「スペインで野菜や果物を買う時は、八百屋さんとスーパーどちらがおすすめですか?」
最もよく行くのは…
八百屋さん: Vuitecamps
スーパー: Carrefour カタルーニャ広場店
【八百屋さんの特徴】
スペイン語で八百屋さんは一般的に、Frutería (フルテリーア) と呼ばれる。果物屋さんという意味だが、野菜も同じくらいの品揃えがあり、地元民はよく利用している。そんなフルテリーアで購入するメリットを5つ挙げるなら…
① 鮮度が高い
② 食べ頃の野菜や果物がある
③ 気軽に質問が出来る
④ 居住エリアにより馴染める
⑤ 全商品1つ単位でも購入可能
(⑥ おまけをしてくれることがある)
下の写真を見ると分かる通り、食べ頃。バナナは3種類以上売られていることが多い。左のカナリア産は、1キロあたり1.98ユーロで、右は、1キロあたり1.69ユーロ。
店員さんはもちろんのこと、顔なじみのお客さんも出来始めると、なおのこと現地生活が楽しくなる。スーパーよりも、コミュニケーションが取れる。地元の人たちの会話を聞くだけでも価値がある。
バナナを買う時、日本では、一房単位が普通だが、スペインは、スーパーも八百屋さんも量り売りだから、自分でバラして欲しい本数にしても良い。
5番目のメリットとして挙げている『全商品1つ単位でも購入可能』の例は、人参や玉ねぎ。中には1つ〜購入可能なスーパーもあるが、1袋あたり500グラムまたは1キロ (これはバラしてはダメな商品) の袋入り人参しかない場合が多い。ちょっと使いたい時や、人参嫌いな一人暮らしの人には不向き。
【スーパーの特徴】
お肉も野菜もパンも一箇所で揃ってしまうスーパーは、やはり便利。今回、八百屋さんの比較対象は、世界的チェーン、Carrefour (カレフール)。
同様にメリットを5つ挙げるなら…
① 何より安い
② まとめて買うと更にお得
③ ポイントカードが使える
④ 成熟手前の野菜とも出会える
⑤ 八百屋さんより空間が開放的でゆっくり選べる
1キロあたりの値段が、
八百屋さん: 1.69ユーロ-1.98ユーロ
だったのに対し、
スーパー: 1.39ユーロ (コスタリカ産)
安くはあるが、まだ熟していないもの (数日待たなければ食べられない青いもの) が多い点がデメリット。
『まとめて買うと更にお得』に関して。例えば、みかんは、バラ売りを買うと1キロあたり2.19ユーロ (約275円) なのに対し…
ネットに入ったこれは、1キロあたり1.45ユーロ (約182円)。
ユースポイントカードを持っていると、全野菜&果物が上記の値段から更に安くなる。(消費税分が値引きされる。)
経済的である点が最大の特徴。
【他の商品の値段も比較】
アボカド: 5.98ユーロと4.95ユーロ
スーパーには、アボカドが3つ入って2ユーロのパックが売られている。上の1キロあたり4.95ユーロのよりも安い。1つずつ買った場合、だいたい2つで2ユーロ弱 (約240円) になる。原産地の情報 (スペイン産) や、食べ頃の色の説明など、視覚的な情報が多いから、観光客や海外生活初心者にとっては非常にありがたい。
続いて…
トマト: 2.29ユーロと1.21ユーロ
八百屋さんは、倍の値段。しかし、圧倒的に鮮度が良い。トマトに近づくと、「さっき畑から収穫してきました!」みたいな夏の青々とした香りがする。スーパーは、トマトの品種が豊富ではある。
【おすすめは…】
どちらかを選ぶなら、個人的におすすめなのは八百屋さん。でも、私は両方で買っている。じゃがいも等の重い野菜は、家の近くのカレフール。人参が1本必要な時は、八百屋さん。アボカドにハマっていて、数日以内に必ず3つ食べる!という時は、スーパーのお得パックを買う。八百屋さんのみかんがあまり綺麗ではなかったら、スーパーへ戻ったり、色々。
【八百屋=高いとは限らない】
場所によって値段が大きく異なる意外な野菜、ズッキーニ。
カタルーニャのチェーンのスーパー、ボンプレウでは…1.39ユーロ。
⚠︎ 写真は全て同日 (2021年3月27日) に撮影したもの。
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