ハイハイ期 (1歳なりたて頃) に比べると、意思疎通が出来始める2歳手前 (1歳10ヶ月) の長時間フライトは余裕だった。
機内で楽しく過ごせるよう予め準備しておいたものたちが正解だったようだ。
今日はメモがてら、次の5つのテーマについて書いておく。
① 大活躍したオモチャ
② おすすめ幼児用機内ヘッドフォン
③ 乗り換え時間と機内での様子
④ 乳幼児連れ優先レーン&優先搭乗
⑤ 2歳未満だから出来る「事前予約」
【① 大活躍したオモチャ】
ヨーロッパ (オランダ) から日本 (関空) までの約13時間、ずっと遊び続けたと言っても過言ではないオモチャは、これ ↓
バルセロナのイケアでも日本のイケアでも購入出来る。
車両の上部が取り外せ、自由に荷物の積み下ろしが出来たり、車両の組み合わせが出来たり、とても楽しかった様子。磁石の極により、車両がくっついたり、くっつかなかったり…。時に頭を使いながら集中して遊んでいた。今回もオモチャは機内まで内緒で持ち込んだ。
バルセロナのイケアでたまたま見つけたこの商品。木製だから少し重く…。機内用に買おうか迷ったが、飛行機を下りる時には軽く感じたほど本当に価値があった!家に戻った今もたまに集中して楽しそうにこの列車で遊んでいる。
スペインのサイト:
日本のサイト:
積み木、車、電車が好きな子におすすめ。
車好きな子には、アレホップで買える小さな消防車 (6ユーロ) も良いかも。
この旅行でもらったプレゼントはこんな感じ ↓
【② おすすめ幼児用機内ヘッドフォン】
出発前、好きな動画を100本以上パソコンに取り込んでいた。幼児用のヘッドホン選びは、結構迷ったが、口コミや特徴をよく読み、最終的にはこれを購入した。
ポイントは、子供の耳に配慮した低感度設計 (音声リミッター付き) で、急に大きな音が鳴る心配がないこと。2歳前後の小さな子供の頭にもフィットする小型バンド (成長に合わせてサイズ調整可能) と、指を挟みにくい設計。そして、子供らしい可愛い色合い。値段は安過ぎず、高過ぎない。
JVC キッズヘッドフォン、音量リミッター、子供に安全、長さ調節可能、幼児用ヘッドフォン、楽しいステッカー付き - HAKD7Y (イエロー) 価格:7599円 |
今回は ①のオモチャのおかげで動画は数本見た程度で済んだが、今後もこのヘッドホンは必ず旅のお供。
【③ 乗り換え時間と機内での様子】
初めてのフライトの時は乗り換え時間を5-6時間取っていたが、少し縮めて3-4時間にしてみた。案外、足りないと感じることはなかった。親が乗り換えに慣れている場合は、3時間弱くらいがちょうど良いと思う。
1時間はゲートの前の椅子に座り、動画を見ながら待った。(早朝フライトだと子供が時間を潰せるお店がまだ開店しておらず、遊び場もないエリアだったので動画を活用。)
次回は1人の時と同じ『1時間半乗り換え』にチャレンジしてみる。
機内での幼児の様子は、月齢よりも本人の性格やその日の機嫌により、親は大変だったり、楽だったりするだろう。
しかし、親が事前に用意するアイテムや、備えておくべき基本知識 (耳抜きなど) によって本当に変わる。
オランダから関空への飛行機に乗る前、我が子とほぼ同じ月齢の子がいた。初めて日本旅行へ行くオランダ人夫婦と子供。その子はファーストフライトだったらしい。
機内で座席は遠かったが、大泣きするその子をお父さんがあやすため、機内前方部へ度々来ていた。遊ぶオモチャを1つしか持っていなかったようで、しかもそのオモチャは普段遊び慣れているものだったようで、我が子が携帯電話型のオモチャ (ペッパピッグの本の付録) を渡しに行くとぴたりと泣き止んだ。
やはり、真新しい見たことがないオモチャを機内で渡すというのはナイスアイデア。動画とお菓子と新しいオモチャを3つくらい用意しておけばヨーロッパ⇄日本間のフライトはどうにかしのげる!片親旅行でも大丈夫。
オモチャでなくても良い。塗り絵が好きな子であれば塗り絵。シール貼りが好きな子であればシールブック。
…シールブックと言えば、
我が子は1歳なりたての頃、日本の100均で買ったシールブックが長時間フライトで活躍したアイテムの1つだったが、10ヶ月が経ち、遊びの興味が変わったようで、今回は全く1ミリも機内で興味を示さなかった。一応、用意していたが、「これいや」と言われて終わった。
1歳10ヶ月。
お気に入りのお菓子は、このドライイチゴ。
KLMのスタッフはいつも感じが良く、サービスも良い。
オランダから関空へ向かう長距離飛行機の中にいたオランダ人の男性CAさん。ご飯の時間に我が子を見て「ベビーフードの用意があるけど、たぶんこの子には液体過ぎるよね。大人用の食事はどう?たくさん余ってるからもう1つあげるよ。」「君 (私) は日本食を選んでるから、もう1つはイタリアンメニューの方にして、両方の味を楽しむってのはどう?」「時間差で持って来ようか?今2つ渡す方が良い?」と言ってくれた。
【④ 乳幼児連れ優先レーン&優先搭乗】
子供が生まれてよく分かったが、手荷物検査も搭乗も「優先」させてもらえるのが非常にありがたい。オランダのスキポール空港の出入国審査は優先レーンがないので、子供連れも全員一般レーンで並んで待つが、バルセロナの空港や関空には優先レーンがある。
優先搭乗は最初に機内へ乗り込む。ゆっくりと落ち着いて荷物の仕分け (足元に置いておくものと頭上へ収納するもの) が出来る。
【⑤ 2歳未満だから出来る「事前予約」】
2歳未満の座席を必要としない乳幼児を伴う旅行では、バシネットを利用してもしなくても足元が広いエコノミークラスの1番前の席を無料で事前予約出来る。
2歳以上は小児料金となるため、残念ながらこの座席の予約対象外。2-3歳の幼児との旅行でこの足元が広い席 (上の図で言うと30のDEG) を押さえたい場合は、オンラインチェックイン開始直後 (出発30時間前) を狙うしかない。空きがあればスピード勝負でゲット出来る。(オンラインチェックインで座席が開放される時間より前に2歳未満の乳幼児を連れた人が電話で予約してしまっていたらその時は諦めて違う席を検討することになる。)
【おまけ: 子供用スーツケース】
よく目にする「子供が乗れるタイプの機内持ち込みスーツケース」には魅かれたことがないが、この RANGE ROVER SPORT のスーツケースは唯一買おうか迷ったことがある商品。今年の夏、カタルーニャ広場横のデパート (エルコルテイングレス) の3階に新しくオモチャ売り場が出来た。その真横にスーツケース売り場もあり、そこで発見。機内持ち込みが可能なサイズで、収納もOK、実際に足蹴り車として乗車もOK、スーツケースとして引っ張って歩いてもOK。1-3歳の子供を持つお父さんが迷いもせず購入している場面を度々見かけた。品出しから売り切れるまでのスピードがかなり早かった。値段は、49.99ユーロ (約8000円)。
結局、私は自分が持つ荷物が増えそうで買わなかった。スーツケース2つ+機内持ち込み荷物2つ+1歳児…にこの車型スーツケースが増え、空港に到着後、寝られた時が1番困る。と思って。
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