BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【偽名と手口を公開】バルセロナでピソ探し!最近の要注意物件!

今年の7月末にピソを idealista (家探しサイト) 使って探してた時に、あまりにもおいしい物件に遭遇し、結果的に怪しい相手だったから取引をやめた、という記事を以前書いた。

つい先日、またまた同じ手口の相手が現れた!今回は以前のことがあったから「またか、前と同じじゃん」と最初の返信を受け取った時点であっさり見極めれた。前に比べ、最近本当に悪質な人が増えてるからその注意喚起のために今日は「どんなサイトに注意すればいいのか」「どんな流れで怪しいと判断したか」について書いていく。私がいつも使う idealista はスペインで1番大きくて人気の家探しサイトなんだけど、そのサイトもこの相手を『怪しい悪質な団体』と認めたから「実際のメール・偽名・偽物件の写真」を公開

いつも通りサイトを見てると...

11月8日(木) 16:51 超好条件なピソを発見。
今はもうイデアリスタに消されてしまってるから見れないが、ちょうどFBにメモがてら非公開で投稿していたからキャッチ画像と、説明文の書き出しは残ってた。それをここに貼る。

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バルセロナでこのレベルのピソに1人暮らしは、月750〜800ユーロ (9万8000円〜10万5000円) が普通なのに、この物件はなんと、500ユーロ (6万5500円) だった。ダブルベットの寝室、トイレ、バス、洗濯機、キッチン、エアコン、TV、WIFI…全てついて500ユーロ…格安。光熱費、入居可能日に関しては公では触れてなかった。「6時間前にアップデートされた新しい物件」だったから、ついつい見てしまった。場所が「ディアゴナル駅の近く」とあったから『まあ…それなら500でもありえるのかな』と思い、連絡。

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11月8日(木) 17:59 idealista からメールが。
かれこれ4,5年使っているが、この内容のメールは初めてだった。

「あなたがコンタクトをとったピソ (広告ナンバー 83008705) は怪しいと判断されたため、記載が停止されました。もうこの広告主とはどんな会話であっても続けないことを勧めます。もちろん支払いも行わないでください。今回の場合でも、他のどんなシチュエーションでも、実際に物件を見るまでは絶対に支払いをしないよう注意してください。詐欺を防ぐためにも怪しいと思うサイトや異変を感じたら私たちのwebサイトに連絡お願いします。おかしい返事を受け取った場合も、悩まず、すぐに私たちの「コンタクトを取る」というページに相談してきてください。idealista チームより」

これを受け取った時点では、まだ相手から何も連絡がきてなかったから『さすがイデアリスタ!大手は動きが早いなあー!コントロールが最近すごい!じゃあもうあの物件からは連絡こないな。』と思ってた。

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そして翌日…

11月9日 (金) 19:36 あの物件から連絡が。

「オラ、返事が遅くなってすみません。今とても仕事が忙しい時期でメッセージを見返す時間がありませんでした。まだあのアパートに興味をお持ちかどうか連絡をお願いします。ありがとう、良い夜を。 ラモス ロペス レアンドロより」

というメールがスペイン語で届いた。偽名をそのままアルファベットで書くと、私のこのブログと繋がる可能性があるため…カタカナで。

このメールを受け取った時、完全に別の物件だと勘違いしてたから…

『お返事ありがとうございます。はい、まだ興味があるので実際に見学させていただきたいです。よろしくお願いします。』と返事をしてしまった。

(毎度、ピソ探しの時は候補の物件を5つほどに絞って一気にメッセージを書いて送る。返事にはピソの写真も番号もなく、だいたい道の名前が書いてあるだけだからどれがどのアパートの返事か混同しがち。だからそれを防ぐために、メッセージを送ったピソはFacebookに一旦載せて保存しておくようにしてる。)

11月10日 13:23 怪しすぎる内容の返事

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長いので要約すると、

「自分は今、仕事の関係でデンマークのコペンハーゲンのOMVという会社で働いててとても忙しく、スペインにはいない。2019年6月までは仕事の契約があるので国に帰れそうにない。あの物件には11月20日まで一家族が住んでいます。彼らが出て、3日くらいは次の賃貸者に向けた準備があるので11月23日からあなたに貸すことができます。家賃は月500ユーロで、デポジットは1000ユーロ、なので入居時に私は1500ユーロ受け取ります。家賃の500ユーロにはインターネット、テレビ、コミュニティ費、駐車場、光熱費、全てが含まれています。ピソには寝室、トイレ、キッチン、乾燥機付き洗濯機、冷蔵庫、ヘアドライヤー、エアコンが備えついています。住所は Carrer de Calvet の40番地になります。ちょっと問題が1つあって…、契約をするより前に、見学はできません!私自身、コペンハーゲンに引っ越さないといけなかったので、見学させてあげることができません。アパートのオーナーが Airbnb で全ての契約内容、プロセスを行うことになっているので、そちらのサイトから契約を進めてください。あなたについても詳しく教えてください。もし、これが気に入らない場合はこのメールに返事をする必要はありません。デンマークから全てがうまく行くように祈ってます。ラモス ロペス レアンドロより」 

という内容。 

 

前と全く同じ流れで、怪しいポイントだらけ。

① 自分は今スペインにいない
→ やけに詳しく聞いてもないのに会社名や私情を書いてきてる点も変。

② 500ユーロに全部含まれている
→ これは100%ありえない。安すぎる。しかも駐車場ついてますとか、ヘアドライヤーもありますって書かれてあるのは見たことがない。ホテルじゃあるまいし。

③ プライバシーがあるのに、2通目で番地まで教えてくれることはほぼない。

④ 契約の前にアパートの見学ができない。
→ ザ・詐欺。

⑤ Airbnb というサイト名を出して安心させる
→ Airbnb からプロセスを。って書いてあって、本当であるかのようにリンクを載せてるけど、物件のリンクじゃなくて Airbnbのメインページのリンク。

このパターンに出くわしたら要注意

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