BARCELONANDO :)

1995年生まれ。スペイン (barcelona) とイタリア (calabria) の大学生ならではの記事をup!

【住んでみて感じる】スペイン人とイタリア人の違い

 

両方の国に住むまではスペイン人イタリア人は似てると思っていた。両方の国の友達を比べて、強いていうならイタリア人の方が大らかで、にぎやかだな〜と感じていた。今日は実際にスペインからイタリアに引っ越して見えてきた「12の違い」をシェアしてみる。

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① 母親との距離・自立
イタリア人は本当に母と息子の仲がいい。何かあればすぐ電話する。「今日ちょっと熱っぽいかも」と息子が言うと20歳であろうが30歳をこえていようがお母さんは両手で子供の顔を包んで『ほんとね、大丈夫?今日はゆっくりしてるのよ』とまるで小さい子に言うように心配してあげる。息子も息子で「買い物中にパスタの具材と作り方」を母に電話で確認するし「明日の祝日はバス動くんだっけ?」と交通情報まで母に電話。たまに『そこネットじゃなくて母なんかい』と突っ込みそうになるけど私はこの関係性をすごく良いと思うし、どこか羨ましくもある。スペイン人も家族を大切にするし、母と息子の関係は日本人より深い。若いうちからの「自立」に関して言うと、スペイン人は30歳過ぎても両親と同じ家に住んでる人が多い。これは失業率の高さと関係してると言われている。

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② ジョーク
イタリア人の言うジョークは涙が出るくらいまで笑うことが多い。スペイン人も冗談をたくさん言うけど、日本人のお笑いのツボと合ってるのはイタリア人なのではないかと思う。スペイン人の友達の言った面白いことで涙目になるほど笑ったことは今までにないかも…?友達と晩御飯を食べたあとの帰り道、歩いてたら何かにつまづいたっていうシュチュエーションでスペイン人なら「大丈夫?…さっきコーラと見せかけてあれお酒だったとか?(笑)」と言うならばイタリア人は「大丈夫?」と気遣ったあとにオーバーに自分もつまづいてみて笑わせてくる感じ。大勢での食事や授業中・会議中、喋れない場面で何か面白いことが起こったらイタリア人は変顔やニヤっとして目配せでそれを伝えてくる。

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③ 人情を持って働ける
大都市の人間だからなのかバルセロナの人はウエイターも銀行員も役所の人も真面目に仕事をする。役所の人はロボットくらい人情に欠けていた。イタリア人は首都ローマであっても、南イタリアでも鼻歌を歌ったり、楽しそうにpcを見てたり、日本行ってみたいんだよね〜、日本語で何か単語教えて〜と言ってみたり仕事中なのに「え!」みたいな場面が多い。バルセロナでビザの手続きをする時 (日本の大使館から)、そこで働く人はびっくりするほど冷たく、機械的に仕事をしている。まあ、日本でも事務関係の仕事はそうなことが多いけど。でもイタリアはお役所や警察署の雰囲気も全然違う。お国柄かな、どんな職種の人でも優しい。

 

④ 綺麗好き・美意識
イタリア人は綺麗好き。しかも美意識が高い。身だしなみもそうだし、美術に関してもそう。おしゃれという自覚はあるようで「スペイン人よりイタリア人のファッションの方がイケてるでしょ?」と。前回に別の記事この内容については触れたことがある。

【似てるようで似てない】スペインとイタリアの文化の違い - BARCELONANDO :)

⑤ お金の使い方
スペイン人、特にカタルーニャ人は財布のヒモがかたい。イタリア人は男子から女子、女子同士、男子同士、カフェやドリンクをおごることがよくある。友達にお金を使うのはイタリア人、倹約家なのはスペイン人。もちろんどちらか良い悪いはない。バレンタインにチョコをあげたとして、イタリア人は花束やホワイトデーのセットを買って返してくれる感じ。スペイン人は心を込めたお礼の手紙と手作りの何かと小さいプレゼントをくれる感じ。

⑥ 日本が好きな理由
外国人が日本を好きな理由が二択にわかれる。アニメや漫画が好きなオタクか、日本の文化・食に興味がある人か。スペインとイタリアにおいても同様で、スペイン人の若者は前者が多い。小さい頃にドラえもん、ドラゴンボール、ナルト、アラレちゃん、遊戯王を見ていたらしい。バルセロナの中心地のFNACというお店にある漫画コーナーはいつも若者でごった返している。イタリアでも日本のアニメはテレビで見れるから今の20代前半の子たち (1993年生まれ〜1999年生まれあたり) はカードキャプターさくら、セーラームーンやポケモン世代だとか。30代はキャプテン翼、ドラゴンボール、キャンディキャンディって言ってたかな。どちらの国でも日本食はブーム。でもイタリア人は「生魚」や「寿司」が食べれない、食べたことない、嫌いという人の割合が高い気がする。スペインの方が日本人経営の日本食レストランが多いからか、割と正しく和食か中華かを判断できる。年配の方を比較すると、イタリア人の方が「文化」について知ってくれてることが多い。両国とも老若男女問わず、日本に対して良い印象を持ってくれているのはありがたい。

