Zona Universitaria というエリアにはFCバルセロナの本拠地 CAMP NOU (カンプノウスタジアム) がある他、バルセロナ大学のスポーツ施設 ESPORTS UB (エスポルツ ウーベー) がある。ESPORTS UB はバルセロナにある大学がもつスポーツ施設の中で最大規模で、サッカーはもちろん、陸上競技場・ハードテニスコート・パデルコート・ラグビー場・プール・ジムなどがあり、敷地面積がとても広い。しかし最近、大学生・施設利用者の間で「このUBの施設をバルサが買い取ってチームの練習場を作ろうとしてる」という噂が流れている。
メトロ L3 の終点でもある Zona Universitaria駅はカタルーニャ広場からメトロで22分と少し、中心部から離れた場所にある落ち着いた地区だ。ここから ESPORTS UB からカンプノウヘ行くには公共交通機関を使うより1.7kmだから歩いた方が早い、20分ほど。
噂の発端は、一気に施設の「質」が下がったこと (土日は施設が閉まるようになった、夏休みや冬休みには特に試合やイベントが行われていたのにそれも無くなった) + バルサは前々からこの土地を新スタジアムもしくは新しい練習場にしようと狙っている、と皆んなは言う。
確かに、カンプノウから近いし、広い土地だし、スポーツするにはもってこいのエリアで…ここを買い取れたら美味しいだろう。けど、一利用者としてバルセロナ大学はここを絶対維持してほしい!という思いが強い。
ジムの写真が…日本から遊びに来た弟を連れて行った時のしかなかった。
私はここでテニスの試合や練習を週3日する。(平日は授業が終わって18時半〜22時前まで。) 土曜は午前テニスやピッケルボール (pickleball) っていうスポーツを去年はよくした。とりあえずここのコートすごい好き。ハードが5面あって、3面はコート・ネット・防風ネット状態がいい。あと2面はベースラインから後ろが少し狭く、私みたいにだいぶ強いトップスピンをかける人がここで試合をしたら面白くない。打球が相手のベースライン付近に落ちた時、そのまま後ろのネットに直撃してしまう。…バルサの話に戻る。
「2021年に完成予定」の新カンプノウ (NOU CAMP NOU) はまさかの日本の日建設計がデザインしたもの!楽天のスポンサーもあるし、最近バルサに日本が関わる機会が増えて嬉しい。この新スタジアムは2017年半ばから着工予定だったが、スペインらしく遅延され、2018年半ばに変わった。それがまた2019年半ばと延びた。いつになったら始まることか。
日本語で「2021年完成予定」と書かれているのサイトを見かけるが、正しくは「2021年以降2023年までに完成予定」と発表されてある。現在はスタジアムの周りに壁というか柵があるが、それを取り除き、市民が自由に入れる緑の空間『市民とバルサの空間』を作るらしい。このプロジェクトは Espai Barça (エスパイ バルサ: バルサ空間) と呼ばれている。
この英語の動画には日建設計の代表取締役社長 TADAO KAMEI (亀井忠夫) さんが出てる。途中 "New Camp Nou, a Japanese vision with Catalan roots" とかっこいいフレーズが。「ニューカンプノウは日本のビジョンとカタルーニャのルーツ」
噂つながりでもう1つ、
esports UBのメンバー (スペイン人) たちが思うイニエスタの移籍理由:
『サッカーの世界で34という年齢はもうピークを過ぎている。そんな彼を高い値段で買い取ってくれるのは日本だけだ。3年半の出稼ぎ(契約)が終わればっすぐBCNに帰ってくるさ。』
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