スペイン語でアメリカ合衆国は、Estados Unidos (エスタードスウニードス) と言うが、…見ての通り長い。だから英語で U.S.A. (United States of America) や US と略すように、スペイン語でも新聞や文書では EE.UU. もしくは EUA (Estados Unidos de América) と短く書かれる。
Estados Unidos なら略すとEUじゃないの?…EUだったらヨーロッパ連合とかぶるからEE.UU.なの?と思った人も多いだろう。
実は、イーユー (ヨーロッパ連合) と被るからそう表記するわけではない。なぜならスペイン語でヨーロッパ連合は UE (Unión Europea)。【EUじゃなくてEE.UU.と書く理由】
このEとUのダブりには「複数形」の意味が含まれている。よって、Estados Unidos を EU と書くと Estado Unido になる。ちなみにスペイン語で略語は la abreviación (abreviatura) と言う。
【スペイン語でアメリカの正しい略は?】
大文字のEを2つ、プント、半角スペース、大文字のUを2つ、プント、半角スペース
→ EE. UU. もしくは EUA が正しい。
【冠詞はいるのか?】
答えはどちらでも良い。
○ Estados Unidos
○ los Estados Unidos
【似た例】
・Fuerzas Armadas (軍、武装勢力) → FF. AA.
・Fuegos Olímpicos (オリンピック) → FF. OO.
・Relaciones Públicas (行政関係) → RR. PP.
【日常でよく使うスペイン語の略語】
・C/ = calle (カタルーニャ語はcarrer) = 道
・Av. = avenida = 大通り
・nº = número = 番号
・Srª = señora = 女性に「〜さん」
・Sr. = señor = 男性に「〜さん」
・pág = página = ページ
・a.C. = 紀元前
・Ud. = usted = あなた
(Uds. は複数形の Ustedes のこと)
・ej. = ejemplo = 例
・aprox. = aproximadamente = 約
【個人的に好き&多用する略語】
必ず使うのが数字系 → 1º や 2ª。授業中、ノート取る時にも大活躍。
(例) la 1ª vez fue XXX.
la 3ª persona sing..
el 4º cap. del libro...
スペインの住所は略語のオンパレードで楽しい。
(例) c/xxxx 15, 3º-1ª, barcelona, 08002
3º は3階を、1ª はいくつ目のドアかを表す。日本のマンションで例えると「3階の301号に住んでいます」という感じ。
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