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⑦ 動物好き
どっちの国も動物好きは多い。イタリアはペット (特に犬) を家族として大事に育てる。チュっとキスしたり話しかけたり、時には怒ったり。愛犬を見るとみんなニタ〜〜っと笑顔になる。買い物も、朝のカフェ、家の中でも一緒。北イタリアでは、お昼レストランへ一緒に連れて行くことも。犬がまた賢い!逃げることなく飼い主の方を見ながら横を歩いてる。信頼関係がすごいんだろうなーと見ていて思う。スペインは残念ながらイタリアより犬禁止のカフェやレストランが多い。

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⑧ 時間の過ごし方 
スペイン人は休みの日にはジムに行ったり、好きなスポーツ・ゲームをしたり、音楽仲間と集ったり、活動するのが好きで、イタリア人は公園や海 / 湖でゆっくりピクニックしたり散歩したり、ドライブするのが好き。どちらの国も家族・友達と過ごす時間を大切にするから、食事は1,2時間楽しみながらとる。食後の会話も長い長い。

⑨ 国外で働く人の割合
スペインは失業難が影響して、エリートが国外に就職する割合が高い。大学で経営学を専攻 → イギリスやドイツへ行って銀行就職ってのはよく聞く話。美術系の人はパリへ。イタリア人はイギリスやスペイン (バルセロナ) に行って仕事をする人が多い。どちらの国の人もすごく距離が離れている日本やアメリカには憧れがあるようで、いつか行ってみたいなー、仕事あったりしないよねー、と。

⑩ 本・詩が好き
本と詩が好きってこれはイタリア人あるあるなんじゃないかな。私の友達だけかな、ふとした時に詩を書きはじめる。夜に月や星を見ながら書いてたり、カフェを楽しんでる時にカモメが飛んできたらその子のことについて綴ってみたり…感性が豊か!スペイン人もイタリア人も誕生日や何か特別な日に本をプレゼントすることが多い。誕生日、サンジョルディ (カタルーニャ州のバレンタイン)、クリスマス、引越しのお別れ、なんでもない日のプレゼント…で今までに7冊もらった。ジャンルは送る側の性格によって違う。アドベンチャー小説、詩の本×3、哲学の本、映画になった本、アニメの書籍化されたもの。

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⑪ 性格
私がスペインに4年住んでスペイン人に対して持ってた印象: 優しい・倹約家・時間にルーズ・計画的じゃない人が多い・たくさん喋る、誰にでもフレンドリー、楽観的。イタリア人: 気配りが日本と似てる、親しき中にも礼儀あり、前向き、意外と計画的できっちり物事をこなす、にぎやか、今を楽しんでる

「気配りが日本と似てる」という点が個人的には好きな部分。私がする何気ない気配りにもちゃんと気づいて、それにお礼を言ってくれる。バルやカフェで注文する時も丁寧に敬語で「〜がほしいのですが」と注文する。スペインも友達と話すよりは丁寧に注文する人が多いけど、"Quisiera un café por favor. (コーヒーをいただきたいです。)" の礼儀正しい言い回しで注文する人は少ない。お願いする時には "¿Podría〜?" って使うけど、丁寧度は Quisiera > Podría > quiero だからね。

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⑫ 友達・恋人・家族の呼び方
スペインでは大事な人を "cariño (愛おしい/可愛い)" と呼ぶ、短く "cari" と呼んでいるのもめちゃくちゃ聞く。恋人に対してよく使うのは "nene/a (ベイビー)" "amor (愛)" "vida (人生)" "churri" "gordo/a (デブ)" "gordi (おデブちゃん)" "feo/a (醜い)" である。churri は意味がある単語ではなく、ただ彼氏彼女の呼び名として最近流行ってる。若者を中心にすーごい使われてる gordi と言う単語は「デブ」を意味するのに、呼び名として使ったら悪い意味では無くなって「大切な人を呼ぶ意味になる」…ってのは理解不能。親しい友達は「おじ・おば」を意味する "tio" や "tia" を使う。スペイン人は友達の名前を変えて呼ばない。が、イタリアでは親しくなると KaedeKaedina, Kaeduza, Kaedona, Kaedita などいろんな形に変化する。そして恋人には "amore (mio) (私の愛)" "mia vita (私の人生)" と呼んだり、お星様、空、と宇宙規模の呼び名に。