BARCELONANDO :)

1995年生まれ。ヨーロッパ生活5年目。バルセロナ・イタリア・ヨーロッパ・言語学・哲学に関する記事。

【4度目のNIEの更新 → 拒否】未だ腑に落ちない体験談

NIEの更新をスペインの警察から「拒否」されたらどうなるか?きちんと全ての書類を提出しているのになぜ拒否されるのか?4回目のNIEの更新で起こったありえない出来事について。 

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結論から言うと、1度でも警察から「拒否」されるともうNIEの更新は出来なくなる。また日本に帰って、東京の大使館へ行って最初の時のように全て初めから学生証の申請をしなければいけなくなる。たとえ拒否の理由が明らかな警察側の手違いであったとしても。

私は4回目のNIEの更新までは問題なく割とスムーズにビザ関係の手続きが行えていた。必要書類を集めるよりも cita (予約) をオンラインでとるのが何よりのストレスだった (笑) 毎回書類提出するにも、質問をするにも、指紋採取するにも、予約が必要で、なかなかそれが取れない。取れたとしても2週間〜1ヶ月後だったり。そうこうしてたら日本に帰る用事が出来て今度は再入国許可書を申請しなければ…なんて。

今まで通り、銀行で残高証明書、大学で成績・在学証明書をもらい、スペインで入ってるMAPFREの保険の更新もして…全ての書類を集めて更新手続きへ行った。それからしばらくして、ある日ポストに extranjería (移民局) から通知が届いた。開けてみるとなんと「勉学や研究における滞在許可証の更新拒否 ("Denegación de prórronga de autorización de estancia por estudios")」と書いてあった。通知書には拒否の理由が2つ書かれていた。どちらも納得いかない理由。

① 銀行口座にあるお金が十分じゃない。
    (2年は暮らせる資金があったのに)

② 大学の授業の試験に合格していない。
  (合格してるから、単位がとれてるから、来年度の授業登録が完了した直後だったのに)

急いでメールを書いた。

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1週間しても返事が来ない。1週間後全く同じ内容のメールを再送信。3,4日待ったけど返事がないので直接オフィスへ聞きに行くことに。

バルセロナでNIE関係の業務をとりもっているのは、OFICINA DE EXTRANJERíA DE BARCELONA、そこへ行ってみた。そしたら受付で跳ね返された。

バルセロナでは…

質問がしたい時、直接オフィスに行っても「まずはオンラインで事前予約 (cita) を取ってきて」と必ず言われる。その質問が sí か no で答えれる程度の簡単な質問だとしても。だから行く前には información (情報) っていう予約を取る。質問はメトロL4のJoanic駅の近くにある passeig sant joan 189 のオフィスへ。

3日後の予約が取れた。

大学の事務室でこの通知書を見せると、そこにいた数人の事務員さん全員が眉間にしわを寄せた。「ありえない」「学生番号は?」「単位は十分足りているし、しかも試験だって合格してるじゃないか」「文書を作ってあげるからそれ持って文句を言いに行ってみなさい」と。そう言ってくれたことに安心しつつも、面倒なことになったなーと凹んだ。

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オフィスに行く日がきた。

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窓口で通知書を見せながら『大学に単位の状況を見てもらったけど問題なかったし、銀行口座にはどう考えても更新するのに必要な金額が入ってるのに。とりあえず在学証明書と許可書を発行してもらってきたし、銀行の残高証明書も通帳も持ってきたからちゃんと見てください。』と書類を提示した。

オフィスの窓口にはそれぞれ1人のおばさんかおじさんが座ってて、彼らの目の前にはパソコンが1台ある。更新番号とNIEの番号さえ言えばどのパソコンからでも提出した書類をスキャンしたものが見れるらしい。

私が提出した全書類のファイルがパソコンの画面に表示された。大学の成績証明書を見て「ほんとね、あなた試験に受かってるし必要な単位はとれてるわねえ」銀行証明書を見て「あきらかに十分なお金あるわね、おかしいわね、これをチェックした人がゼロを1つ見落としたに違いないわ」と。

『でしょ?』

『で、これからどうしたらいいの?』

と聞くと、おばさんに「ここは言えば簡易なオフィスだから私たちにはどうにもできないの。別の大きなこのオフィスに連絡してちょうだい。メールで今日あったことを書いて、それから彼らとコンタクトを取って」と言われた。でもこんな状況で、そこに『オフィスのある女性に書類を再確認してもらったらそちらの手違いということが判明しました。もう一度確認お願いします。』とメールしたところで、私の言葉に力はないとわかってたから、おばさんに『ここでミスを確認したっていう文書は作ってもらえない?』と聞いたら「悪いけどそれは作れないわ」と。

それから言われた通り大元の警察署へメッセージを送ってみた。そしたら案の定、「本当に再確認してもらってその人が私どものミスと認めたのですか?」みたいな返事がきた。それから「どんな理由であれ、一度拒否された場合はこれ以上手続きが進めれないので自国へ戻り、再度学生証を申請し直してください。」と。

『は?』な世界。

結果的に、更新も出来ず、
更新が出来なければスペインから出れず。

と、なれば再入国許可書の申請も出来ず。

こんな最悪な事態になってしまったら残された手段は2つ。

① 諦めて日本に帰る。

② 弁護士さんを雇って、訴訟を起こす。

私が選んだのは①。弁護士を高いお金で雇ったところでこの状況が変わるわけないと思ったから。別の書類を用意したり、言えることはもう自分で全て言ったから。

書類に不備がないのに跳ね返されて拒否されるケースは思ってるより稀ではない。スペインの大学試験を受けてポンペウファブラ大学に直接入学した中国人の友達も同じ目に遭った。彼は一度、中国へ帰って最初から申請手続きをした。2ヶ月もビザがおりるのを待ってたせいで大学の授業は相当遅れたよう。

同じ年、2017年には留学できていた別の日本人の女性も拒否されたらしい。その人はあと2人の日本人女性と一緒にきてて、全員が同じ条件で書類を準備して提出したのに、1人の女性だけ更新拒否されたらしい。その方は、弁護士さんを雇って色々試してみたけど、警察は何の書類に不備があったのかすら公表することなく最後まで拒んだとか。

これがスペイン。

これがスペインの大きな問題点。

最悪。

でも、こればかりは運。