2022年1月からバルセロナのカルティエは改装中。
だから現在はカサバトリョの2階に期間限定特別ブティックがオープンしている。
期間は、2022年6月まで。たった半年。
かなりレアな機会。後にも先にもないだろう。
今日は、そんな期間限定バトリョ店で結婚指輪を買った話をシェアする。昔から大好きなカサバトリョ。
魅力的なバルセロナという街にあるカルティエでこれから婚約指輪や結婚指輪を買う予定の方向け情報。
① 最初の訪問から受け取りまでにかかる日数
② スペイン版指輪のサイズ
③ スペイン人はどんな刻印を指輪に入れる?
④ 日本で買うよりも安い?高い?同じ値段?
⑤ カードで支払いは可能?免税対象?
【① 初訪問から受け取りまでの日数】
ネットで指輪のカタログを見て、候補を決め、実物を見に行った日から受け取りまでにかかった日数は1ヶ月。ブティックへ足を運んだ回数は計4回。
初訪問 (2月18日)
2人で指のサイズを測りに行った。
→ 想像よりも婚約指輪&結婚指輪の店舗在庫が少なく、残念ながら実物をつけてサイズを測ることは出来なかった。
2回目 (3月4日)
購入をしに行った。
→ 私の指輪は在庫があったが、お相手の指輪が無かったため、注文をすることに。フランスの本店からのお取り寄せになるのかと思いきや、まずはマドリッドのブティックに在庫確認をし、もしあればマドリッドからやって来るらしい。
3回目 (3月9日)
指輪が届いた連絡を受けた。支払いへ。
→ 3回目でようやく指輪の購入が実現した。しかし、刻印サービスがまさかの即日受け取りではなく、また時間を要することに…。
初訪問時と2回目の訪問時、それぞれ別のスタッフに『刻印サービスをお願いしたいのですが、即日受け取りは可能ですか?』と予め聞いていた。どちらも即答で「もちろん!」「心配しないで!購入したその日に刻印可能です!」だった。
しかし、購入した日の店員さんは真反対の言葉を口にした。「即日はありえませんよ。刻印はここのブティック内ではなく、別の場所で行われますから時間を数日いただきます。」
まだ受け取れないのか…。と思いながらもこればかりは仕方がないので、しぶしぶもう数日待った。在住者だから良かったものの、観光でバルセロナを訪れている2人だったら間違いなく滞在日数が足りない。
『スペイン人は人によって言うことが違う』を、久しぶりに体感した。まさかカルティエでもそれがあるとは。
この3回目の訪問で、記念撮影をしてもらった。なんとカサバトリョ店には特別な撮影専用ルームがあるらしい。カサバトリョの観光では絶対には入れない秘密の部屋。とても綺麗だった。
最後の訪問 (3月18日)
刻印が完成した電話連絡を受け、すぐ取りに行った。
→ 既に証明書の発行は前回済んでいたため、指輪を受け取って終了。
カルティエの袋を持ってバルセロナの街を歩いていると間違いなくスリに狙われる。だから大きめのエコバッグをポケットに入れて持って行っていた。
しかし、さすがはカルティエ。
ブランド名が入った赤い紙袋の上に真っ白の紙袋をかぶせてくれた。用意周到。
【② スペイン版指輪のサイズ】
日本は「15号」や「20号」という単位を用いているらしい。しかしスペインで指輪を買う時はサイズの数字が桁違いで「53」や「55」となる。私は「54」だった。下のカルティエリングサイズガイドを見ると分かる通り、これは日本サイズの「14号」にあたる。きっとフランスで購入する場合もスペインと同じ。
【③ スペイン人はどんな刻印を?】
私たちは元々『K to D』というように名前のアルファベットの頭文字と英語の『to』を考えていた。
が、スペイン人は、『K♡D』と入れたり『KyD』と入れたりするのがポピュラーらしい。もしくは名前を略さずにフルで、(例)『Maria y Pau』とするよう。あとは2人の思い出の地の名前を入れたり、記念日を入れたり。
一通り聞いてみてもやっぱり『K to D』スタイルが良いので、それでお願いすることにした。すると『to』の左右に半角スペースを入れない『KtoD』が一般的ではありますが、スペース入りで良いですか?と聞かれた。…ひっついているのはしっくりこないので、当初のイメージ通り半角スペース有りのままで行くことに。
「変になるかな?」と少しだけ不安要素が残りつつも…完成した指輪を見た時はこれで良かった!と思った。
私は「54」の指輪だったが、イニシャルと日付を両方 (14文字) 入れることが出来た。案外たくさんの文字数が入る。
【④ 日本と同じ値段?】
ヨーロッパ (ユーロ圏) で購入は、日本で購入するよりも少し高い。
日本: 14万4100円
スペイン: 1200ユーロ (約16万5600円)
最近のレートで換算すると、およそ2万円高い。
【⑤ カードで支払いは可能?免税対象?】
現金またはカードで支払いが可能。そして旅行でバルセロナを訪問している方は、空港で免税を受けることが出来る。在住者は残念ながら対象外。
クレジットカードは、ビザまたはマスターカードであれば100%使える。もし上限額を上回ってしまった場合は、2つのカードを使って分割払いをすることが可能。
カードは実物を持っていなくても、携帯電話でピッとタッチ決済で支払える。観光シーズンはスリが多いので出来るだけカードは持ち歩かない方が無難。
【まとめ】
指輪の注文から受け取りまでに思いの外、日数を要するため、旅行でバルセロナを訪れている人は余裕を持って『10日』は欲しいところ。刻印希望の場合は更に1週間から10日を見ておくと良いと思う。カルティエのブティックで日数の目安を聞いても正直あてにならない。時間を空けて出直すか、翌日改めて質問に行き、2人以上のスタッフの意見を聞いておくと少しは確実な情報が手に入るだろう。
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