スペインでの引越し歴
① ホームステイ【4ヶ月半】
→ スペインに来た当初、語学学校時代前半
② 語学学校学生寮【1ヶ月半】
→ 1人暮らしの物件が空くまでの期間の仮
③ 1人暮らし【1年】
→ 受験勉強に集中する生活
④ スペイン人と2人暮らし【2年】
→ 良い1人暮らし物件が見つからず急遽シェア
⑤ アティコ【1ヶ月】
→ 夏休みに最上階を借りてみた
⑥ 再スペイン人と2人暮らし【2,3週間】
→ イタリアからバルセロナに戻り一時滞在
⑦ 4人シェア
→ 国籍が全員違う4人で生活
【初の1人暮らし】2014年9月28日〜
スペインにきて半年が経とうとしていた頃。ホームステイ先のおばあちゃんが夏のバケーションに2ヶ月ほど出るというので、その機会に引っ越すことに!なぜ語学学校の物件ではないところを探そうと思ったか。その理由は2つ。
① 不動産会社とやりとりが出来るくらいの語力がついた
②「語学学校=ホームステイか寮」というイメージがあったが、クラスメートの中には案外『ネットで家を探したよ!その方が安いよ!』という子が多かった
私が通ってた当時の語学学校斡旋の家賃は、
ホームステイ→ 月€880 (約11万4400円)
寮→ 月€750〜800 (約9万7500円〜10万4000円)
他のアパートやシェア物件がいくらなのか、見当もつかなかったから月800ユーロがバルセロナでは「普通」だと思っていた。
⚠️ インターナショナルハウスバルセロナだけが高いのではなく、語学学校・大学が持ってる物件ならこれが相場。
イデアリスタというスペイン最大の家探しサイトを使って、次の条件に合う物件を探した。
・カタルーニャ広場の近く (中心地)
・ゴシック地区
・1人暮らし
・洗濯機がある
・ダブルベット
・地下と1,2階の部屋以外
・禁煙
・家具付き
・洗濯を外に干せる
・月の家賃は880ユーロ以下
めちゃくちゃヒットした、
その数なんと、200件超え!
そしてこの時初めて「880ユーロ=高い」と言うことを知った。月880ユーロ出せば結構条件が良いピソ (アパート) に住める。
調べるうちにわかったことは、
BCN中心地にある1人暮らしの物件は、
500ユーロ=地下の部屋や小汚い暗い部屋
550ユーロ=ん〜まあ短期なら住めるかな
600ユーロ=普通
650ユーロ=清潔感もあって十分キレイ!
700ユーロ以上=すごく良い部屋
ということ。
そして家賃は2種類;
・光熱費が込みの値段 (gastos incluidos)
・光熱費が含まれていない値段
前者は、水もガスも電気も使い放題に近い。でも、旅行に行ってて2週間家にいなかった!って場合も同額払わなければならない、一律の家賃。後者は、自分が使った分だけ毎月払うという一般的なもの。
私の目に止まった物件は、
PRECIO CON GASTOS INCLUIDOS €620
光熱費と週1の掃除サービス込みで620ユーロ
写真を見る限りとても可愛い部屋だし光熱費込みで月620ユーロ!ホームステイの時よりも毎月3万3800円浮く!しかも1人暮らし!
早速アポをとって見学へ。
…
…
…気に入った!
担当してくれたサンドラという女性はとても親切なおばちゃんで、ちゃんと契約書と住民登録の説明もしてくれた。ネットに書いてあった「内向き (interior)」という言葉に引っかかっていたが、行ってみると建物の内側は口の字型になっていて風も光もよく入る明るい部屋だった。調理道具が揃っているキッチンは新しくて、風呂場はホテルみたいに綺麗で、洗濯を外に干すスペースがある、、、即決。見学の前後のやりとりは全てメールだった。
1LDKと言えるのかよくわからないが、ベットがある部屋と、キッチン&食卓がある部屋と、トイレと風呂場だった。
家探しをする上で知っておいた方がいい部屋のタイプは以下の通り;
1. 外向き (exterior)
→ 太陽の光が良く当たる、道に面した部屋
2. 内向き (interior)
→ 太陽の光が当たりにくい建物の内側の部屋
3. 地下 (planta baja)
→ 太陽は全く当たらない、電気がないと生活でいない部屋
4. 地下と地上階の間 (planta baja/intermedias)
→ その名の通り
5. 最上階 (superior/última planta)
→ 値段も高い
6. 屋根裏 (buhardilla)
→ アパートの屋根裏部屋
7. 贅沢な最上階 (ático)
→ ピソの最上階で、広くて明るくてとても贅沢な部屋
3ª planta exterior なら
「3階 (日本で言う4階) の外向きの部屋」
いつもこの順番で書かれている。
【トラブルや事件はあったか】
これと言って大きな問題はなかったが気になった点を挙げるなら、
・隣の住民がマリファナを吸う人だったからたまに臭くて困った (バルセロナはマリファナが合法だからタバコ並みに若者は特にみんな吸ってる)
・洗濯物が下に落ちてしまったらもう拾えなかった (洗濯を干す場所の下は道や中庭ではなく、人が出入りしない植物スペース?だった)
・外向きの部屋なら道を歩く人の声が響いてうるさいというデメリットがあるが、内向きは生活音がめちゃくちゃ聞こえる。
・やっぱり太陽の当たり方は外向きに限る (洗濯物が乾きにくい)
・週1できてくれる掃除のサービスはいらない
・IHコンロだったからモカ (コーヒーのエスプレッソを作る器具) を使うのに苦労した
【好きだった点】
・ペトルチョル通り→ロケーション◎
・1人暮らしはのびのび最高
・料理が自由に出来る
・スペイン人と住むと洗濯は1週間に1,2回にしなくてはならないが、1人だと何回でも気兼ねなく回せる
・静かな家で受験勉強に集中できた
・広すぎず狭すぎない、ちょうどいい大きさ
・階段が螺旋階段で可愛かった
・ベッドが大きくてふかふかで良かった
・床がフローリングで掃除しやすかった (バルセロナは基本タイルか大理石)
・防犯が完璧すぎた (自分の部屋に入るまでに大きな鍵付きのドアが4つも…)
結果『1人暮らしは最高! 』
別の家にも住んでみたかったため契約の延長はせず、1年後 (切れる2ヶ月前から) 次の物件を探し始めた。
しかし、
スタートが遅すぎて良い物件に巡り会えず。
シェアハウスも視野に入れ、
〜探し続けること3週間〜
ようやく魅力的な物件を発見。
『スペイン人女性30代がシェア相手を1人募集中、カタルーニャ広場から徒歩2分、空き部屋にはプライベートバス (浴槽付き) とトイレ、大きな窓、キングサイズのベット、大きなクローゼット、勉強机、高速ワイファイ完備、家賃550ユーロ+光熱費』
続く…
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