先週の土曜日に、スペイン人の友達2人とタパスを食べに行った。私たちがいつも好んで行くのは、VINITUS (ビニトゥス) という大人気レストランで、カサバトリョのすぐ近く ⬇︎
お店の前で待ち合わせたのは、土曜のお昼の13時40分。スペインのお昼ご飯のピーク手前。観光客が増えていることもあり、店内は超満席で『75分待ち』と言われた。名前を書き残し、店を出て、散歩をすることに。ランブラデカタルーニャをディアゴナルまで上ったり、パッセージダグラシアを歩いた。おしゃべりに夢中になっていたらあっという間に15時前。レストランへ戻り、順番を確認すると、あと2組で「外の席ならすぐにご案内出来ますが、どうされますか?」と聞かれ、テラス席へ。
やや肌寒い1月末だが、テラス席には暖房があるから上着を脱いでちょうど良い温度。席につき、メニューを見た。「お昼のタパス」と書かれてある一覧は、ランチ限定のお得な料理。そこにあったパエリアのような、お米×海鮮 (ARROZ DE BOGAVANTE) と、普通のメニューから天ぷらのような美味しいイカフライ (CHOCOS DE SEPIA) を頼んだ。あとは、ダニーに任せた。どれが美味しいのか完璧に知っているから。
そんな彼が注文したのは、
・HUEVOS CABREADOS (ポテト×半熟卵)
・MINI HAMBURGUESA (ミニハンバーガー)
・PAN CON TOMATE (パンコントマテ)
・SOLOMILLO TERNERA (レアの牛肉ピンチョス)
・CAMEMBER CRUJE (揚げカマンベール)
任せて正解だった。
HUEVOS CABREADOS (ポテト×半熟卵) は、ニンニクの香りがするカリカリのポテトフライにパリパリの卵の白身と半熟の黄身をのせて、ナイフで一気に切り崩していく。ちょっとしたパフォーマンスが見られる料理。シンプルだけど、とても美味しい。見た目が可愛い MINI HAMBURGUESA (ミニハンバーガー) は、その名の通り、小さなハンバーガー。お肉の上には、砂糖で甘く炒めた玉ねぎがのっている。SOLOMILLO TERNERA (レアの牛肉ピンチョス) の牛肉は…美味しすぎる。レア好きな人はぜひ。チーズが大好きなアナが必ず注文する一品は、CAMEMBER CRUJE (揚げカマンベール) で、他のタパスのレストランでは見たことがない珍しい食べ物。下の写真の左側。カマンベールの上にベリーソースがかかっていて、塩気と甘みがたまらないらしい。
食後は、ダニーの大好物の TORRIJA を。「甘いものが嫌いでも、今日こそは絶対に何がなんでもこれ食べてもらう!本当に美味しいから!」とニコニコで言われて…。初めて首を縦に振った。トリッハは、砂糖とはちみつとシナモンで甘く味付けしたミルクにパンと、といた卵をからめて揚げるスペインの伝統的なお菓子。ここのは特別で、背が高い。ナイフで割ると中はトロッとしてる。で、上にはパリパリの香ばしいカラメルがかかっている。
私が二口目を食べようとした時、ダニーはもう笑顔で食べ終わっていた。お会計は、3人で63.10ユーロ。ここは、1人だいたい20〜25ユーロのイメージ。
【お店情報】
住所: Carrer del Consell de Cent 333
営業時間: 午前11時15分〜深夜1時半
予約: 不可
混む時間: お昼は13時以降混む
アクセス: カタルーニャ広場から徒歩10分弱
【マドリッドにもある】
ここで食事をした翌日、マドリッドへ行き…グランビアで VINITUS を発見。
住所: Calle Gran Vía 4
営業時間: 午前8時半〜夜1時
【おまけ】
日本なら食べ物屋さんで名前を書いて待つ時、苗字を書くが、スペインでは基本的に下の名前。
Dani (ダニー)
Ana (アナ)
José Luís (ホセルイス)
Raúl (ラウル)
など。「KAEDE (三文字)」くらいなら日本ネームでも上手に呼んでもらえる。
おすすめ記事: