2018年7月27日、皆既月食があった。真っ赤な満月を好条件の中観測することができた。それから何気なくインスタで世界中の人が載せてる皆既月食2018の写真を見ていてふと謎に思ったことがあった。
下の写真を見て何か引っかかる点はないだろうか?右2枚はイタリアで撮影した写真。右上は私が庭から撮った写真たち。左上は日本 (長崎) で、左下はブラジル。
今まで着目したことはなかったが、月の欠け方に大きな違いが見られる。
日本は左上から欠けててイタリアは左下から欠けててブラジルは上から。『見る場所が異なるのだから見え方も変わる』というのは分かっていたが、なぜここまでも欠け方が…?
イタリアで、皆既月食が観測されたのは夜の21時〜1時まで。日本は明け方だった。日本とイタリアの今の時差は7時間。だからイタリアの22時は日本の朝5時。だから同時に見たということになる。ならばその他の場所も同時に見たということだろうか?インドでも影は観測されたのだろうか?
今はこのように世界中で撮影された写真が場所も明確に載っている状態で見れてすごい。
数学、天体現象、何についても詳しい祖父にチャットをし、これを伝えると…色々教えてくれた。簡単にまとめると…
- 皆既月食は月さえ見れれば地球上どこでも観測できる
- 黄道 (地球の影) と白道 (月の通り道) は5度の差がある
- 影は左下から右上に3時間かけて移動した
- 黄道と白道の交差付近で皆既月食が発生した
- 地球上で見る人は真上を中心に見て写真を撮る
- 南半球と北半球、早朝と夕方と真夜中で写真は変わる
- その場合必ず上=北とは言えない
という見解に。なるほど!と思い、スッキリしたから1つ記事にまとめてみた。
やはり天体は面白い。もし言語の道に進んでいなかったら、もし数学がめちゃくちゃ得意だったら、間違いなく理系に進んで天文学を深めていた。
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