BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【スペインのワーホリ: 仕事編】どんな仕事がある?求められる条件は?

2019年がスタートし、ワーホリ制度を利用してスペインに来る人が増えたな〜と感じる日々。今日は、それ関連のよくある質問に答えていく。

「どうやって仕事を探せばいいですか?」

「ワーホリで働くのは難しい現状ですか?」

「バルセロナにはどんな仕事がありますか?」

「語力や経験など、求められる条件は…?」

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【仕事を探すタイミング】
日本にいながらスペインでの仕事を予め探せるのだろうか?やっぱり現地に着いてから探すべきなのか?

結論を言えばどちらも可能。実際の経験からそれぞれのメリットとデメリットを書くと、

① 現地に着く前に探しておく
⭕️ 
仕事先が決まっていたら出発まで心の余裕が出来る、スペインに着いた時にすぐ働き始めれる、計画が立てやすい、最初にとるコンタクトがメールだから気楽
❌ 
働く先・上司・同僚となる人の雰囲気や評判がSNS上からしか知れない

② 現地に着いてから探し始める
⭕️ 
実際に足を運んでその場の雰囲気が見れる
❌ なかなか決まらず時間だけが過ぎていく可能性有、焦りが募る、直接履歴書を持ってあちこちまわるのは少し勇気がいる

次に、

【仕事先の選び方】
まず、自分はどちらのタイプか考えよう。

・どんな仕事でも良いから働きたい

・自分の売り・専門がある (寿司、建築、ホテル、サッカーなど)

前者の「どんな仕事でも良い」という人におすすめするのは、実際に今ある日本語の求人情報をチェックすること。バルセロナなら下のサイトを。

↓ このサイト (掲示板) は求人の数が多いから良い。バルセロナ以外の街もたくさん有。

後者の「自分の売り」がある、または経験したいことが明確にわかっている人は、上のような求人サイトをチェック+SNSで探す手がある。

いかにも現代風の探し方だが、

インスタ・Facebook・グーグルを上手く使おう。

これがなかなか効果的。

日本語のサイトでもスペイン語でも良いからとりあえず検索、それからインスタグラムでその場所の写真や口コミをチェック。いくつか候補を決めたら履歴書をメールまたは、SNSサイトにあるチャットで送ろう。

電子履歴書は無料で簡単に作ることが出来る。

私がいつも勧めているのは「えんがわ」という名前の履歴書テンプレートがあるサイト。アプリとかダウンロードする必要がなく、オンラインですぐ作れる。それに携帯で撮った証明写真なんかを上手く貼り付けたら…あっという間に完成。PDFでダウンロードして、メールに添付するだけ。

 

メールに必ず明記するべき内容は、
ワーホリでスペインにいつから滞在するか
スペイン語力英語力はどうか
・軽く自己アピール (ワーホリでくる人が増えているってことは、これからはさらに自分を売っていかないとだめ)

【スペインでワーホリ労働は難しい?】
難しくはない。ただ、スペイン語がある程度 (日常会話より少し上) 出来ないと厳しいのが現状。職種によってはスペイン語より英語力を求められるところがあるので、それは確認が必要。

【バルセロナ (スペイン) にある仕事】
ワーホリを使ってスペインのアパレルショップやファストフード店で働いたって人はまだ聞いたことがない。よく見る求人は、

・日本食レストラン
・ホテル (インターン)
・カフェテリア
・ベビーシッター
・知り合いのお店でバイト

「日本人」や「日本語ネイティブ」という肩書きが生きてくる仕事ほど簡単に見つかる。

・日本語教師
・JTBやHISなどの旅行代理店

は、ワーホリではなく、現地の労働許可証を持ってる人のみを受け入れる傾向にある。 

 

【求められる力】
スペイン語コミュニケーション能力だろう。あとは今までの経験や自分の目標を言葉に出来る力。

【断られても…】
初心者だから、経験がないから、言語力が…と断られても「誰でも最初はみんな初心者なのに」と思って根気強く探そう。本当に海外で苦労した人ほど、初心者を快く受け入れてくれるもの。これから新しい何かを頑張ろう!って人は全員キラキラしているから自信を持ってスペインでも頑張ってほしい。それぞれの1年という限られた時間が有意義なものになるように。

【不法労働の現状】
中国人オーナーの料理店では不法労働が多いとよく噂を聞くが、日本人経営のところでは聞いたことがなかったので「日本人はきっちりそういうところするだろう」と思っていた。しかし、現状は『日本人経営でも不法労働がある』。

ちゃんと契約を結んでくれる店なら、

・自分のワーホリの許可書のコピーを求められる
・自分のNIEの番号を聞かれる、またはコピーを求められる
・社会保障センターへ保険の登録手続きをしに行ってくれる (本人も同行し、社会保障番号をもらう)
・スペインの口座番号を聞かれる

「今、勤めているレストランから自分の個人番号を何も聞かれてない。社会保険の登録もしてない…」って人は正式な契約が結ばれていないだろう。学生 (NIEできている日本人) を多く雇っている店はその可能性が高い。

そもそもNIE (学生ビザ) でスペインにきて、アルバイトをするのは簡単なことではない。一応、週20時間の労働が認められているビザであるものの、働こうと思えば、雇用先はきちんと書類を集め、契約をかわし、スペイン政府に申請手続きをしなければならない。そして雇用主には学生の社会保険料を払う義務がある。この支払いと面倒な手続きをしなくない経営者が残念ながらいる。その場合、どうするか。

契約をきちんと結ばず、日本人を雇う。

スペインでは、このような不法労働のことをネグロ (英語: ブラック) と呼ぶ。このネグロは雇い主、雇われる側、両方に罰が下される。警察にバレて事情を聞かれた時「知りませんでした」とならないためにも、契約はきちんと確認するべきだ。最悪の場合、罰金だけでなく強制的に日本に帰国させられる。バルセロナでも、こんな現状があるなんて…ショックを受けた。

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