BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【ナポリ⇄バルセロナ】コロナが落ち着いた街や空港はどんな雰囲気?

今日は、ナポリ⇄バルセロナの道中に感じた様々な変化 (2020年7月ver.) について。

【予想外だった5つのこと】
① 9割の人が正しくマスクを着用していた。

② 歩けばアルコール消毒がある環境だった。

③ 駅や空港での申告書チェックはゼロだった。

④ 想像をはるかに超える利用客の数。

⑤ あちこちソーシャルディスタンス。

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【イタリア国内の電車移動】
国内の電車移動は、申告書が要らない。駅に着いて電車に乗り込む時も、車内の切符チェックの時も、チケットのQRコードを提示したのみで何も聞かれなかった。座席には自分の隣と前には誰も座れないようにシールが貼られていた。始点から乗ったため、最初は同じ車両に3人しかいなかったが、徐々に増えて行き、ナポリに着く頃には満席だった。各ゴンドラの壁に2つずつ消毒がついていた。

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大きな声で話す人がほとんどいなくて、よく寝れた。電車を降り、一方通行の通路を歩きながら駅を出る時、一度検温器をおでこにピッ。

【ナポリ空港の様子】
いつもと違う点をいくつか挙げるなら、家族連れや観光客のグループが極端に少なかった。

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手荷物コントロールの前に、全身消毒器があった。

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トイレの個室にも手を洗う場所にも1つ置きに「使用禁止」のマークがついていた。

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電車内やナポリの市内中心部では、マスクを顎にしている人や、鼻が出ている人を数人見かけたが、空港内は100%の着用率だった。少し前、イタリアのニュースで「コロナの影響で機内に手荷物が一切持ち込めなくなっている」と聞いたが、RYANAIR (ライアンエアー) でも、EASYJET (イージージェット) でも、そのような制限はなかった。

 

【バルセロナ空港の様子】
私が到着した時刻のエルプラット空港は、いたって普通。見慣れたアットホームな空間。

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試食や香水のお試しは全てない状態だったが、免税ショップは開いていた。

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アパレルショップは、半分以上が閉まっていた。スーツケースのラッピングサービスもやっていない。

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足早に出口に向かった。 預け荷物が出て来るベルトコンベアのところに人が集まっている箇所があり、覗いてみると、そこには申告書を貰うスペースが!

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私は予め、オンラインで提出していたので、その横を通過し、自分のスーツケースを待った。

出口のドアの内側の左右に空港スタッフが立っていた。でも、QRコードのチェックをしている様子はなく、全員に話しかけている雰囲気でもなかった。でも私は話しかけられた。「どこから来たの?」『ナポリです』「あ〜そう、どうぞ」の一言で、外に出ることが出来た。結局、イタリアから到着した人たちは上の申告書のチェックを空港で受けていない…。

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【バルセロナ空港の変化】
送迎の人たちが、出口の近くまで来れなくなっていた。アエロブスの乗り場へ行く自動ドアのさらに奥に新しいミーティングポイントが出来ていた。そして、アエロブスへ乗るのにも少し遠回りをする必要があった。

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メトロ乗り場の方からグルーっと回ってバスに乗車。運転手さんから直接現金でチケットが買えなくなっているから今回はオンラインで既に購入済み。

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車内の座席は自由で、誰かの隣に座ることも可能。観光客の数は激減していたけれど、バスの利用客はそこまで減っていなかった。想像していたよりも空の便、特にヨーロッパ 圏内の移動が活発に行われていた。

 

現在のバルセロナの街の様子は、やや落ち着いている。シャッターをおろしているレストランが目立つが、アパレルショップ、雑貨屋さん、携帯会社、銀行、スーパー、薬局、スポーツショップ、美容院、どこも通常営業。

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最近、不便さを感じているのは、中心部の銀行 (La Caixa) が、予約制になってしまった点。あとは快適。…肘で挨拶するのは、見るのもするのも本当に好きじゃない (笑)

大学は、いよいよ9月末から対面授業が再開予定。バルセロナ大学の哲学部のキャンパス (校舎) は、現在、事務室に用がある生徒のみ入ることが出来る。こちらも予約制。

徐々に友達との再会が増えてきて嬉しい。

スペインもイタリアもだいぶみんなで協力して、未知の菌と上手く付き合えるようになってきたと思う。

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