イタリアのスーパーには100種類以上のパスタが売られている。小さいスーパーにも20種類以上あることが多く、日本やスペインでは見たことがない形をたくさん見る!
イタリア人の食に対する愛とこだわりはすごい。
具材によって作るソースを変え、ソースによってパスタの種類を変える…。お目当のドライトマトがなければ何件でも車を走らせる。そんな彼らと買い物へ行くうちに、どのソースの時にはどの形のパスタを使うかだんだん分かってきた。
最も有名で人気なのは、Barilla (バリッラ) というイタリア最大の食品会社のブランド。表面がつるつるしてるタイプ。日本でもバリッラのパスタを1,2種類見たことがあるけど、値段はイタリアで売ってる3倍ほどする。バリッラはパスタ以外にも、パスタソースやお菓子も出している。
普段きちんとソースから手作りするイタリア人でも、時間がない時はビンに入ってるパスタソースを買い、塩胡椒で好みの味に整える。
パスタは基本、500g か 1kg で売られていて、箱にパスタの数字 (種類) と名前、茹でるのに必要な時間が書いてある。↓ この3つのパスタ、パッと見、全て同じに見えるけど実は全て違う。1番上のは n.3 (3番パスタ) で名前は SPAGHETTINI (スパゲッティーニ) で茹で時間5分。真ん中のは n.7 (7番パスタ) で名前は SPAGHETTONI (スパゲットーニ) で茹で時間11分。下の n.5 はSPAGHETTI (スパゲッティ) で9分。何がすごいって、右にある写真、パスタの太さがどの写真もちゃんと違う (笑)
値段は1箱 (500g) 0.65ユーロだから日本円で約85円。安い時は 0.33ユーロだったり 0.45ユーロだったりする。そんな時に好きな番号のをまとめて買っておく。
こんな感じで本当に色んな種類がある。
私が好きなのは n.9 の BUCATINI (ブカティーニ) という太めなパスタで、中がストローみたいに空洞になってる!これはトマトのミートソース系か、海鮮系と相性が良いパスタ。
次に好きなのが n.1 CAPELLINI (カペッリーニ)。めちゃくちゃ細く、2分半〜3分ゆでるだけでOK。これは和風の味付けにする時に大活躍。ラーメンの代用になる!手鍋にダシ醤油と砂糖と胡椒とにんにくを入れて沸騰させる。ベーコンかミンチ肉を入れ、更に長ネギや人参を追加してグツグツ煮込む。スープができたらこのパスタを入れるだけ!10分かからず出来る超簡単ラーメン風パスタ。冬におすすめなメニュー。ダシ醤油 + わさび につけてそうめん風に食べるのもアリ。
太いのは太いので美味しい。すごい小さい n.21 やバリッラのお米はまだ食べたことがない。
冷たいものがある売り場に行くと生パスタがある!下の写真は RAVIOLI (ラビオーリ) っていうパスタで、中に肉やチーズや野菜が包まれてる。カボチャ・生ハムとチーズ・キノコ・トマトとチーズとバジルなど種類は豊富。好きな味は、ほうれん草とチーズ。和風に味付けするなら肉系がお気に入り。中華スープにいれたらワンタンみたいになって美味しい。
讃岐人にはたまらないこの太い生パスタ ⬇︎ イタリアンではなく、ついつい甘辛な味付けをして煮込みうどん風にしてしまう。値段は、生パスタの方が高く、500gで1.25ユーロ。箱の乾燥パスタは、500gで0.65ユーロ。
イタリアの生パスタは本当に美味しいから、日本に帰る時に家族に食べさせてあげようと持って帰ってみたことが何度かある。夏でも腐ることはないだろうけど、お土産として帰国するなら冬が良いかな。スーツケースで。
もう1つ最近ハマってるのがこの、Buitoni が出しているソースで、茹でたパスタと炒めた野菜にかけるだけ。ビンに入ってるソースは「レトルト」っぽい味であんまり好きじゃないけどこれは美味しい!1番おすすめは salsa funghi (キノコソース) で、焼いた魚の上にかけると最高。
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