の3つのポイント】
① 3人以上だと誰かがずっと家にいようが、友達を家に連れてこようが、何をしようがあまり気にならないが、2人だと…気になる。だから生活リズムが似てない人を選んだ方が良かったりする。

② 相手の性格が一番大事。最初に話した感じ、第一印象でだいたい合うか合わないかわかるから、見学時に出来るだけ会話をするよう心がける。

③ 住んでみてお金系のトラブルが発生したら何か理由をつけて出た方がいい。家賃滞納とか、光熱費を実際より多く請求してくるとかは、スペイン人同士でもよく起こりうる。

【〜しておいた方がいい】
・家賃を相手に振り込む場合は、銀行の種類を事前に確認しておくべき。私はそれをしてなく、EVO銀行 (初耳) の口座を言われて参った。La Caixaから振り込むと毎回手数料がいるし、支店は家の近くにないし…。
・現金で支払いをするなら、お金を渡す時、一緒に数えた方がいい。あとから「50ユーロ足りない」と言われても困る。
・タバコ嫌いの人は「禁煙」をきっちり確認しておくべき。
・自分の部屋とは言え、留守時には『シェア相手が勝手に入るかも』と思っておくこと。日本だと無断で入るのはありえないが、スペインだと大いにあり得る!
・無職 (失業中) の人は避けた方が良い。学生か仕事をしてる人に限る。じゃないとずーっと家でゴロゴロしてる。

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