BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【大学の学費&ビザ編】スペインとイタリアの生活比較

イタリアとスペインの学費はどちらが安いの?現地の保険料はいくら?ビザの手続きはどちらが大変?違いは?など、現地に住んでみないと分からないお金と手続きの話。

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【学費比較】
簡潔にスペインとイタリアの国立大学の学費を比較する。どちらも文系で学士号を取るコース ⬇︎

バルセロナ大学 (Universitat de Barcelona)
哲学部  (4年制)
年間: 授業登録料50ユーロ、授業料1800-2000ユーロ、その他 (スポーツ施設料など) 339ユーロ

カラブリア大学 (Università della Calabria)
言語/翻訳/通訳学 (3年制) 
 年間: 授業登録料33ユーロ、授業料720-780ユーロ、学生証作成8ユーロ

【現地の保険料比較】
どちらの国も、学生証を更新するために現地の保険に加入しなければならない。私が入っている保険は名が通ってる会社の1番安い必要最小限のプラン、いつも元気で何年も病気で病院に行ってないから。

スペイン: MAPFRE  
→ スペイン語で保険は Seguros médicos と言う。NIEを更新する時にはどんなに安い保険でもいいが、hospitalización (入院保険) がついているものでなければならない。値段は月30ユーロ前後だから年間360ユーロほど。

イタリア: GENERALI (INA-ASSITALIA)
→ イタリア語で保険は Assicurazione sanitaria と言う。年間98ユーロ。学生向けの保険だからめちゃくちゃお得。受けれるサービスは「イタリア国内、またはシェンゲン内で起きた突然の病気や事故で公共の病院へ緊急入院した時の医療費が無制限」と「医師サポート」。

 

【ビザの手続き比較】
ビザの手続きは全く大変さが違う。イタリアはめちゃくちゃ簡単。スペインは難しい、というか面倒。スペインでは申請書や税の支払い書は自分で印刷して、警察に行ったり銀行に行ったり。書類を提出したら後日、指紋採取で警察署にまた行って、カードが出来上がったらそれを取りに…。しかも毎回予約をオンラインで取らなくちゃいけないし、予約は取れないし…。と何もかもストレス。イタリアは全ての手続きが最寄りの郵便局で済ませれる。しかも申請書や支払い書、その他必要な書類が準備されてある。「滞在許可証の更新したいからキットください」と郵便局で言えば、大きな封筒を無料でGETできる。その中に入ってる書類を記入したら郵便局にまた行って確認してもらい、支払いを済ませる。そこでなんとカード受け取りの日の場所と時間が書いてある紙がもらえる!非常に楽でストレスゼロ。↓ これがそのキット!

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【各種証明証発行にかかるお金】 
バルセロナ大学
   滞在許可証 (NIE) 更新に必要な書類 (expediente académico) は無料、その他の証明書は1部27.70ユーロ-。カタルーニャ語の他、スペイン語と英語に翻訳可能。

カラブリア大学
   滞在許可証 (ペルメッソ ディ ソッジョールノ) 更新に必要な書類 (成績証明証16ユーロ、出席証明証16ユーロ) で、その他在学証明や大学登録証明書、卒業証明書も全て一律16ユーロ。

【スペインとイタリアの学生ビザ】 
大きく違うのは期間。スペインはお金さえ払えば (語学学校なり専門学校なり大学なり…) とりあえず何年でも学生でいられる。でもイタリアは学生でいられる上限があるらしい。3年まで。…最高3年しかいられない。イタリアの大学は3年制だけど日本みたいにほぼ全員がその期間内に卒業するわけではない。多くの学生が3年+1年生、3年+2年生というようにまだ大学に残っている。スペインも一応4年制だけど、金銭的事情や試験の難しさから5,6年かかる人も多い。イタリアで卒業を考えるなら何が何でも3年で卒業しきらないと、ビザが更新できなくなる!

【蛇足情報】 
どちらの国も、学生証の写真はみんなすごく笑顔。

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