BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【パンコントマテの作り方】カタルーニャ人の当たり前

大好きなバルセロナの地元レストラン Tasca i Vins の、サグラダファミリアに近い店舗でお昼ご飯を食べてきた。相変わらず全料理、美味しかった。

観光客向けではないレストランへ行くと、注文後、パンとトマトとニンニクが運ばれてくることがある。これはカタルーニャ伝統「パンコントマテ」で、お客さんたちは食前にお喋りをしながらつまむ。

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この料理を知らなければ、1つのお皿に乗った、まん丸トマト1つ、皮付きニンニクひとかけら、こんがりトーストしたパンを前に戸惑うだろう。

どうやって食べるの?

 

【パンコントマテの作り方】
レストランの机の上で作るタイプ

① ニンニクの皮をむく。

② トマトの先端部分を切るか、真ん中で半分に切る。

③ ニンニクをトーストしたパンに塗る。予想以上に上手いこと削れる。

④ トマトの先端部分を切った人は、すりおろす感じでパンにトマトを塗る。半分に切った人は、ナイフでトマトの中身を出してパンに塗っても良いし、半分ずつパンにこすっても良い。

⑤ 塗り終わったらパンを切り分ける。

⑥ 好みによってはオリーブオイルや塩を少々かける。

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⬆︎ こんな感じになった。

【ビデオ】
超簡単なレシピなのに動画はいくつも存在する。

【メニューで頼む場合】
パンコントマテ (Pan con Tomate) を単品で注文した場合は、もっと本格的なものが出てくる。ミキサーを使ってトマトの果肉と果汁を分けて、味を塩とオリーブオイルで整えたものや、ニンニクの味がもっとつくように工夫が凝らされたもの。

【パンの柔らかさ】
おつまみとして運ばれてきたパンを見ると「トーストされてて硬そう」「食べるのが大変そう」と思うが、パンとニンニクを塗れば嘘みたいに柔らかくなり、とても食べやすい!大人から子供まで楽しめるシンプル料理。

【トッピング】
スペイン人とイタリア人は味の素材そのものを楽しみたいタイプで、調味料を使って味をいじるのをあまり好まない。塩とオリーブオイルで調節をするくらい。だから基本的には、パン・トマト・ニンニク・オリーブオイルのみ。これらに加えられるトッピングとしては、

・生ハム
・黒、白、赤、緑コショウ
・細かく切り刻んだバジル

 

【注意点】
私が紹介した Tasca i Vins のランチの、食前に出て来るパンコントマテは、食べきらない方が良い。ファーストプレート、セカンドプレートのボリュームがあるので、先にパンを食べてしまうと、セカンドが半分食べられなくなる。少食な人はパンに手をつけない方が良いかもしれない。今日は、2人で半分のパンを食べて、メイン料理に移って、まだ食べれそうならパンを食べよう!と決めてたけど、案の定、満腹になってしまい、パンは残した。料理は食べ切るに越したことがないが、パンは周りのスペイン人常連客でも残している人はいるので無理しなくても大丈夫。

【おまけ】
今日のお昼、このレストランの中にはこのブログを見て来てくださったであろう日本人の方が8名ほどいた。あとはオール地元民。従業員さんに「外国人なんてほとんど来ないのになぜか日本人は来る!」と言われ『私のブログが原因だわ 😂 本当に美味しいからこのお店を紹介している記事のアクセス数は常に上位だよ!』と会話をした。有難いことに、BARCELONANDO :) ブログは、1ヶ月に13万アクセスも得られる規模になってきた。

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