BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活6年目。スペイン大学共通入試・スペインとイタリアの大学生活・EU旅行・文化の違い・言語学・哲学・5ヶ国語・バルセロナの歴史・おすすめレストラン・穴場など日々幅広いジャンルの記事を執筆中。

【共感されるのか】スペイン語上級者が感じるイタリア語の違和感

スペイン語が母語並みに話せるようになった日本人がイタリアへ行くと感じる違和感について。

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【未だに好きになれない】Va bene.
イタリア語で "Va bene. (ヴァッベーネ)" は『オッケー』『わかったよ』『いいよ』と言う意味で、非常に使用頻度が高い。

「明日は10時待ち合わせでいい?」
Va bene. (いいよ)』

「マリオまだ来ない!遅いなあ〜」
『Boh...va bene aspettiamo. (はぁ…まあ待っとこう)』

「テストの範囲は放課後チャットで送るわ」
Va bene, grazie! (オッケー、ありがとう!)』

と、1会話に1回は使われる。しかし、スペイン語の "Va bien" のニュアンスとは異なる。そもそもスペイン語ではそれだけで使うことはなく、

① 人称代名詞と使って「都合を確認」する
→ "¿Te va bien a las 17h?" (17時で大丈夫?)

もしくは、

② お決まりの表現で使う
→ "¿Todo (te) va bien?" (全部上手く行ってる?)

どちらにせよ "プラス" の意味ではない。¿Te va bien〜? はちょっとへりくだって「〜は君にとって大丈夫?」と相手の都合を聞く時に使い、¿Todo va bien? は気遣いがこもった挨拶「全部順調 (に行ってる)?」だ。

イタリアで、自分が何か言ったことに対して

"Va bene." と言われると

「まあええわ」「それでもいいけど」「別にええよ」のように、どこかそっけなく、偉そうな印象を受けてしまう。私がもしスペイン語を話せなかったら、このイタリア語の Va bene. はどう聞こえたのだろう。

【違和感でしかない】Mi manchi.
Mi manchi (ミマンキ)
は「あなたがいなくて寂しい、恋しい」だが、他の言語とあることが真逆だ。

英語: I miss you.
スペイン語: Te echo de menos.
カタルーニャ語: Et trobo a faltar.

そう、

上の三言語はどれも主語が「私」
「私は君を逃している」
「私は君がいないと何か足りない」

日本語でも「恋しい = 私は恋しい」で、なぜかというと「君がいない」から。

イタリア語は、主語が「君」
「君は私を不足してるだろう」=「君は私がいないから何か足りてないだろう」

自己が強い。

Mi manchi. って言われても

私が君はいないから寂しいんでしょ〜
私を恋しがってるんでしょ〜

と、聞こえてしまう。。。

 

【音が嫌いシリーズ】
ただ単に音が嫌いで、聞くのも言うのもニガテな単語がイタリア語にはあって…

Voglio (ヴォッリォ: 欲しい)
 → スペイン語では Quiero (キエロ)
Moglie (モッイェ: 妻)
 → スペイン語では Esposo (エスポーソ)
Scegliere (シェッジェレ: 選ぶ)
 → スペイン語では Escoger (エスコヘール)
Cioè (チョエー: つまり)
 → スペイン語では Es decir (エスデシール)
Uscire (ウシーレ: 出る)
 → スペイン語では Salir (サリール)

スペイン語にない音だからなのか好みなのか…。上手に発音出来るまでに1番時間がかかった単語は、フォーマルな挨拶の Salve (サルヴェ) だった。Lのルからのヴ。

【慣れるしかない間頭詞】Boh とか Ou 
イタリア人は「わからない」「さあね」「何も方法が浮かばない」って時に『ボッ』と言う。そんな時、スペイン語では Bueno... (ブエーノ) や Pues... (プエース) で間を上手く取る。同じ「わからない」でも、スペイン人の表現は、ん〜そうだな〜…これから一緒に考えて行こうよ!って感じ。

それがあるからだろう…

イタリア人の Boh

・わからないからもう考えない
・考えたってわからないものはわからない!
= これからどう対処していくか考えるのを放棄

…どこか無責任に聞こえる。まだイタリア生活は2年目で経験が浅いからなのかもしれないが、大事な話してる時や相手の相談に乗ってる最中に Boh と言われると少しイラッとする。「…は?」「何がボゥ?!」

イタリア人は友達に話しかける時「オゥ!」

「ちょっとちょっと!」は「オゥオゥ!」らしく、男女問わず口にしてる。

スペイン人は「エィ (Ei)!」

【ちょっと慣れてきた】 Auguri
おめでとう!はイタリア語で「アウグーリ」。スペイン語の Felicidades (フェリシダーデス) とかけ離れすぎてて…。

【正しく理解できなかったシリーズ】
Ci sentiamo. (チセンティアーモ)
= また連絡するね、連絡し合おうね、また話そうね
= スペイン語: Nos sentimos.

初めて別れ際にこれを言われた時の反応
「え?何?…何を?」

Carino. (カリーノ)
= かっこいい寄りの可愛い
= スペイン語: Bello かな Guapo かな

前から歩いてくる男性を見て、友達が横で "È carino." と言った。Carino = Cariñoso だと思ってたから少し驚いた。

Non ce la faccio. (ノンチェラファッチョ)
= できない、もう無理、我慢できない
= スペイン語: No puedo hacerlo.
  (直訳: No esa la puedo hacer.)

「チェって?ラって?何が出来ないって?」と最初は何を言ってるのか全くわからなかった。ちなみに、スペイン語の No puedo hacerlo をイタリア語にすると、Non posso farlo または Non riesco a farlo になる。

Figurati. (フィグーラァティ)
= イメージしてみて、どういたしまして
= スペイン語: Imagínate

スペイン語の Imagínate には「どういたしまして」の意味がないが、イタリア語にはある。

 

【言語の合う・合わない】
言語は本当に自分に合う・合わないがある。話せる・話せないとはまた違う。初対面の人と話して「あ、この人…」っていうアレと似ていて直感的にわかるもの。

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