BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活8年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。2019年6月より、バルセロナにある大学入試専門のアカデミアGUIUのアンバサダーに就任。スペインへの留学・大学進学に興味がある方は、お気軽にご相談ください 😊🇪🇸 barcelonandoo@gmail.com

【Esperar/Desear/Ojalá】ニュアンスを押さえておきたいスペイン語

今日のテーマは、

①「Esperar」と「Desear」

②「Esperar」と「Ojalá」

③「Soportar」と「Aguantar」

いずれも『シノニモ (類語)』だが、ノットイコール。

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【Esperar-Desear】
前、コメント欄に質問をいただいた時に残した説明 ⬇︎

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次の2文の違いは?

Espero que vengas a verme.
(会いに来てくれたらいいな。)

Deseo que vengas a verme.
(会いに来てくれますように。)

 

 ➡︎ "Deseo" の方が「会いに来てほしい」と思っている度合いが高そうに聞こえるが、実現する可能性が低い感じがする。

《Esperar: 望む》
・実現の可能性: 十分高い
・いいなのニュアンス: 有
・不可能な願い: △
・社交辞令としての使用: ◎ 

《Desear: 願う》
・実現の可能性: やや低い
・いいなのニュアンス: 無
・不可能な願い: ◎
・社交辞令としての使用: △

Desearには、「いいな」のニュアンスが無い。あれから雨が降ってきたけど、アレックス無事に家に帰れてるといいな。今朝、道を教えてあげたあの2人…この街での滞在を満喫してくれてたらいいな。のような、状況を気にかけている「いいな」は、Esperarで表す。

スペインのスペイン語 (会話) は、あまり「Desear」を使わないし聞かない。スペインでは「Querer」を使う。現に、これまでに一度も私の口から「Desear」が出たことはない。いつも「Querer」か「Esperar」。

例外は、誕生日メッセージや、門出を迎えた友人へ贈る手紙。文末に「Desear」を含んだ一文を書いて終わることがある。

"Te deseo lo mejor."

"Te deseo mucha suerte en esta nueva etapa de tu vida."

社交辞令の「また飲みに行きましょう!」「また会えたら良いですね!」「またお願いします!」は、"Esperar" で表現される。

【Esperar-Ojalá】 
もともと「Ojalá (だといいな)」は、アラビア語から来ている言葉で、意味は "Si Dios quisiera (quiere)..." (もし神様がお望みならば…)。スペインでは、口語での使用頻度が非常に高く、よーく耳にする。「Esperar」より「Desear」や「Me gustaría」に近い。願望を表す言葉。例文は以下の通り。

・Ojalá te mejores pronto.
(早く良くなりますように。)

・Ojalá que el COVID termine pronto.
(早くコロナが終息したらなぁ。)

・Ojalá podamos vernos pronto!
(早く会えますように!)

余談だが、個人的に「Ojalá」は、あまり好きではなく、…言ったことがない。(きっと日本語でも神頼みするような「だったらいいな」をあまり口にしないからだと思う。その代わり「Espero」は多用する。)

私の中にあるオハラーのイメージ図 ⬇︎

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「アラビア語が嫌い」とか「イスラム教が」とかではなく、いまいち自分にフィットしない。状況の成り行きや運命を、どこか他人任せにしている感覚が残る。…これは単なる好みの話。

スペインではよく使われている身近なワード。

《Esperar: 望む》
・実現の可能性: 十分高い
・フォーマル度: 高い

《Ojalá: だといいな》
・実現の可能性: 低い
・フォーマル度: 低い

 

次の2文の違いは?

Espero que te mejores.
(早く治りますように。)

Ojalá te mejores.
(早く治ったらいいな。)

 ➡︎ "Ojalá" の方が「治る見込み」が低い。

お見舞いに行って、病室にいる友達に「早く良くなりますように」という願いを込めて、"Ojalá te mejores." と言うと、 (…!?俺ってガンか何かなの?…死ぬの?) と不安がられそう。この場面では、"(Espero) que te mejores." が最適。しかし、もし2週間後に大事な試合があり、「その日までに治ればな… (その日までに完治の可能性は低い)」だったら、"Ojalá te mejores para el próximo partido." でも大丈夫。具体的な時間を表す単語をつけると、おかしくない。

【Soportar-Aguantar】
この2単語は、スペイン人数人とニュアンスについて話し始めると、揉めそうなくらいよく似ている類語である上、話者によって若干捉え方が違う。どちらもメインの意味は『我慢する』であるが、それぞれが持つ他の意味も含めて雰囲気で覚えると一層、分かりやすいだろう。

《Soportar: 我慢する》
・持ちこたえる、ねばる
・抵抗する、逆らう

《Aguantar: 我慢する》
・大目に見る、許容する
・黙認する、黙って許す
・嫌なことに耐える
・辛いことに立ち向かう

同じ「我慢」でも、「Aguantar」は、寛大な心で我慢する方。だから『もう我慢の限界!』と言う時、私なら「Aguantar」を敢えて使う。「一度は我慢をして、相手の言動を受け入れようとはしたけれど、やっぱりダメだった」というニュアンスが含まれるから。

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