① Biblioteca Arús
アルス公立図書館は1895年に労働者の教育を目的として創設された。今では現代社会運動を専門とする研究センターであり、労働運動やアナキズム、フリーメーソンに関する特別な文献が収容されている。哲学、宗教、社会科学、言語学、法律、生物学、医学、美術、音楽、文学、地理、歴史など幅広い分野の書籍が揃っている。歴史を学びたい人にはたまらない図書館で特に、19世紀から20世紀の間にバルセロナで起こった社会運動の歴史に関する書籍が豊富。規模は小さめ。アルスさんがバルセロナにこの図書館を寄贈したからアルス図書館と言う。
観光としてここに入るには、3つの方法がある。
① オーディオガイド付き訪問
② グループ (団体) での訪問
③ プレミアム訪問 (カタルーニャ語必須)
1番対象者が多いであろう1つ目のオーディオガイドは、インターネットから予約と支払いが可能で、
火曜の11時〜 英語ガイド
12時〜 カタルーニャ語ガイド
13時〜 スペイン語ガイド
と、HPに書いてある。学生、障がいがある方、65歳以上の方なら8.10ユーロ、一般料金は9ユーロ、子供 (7歳から12歳) は4,50ユーロ。7歳以下は無料。ガイドは不要でただ行く分には無料。
カタルーニャ語かスペイン語がわかれば尚楽しい。もしわからなくても雰囲気だけを味わう価値あり!
博物館よりの図書館で、
・貴族が使ってた木製の椅子や家具がたくさん
・入り口には自由の女神のレプリカ
・床もおしゃれ
・イオニア柱もある
ハリーポッターの舞台になっててもおかしくなさそうな場所。フリーメーソンについてのセミナーもたまに行われるし…独特。
場所
中心地からもアクセスしやすい、凱旋門のすぐ近く
開館時間
月・水・金 9:30〜15:00
火曜・木曜 16:00〜21:00
② Ateneu Barcelonès
ここ、アテネウは何回も行ったことがある大好きな空間。真っ正面に住んでたから家から歩いて数秒だったし、雰囲気が好きだった。しかもゆっくりくつろげる中庭も、カフェテリアもある。勉強するスペースが特におすすめ。カタルーニャ広場から徒歩2分、ランブラスの隣に位置する。政治、哲学、歴史、視覚芸術、映画、テクノロジー、経済、演劇、言語、文学など、ここの図書館にも幅広い書籍がある。Wi-Fiも有。
Canuda (カヌダ) 通りにあって、この図書館はマドリッド広場に面してるから、ここへ行くとローマ時代のお墓も無料で見ることができる。FBページは ↓
https://www.facebook.com/ateneubcn/
ここは「カタルーニャ」の色が濃い施設。
ここは有料 (会員制) だから、バルセロナに住んでる人でここを気に入った人は会員登録をした方がいい。簡単にその場で登録できてすぐにカードがもらえる。60ユーロを会費として納めて、あとは月々のお金32.90ユーロが必要。(3ヶ月か半年か1年か選べる) 大学の図書館は無料だから、わざわざここで勉強するのは económico じゃないけどね。最初の60ユーロの時点で高く感じるけど、友達割引やカップル割引、夫婦割、学割、外国人移住者割引とかいっぱいあるから。実際はそれより少ない額を払う。
サンジョルディの日とかカタルーニャの祝日の日には無料開放されることが多く、その日を狙っていくのもオススメ。
③ Biblioteca de la Universidad Pompeu Fabra (通称: biblioteca de la UPF)
ポンペウファブラ図書館は世界的にすごく有名。大学受験の時、この図書館目当てでUPFに行こうかと思ったほど美しい。世界の美しい図書館ランキングでいつも20〜23番に入ってる。ここは昔、貯水庫だったからこんなに高さをとれる、アーチがとても綺麗。国公立大学の図書館で学生や一般の人が勉強に使うエリアだから誰でも自由に入ることができる。
カタルーニャ広場あたりからもちろん歩いていける距離だけど、30分ほど歩くからメトロやトラムに乗ってもok。メトロは黄色の線の Vila Olímpica 駅が最寄りになる。メトロ降りたら歩いて5分かからないくらい。
ここの図書館への行き方 (大学の入り口から図書館の入り口、そしてこの綺麗な部分へのたどり着き方) は日本語で何人かの人がもう既にブログを書いてるから割愛。気になる人は「ポンペウファブラ図書館」ってワードを入れて検索してみてね。
以上、あまり知られてないけど行ってみる価値がすごくある3つの図書館の紹介でした。
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