バルセロナから日帰り旅行で思い出に残ってる場所の1つ、タラゴナ (Tarragona) は、スペインのカタルーニャ州、タラゴナ県都で、地中海に面した歴史的にも重要な港町。
ユリウス・カエサルが街を整備し、ローマ皇帝指揮下の都市であったことから今でも多くの遺跡が残る。古代ローマ時代に作られた水道橋や円形競技場の遺跡は世界遺産として登録され、実際に入ったり登ったりすることができる。
バルセロナからは約80キロ離れており、高速列車AVEで30分弱 (片道17ユーロ〜32ユーロ)、鈍行で1時間半 (片道8ユーロ)。お手頃な値段で行けるのも魅力の1つ。
次の3駅のどれかから乗る必要がある。
BARCELONA-ESTACIO DE FRANÇA
BARCELONA-PASSEIG DE GRACIA
BARCELONA-SANTS
私はフランサ駅から乗った。思ってたよりも電車の本数がいっぱいあった。⬇︎ 時刻表もチケットも、RENFE (レンフェ) の公式HPから。
車窓から海の美しさに釘付けになった。電車を降りると、青が広がっていた。
1日で10ヶ所以上の遺跡と博物館・美術館巡りをした。水道橋まで行くには、バスに乗る必要があるが、あとは街が小さいから全部徒歩で余裕だった。
歩きやすい道。
前もって計画を立てていなくてもインフォメーションで、地図をもらい、それを見ながらその場でルートを簡単に決めることができるほど、観光しやすい都市だった。いたるところに考古遺跡群があるから、古代ローマ時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を堪能しながら散策。
【おすすめスポット】
① タラゴナ国立考古学博物館 (MNAT)
② 円形競技場
③ ラスファレラス水道橋 (悪魔の橋)
④ プレトリとシルクローマ (Pretorio y Circo romanos)
上と下の写真は、プレトリとシルクローマ (Pretorio y Circo romanos) で撮ったもの。Circo romano (サーカス) は、もともとローマ時代の馬のレースに使われてた建物で、
長さが325m、幅115mの細長い形状をしていて、観客数は3万人だったとか。西洋で1番保存状態がよく残っていると考えられてる。
ラスファレラス水道橋 (Acueducto de les Ferreres) は、Puente del Diablo (悪魔の橋) としても有名でタラゴナ郊外の山の中にあった。観光客は2,3ペアしかいなくてすごく静かだった。この石でできた大きな橋は全長217m、高さ27m、幅は約2mあってたくさんのアーチで支えられている。
スペインの水道橋と言えば「セゴビアの水道橋」が有名だが、それに次ぐ規模の立派な橋。無料で橋の上下を歩ける。安全柵がないから、小さな子と行く時は要注意。
紀元前1世紀、ローマ帝国初代皇帝のアウグストゥス (el emperador Augusto) 支配下の頃、古代都市タラゴナに水を持ち込むために作られたこの水道橋がなぜ「悪魔の橋」と呼ばれるようになったのか。実は、いくつもの伝説が残っていて、悪魔が魂と引き換えにこの橋を作った説が何種類かあった。
ここは円形競技場の近くにある、海岸が一望できる場所。整備された綺麗な道。下に地図を載せておく。赤丸のあたり。
海が好きな人、歴史に興味がある人には特におすすめの都市、タラゴナ。
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