アメリカやイギリスでは「シークレットサンタ (Secret Santa)」と呼ばれる、キリスト教の伝統的なクリスマスイベントは、スペインでも、クラスメイト間、会社の同僚間、友達間で楽しまれている。このゲームは、スペイン語で「アミーゴインビシーブレ (Amigo invisible: 見えない友達)」。一言で表すと、贈り主が分からないプレゼント交換。
ルールは数種類ある。最もポピュラーなものを2つあげる。
バージョン1
① 参加者の名前が書いてある紙を1人1枚ずつ引き、自分がプレゼントをあげる相手を選ぶ。でも、誰が誰を引いたかは分からない=相手は誰からプレゼントを貰えるのか知らない。(参加人数は12〜20名が理想。)
② 誰が自分にプレゼントを贈ってくれるのか、貰う相手は予想しなければならない。受け取る当日、当てたら勝ち。
③ 贈る側は、1,2週間かけて相手に自分ヒントを与え続ける。小さな紙 (手紙) に…例えば「こんにちは、今日からあなたに1人1つのヒントを与えていきます。私は誰でしょう?ヒント: 21歳以上です」「私の好きな食べ物はチョコレートです」「子供の頃にピアノを習っていました」「朝ごはんはパンよりお米派です」「今一番行きたい場所は〇〇です」「背はあなたより低いです」という風に。時に「廊下をまっすぐ行って、最初の角を右に、そして左から3番目のロッカーに今日のヒントが入っています」と、少し遊び心を入れることも。
④ 交換当日、プレゼントにはあげる相手の名前を書き、机の上に置いたり、みんなで円を作るように座って真ん中にプレゼントを山積みにする。名前を呼ばれ、開封し、品物と、これまでのヒントを照らし合わせて「誰っぽいか」を予想する。1人の名前を挙げ、正解だったら罰ゲームはなしでプレゼントGET!間違えてしまったら、腕立て伏せを10回したり、1週間掃除当番になったり、当てられなかった相手にごめんの気持ちを込めてコーヒーを奢ったり、、、これはみんなで事前に相談してルールを決めておく。
バージョン2
① 男女どちらに当たっても喜ばれる品を1人1つ用意する。
② プレゼントを貰う日、全てのプレゼントは名前が書かれていない状態で、一箇所にまとめられる。(円陣を組むなら円の中心に。) くじで誰が1番にプレゼントを選ぶか決める。
③ 1番を引いた人は、好きなプレゼントを1つ選び、開ける。2番目の人は「自分もプレゼントを選ぶ」か「前の人のを奪う」か、考える。誰かが自分の引いたプレゼントを『奪いたい (欲しい)』と言ったら、あげなければならない。そして、また自分のターンが来た時に新しいものを引き、開ける。(同じプレゼントを奪えるのは最高2回まで。)
④ これを繰り返し、全員が手元にプレゼントを持てば終了。
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