BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【スペインの大学か日本の大学か】どんな人が向いてる?必要な語力は?

【スペイン留学の種類】
・日本の大学で交換留学制度を利用
・日本の大学に在学中、私費留学をする
・EUの大学に正規入学し、エラスムスを利用
・日本の大学に属さず、現地の大学に直接入る

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【それぞれのメリットとデメリット】
日本の大学で交換留学制度を利用
○ 手続きが簡単
× 短期か中期滞在しかない (1年以上は難)
× 都市や大学の選択肢が狭い
× 現地で他の日本人と触れる時間が多いかも

日本の大学に在学中、私費留学をする
○ 語学学校に通うので世界中の友達が出来る
○ 何人もの先生からスペイン語が学べる
× 帰国時に単位が認定されるかは大学による

EUの大学に正規入学し、エラスムスを利用
○ 留学の二乗という贅沢な経験が出来る
× 単位移行がスムーズに行かないケースもある

日本の大学に属さず、現地の大学に直接入る
○ スペイン人まみれで言語がすぐ上達する
○ 好きな都市・大学を選べる
× 手続きが少し面倒

【おすすめする留学とその理由】
私がオススメするのはもちろん自分が選んだのと同じ選択肢「スペインの大学に直接入学」で、次のような人にぴったり。

・1年以上スペインの大学で勉強したい
・しっかり勉強をする大学生活を送りたい
・スペイン人の友達がたくさん欲しい
・スペイン語をとにかく伸ばしたい
・授業は全部スペイン語で受けたい
・スペイン (語) が好き
・日本の大学に魅力を感じない
・海外の大学に進学したい
・将来は世界に通用する人間になりたい
・世界規模で人脈を築いていきたい
・日頃から多くの異文化に触れたい
・自分の可能性を広げたい

スペインの大学にどんな学部があるのか見たい人は、【2018年12月最新情報】スペイン大学学部別ランキングを参考に。

 

【スペインの大学で必要な語力は?】
私が大学の情報を探してた2014年には、今ほどスペイン留学の情報がなくてどれくらいの語力がいるのかわからなかった。得られた情報は唯一、掲示板で質問をした時にスペイン在住の女性の人が「B2レベルは必要ですよ」と答えてくださった一言のみだった。

B2って?

中上級レベルって?

と、よく分からなかった。今はスペインにきて6年が経とうとしているからこの A1, A2, B1, B2, C1, C2 の基準が分かるものの…当時はサッパリ。しかも、なぜそのレベルが必要なのかも検討がつかなかった。

今だから分かる「スペインの大学に通うのに必要な語力」について少し書いてみようと思う。

まず、語力が必要と言われる理由:

① 入試で必要
② 授業についていくのに必要
③ 単位を取るのに必要 (学部によっては宿題でレポート提出、テストの一部としてプレゼンがある)
④ 友達・先生と会話をするのに必要
⑤ 入試以前に現地で様々な手続きをするのに必要
⑥ 当たり前ながら現地の生徒に混ざって対等なレベルで専門分野を深めていくから

【求められる言語・知識のレベルは?】
現地の高校生が受ける大学共通入試を見てみるのが1番早い。下の記事に過去問をいくつか載せている。

これを解けるのがベストだが、最低でも書いてあることが分かるレベルは欲しい。でも、アカデミアに通ったり、特別な受験対策をしていないと普通は解けない。英語力に関しては高校までに習ったレベル (英検準2〜2級) あれば良い。英検やTOEICで高得点を持っていても優待されることはない。英語の科目で満点が取れるだけ。共通入試を受けるには、とにかくスペイン語ができないとダメ。

【交換留学と大きく違う点】
・周りに日本人がいない。
・交換留学であれば良くも悪くも「外国人扱い」をされてスペイン語が話せなくてもどうにかなるが、正規入学ではそれがない。
・見えない努力が必要。
・交換留学より語力も知識もいる。
・周りがスペイン人オンリー。
・最終学歴がスペインの大学になる。
・本当に世界のどこに行っても通用する語力と人間力が身につく。
・真剣に勉学に取り組む。(旅行感覚はゼロ。)

「スペインの大学へ進学する」という目標があるものの、スペイン語力が…って人がいると思うけど、諦めないでほしい。現に、私は高校卒業してバルセロナにきた時、日常会話がやっとのレベルだった。しかも、大学に行こう!と思い立ったのは受験のちょうど1年前。

【まずは何をすればいいか】
スペインの大学に行きたい!と思ったら…
① 語力が十分でないなら語学コースの申し込み
② 学生ビザの申請
③ スペインに渡る
④ 行きたい大学の情報を集める
⑤ 最も大切なのは入試の有無を確かめる
⑥ 入試がある場合: 会話が不自由なく出来るようになったらアカデミアに通い始める
⑦ 入試がない場合: 書類の準備を始める
⑧ 書類を集めながら入試対策の勉強
⑨ 受験
⑩ 合格

 

【おまけ】
日本の大学に行かなくて良かったと思う瞬間
・卒業楽勝だったとか、名前かけば単位がもらえるテストだったとかSNSにつぶやいているのを見た時
・大学生のサークル・飲み会ばっかりのSNS投稿を見た時
・スペイン語上達のレベルがやはり全然違う
・スペインで知り合う人たちのグローバルさを実感した時
・学費がムダに高いという話を聞いた時
・スペインにきてからの写真を見返した時
・コミュニケーション能力が高いと言われた時
・半分の期間で倍の語力がついた時

日本の大学がちょっと羨ましいなと思う点
・仲良しの友達と同じ日に卒業出来る点
→ 最近は留学が理由で卒業がずれる人がいるけど、そうでない限りみんな同じ日に卒業できる。これは本当に羨ましい。
・よっぽどのことがない限り単位を落とさないらしい
→ スペインは単位取るのがとても大変。
・就活 (仕事を探す) という時間が4年間に設けられている点
→ 正直、これは甘いと思うしメリットがわからない。でも、このラクさが良いなと思ったこともある。
・日本人の同い年の友達が増える点
→ 海外の大学に進学したら、世界中に友達が出来るけど日本人の友達の広がりはない。だから日本に帰れば高校までに出会った友達がメインになる。
・家族にすぐ会える点

【お問い合わせ】
私の簡略プロフィール: kaedetaniyoshi/
メール: barcelonandoo@gmail.com

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