BARCELONANDO :)

1995年香川生まれ岡山育ち。現在ヨーロッパ生活10年目。スペインとイタリアの大学生活・旅行・言語学 (5ヶ国語)・哲学・バルセロナおすすめ情報など、幅広いジャンルの記事を執筆中。

【選んだ理由と通った感想】スペインのアカデミアの学費と雰囲気

 

 

スペインの大学入試を受けるためにバルセロナにある GUIU (ギウ) というアカデミアに通った。10月頭〜翌年5月末まで大学受験対策コース (8ヵ月) を受講した。試験当日の6月1日も先生たちは試験会場まで応援しにきてくれ、大学入る一歩手前の出願手続きまでよく面倒を見てくれた良い学校だった。

GUIUは、1892年からあるアカデミア。

最初に質問に行った時から雰囲気がとても気に入った。バルセロナの中心部にある4つの学校に直接質問をしに行った。ここが4つ目の学校だった。それぞれで具体的なクラスの内容、どんな対策ができるのか、どこからどこまで手伝ってくれるのか等を聞いた。予想よりお金、授業時間や手伝ってくれる内容、先生の数、教えてもらえる科目数に開きがあった。

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常に生徒の情報を管理してくれるサラという名前の秘書がいた。毎日綺麗な服を着ている ”THE 秘書のお姉さん” という感じの人。他の学校は「この人先生?事務員さん?だれ?」となるくらいラフな格好をした人が説明をしてくれた。ここは、アカデミアのパンフレットがきちんとある。グッズもある。最初は「こんなの作るお金があるってことは学費が無駄に高そうー」と思ったが、受験対策の説明を聞いてみると完璧だった。そして、授業料は他と変わらない。「だったらきっちりしている歴史あるココにしよう!」と決めた。立地もすごく良い。カサバトリョから徒歩2分。

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めちゃくちゃ大人しくて賢いゴールデンレトリバーが1匹いて和やかな廊下。

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午前コース (9h〜14h) と午後コース (17h〜22h) があり、私は午前を選択。文系と理系に分かれていて、その中に更に2-3グループあった。この細かなグループは入学直後にあるテストの点数によって分かれる。

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クラスがある日ない日、何時からなのか、時間変更はあるのか、全て前もってメールでサラが連絡してくれた。だから時間を無駄にしたことはない。先生たちも授業が始まる2,3分前には教室にきて、その日の授業の準備をしていた。(普通スペインは結構時間や予定にルーズで日本みたいにきっちり予定通りにいかないことが多い。) この国は授業に遅れてきても「遅れてすみません」と言う必要がない。毎朝何人か遅れてくるけどそのままスーッと席に着く。でもこのアカデミアは『遅れてきた人は受験にも遅れます。遅れる癖をつけていてはいけません。遅刻した人はクラスを受けれません。』と時間に厳しかった。このメリハリ、良かった。

 

 

私が通ってた時の生徒の国籍は、6割が南米 (メキシコ・パラグアイ・チリ・ベネズエラ・アルゼンチン・ペルー・コロンビア・エクアドル・ホンジュラス・パナマ)、1.5割ロシア・カザフスタン、1割スペイン人、0.5割アジア、0.5割その他のヨーロッパの国、0.5割パキスタン・アフリカ

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私は、必須科目3つと選択科目1つ ➡︎ 計4科目を受験した。ほとんどの人は5-6科目受ける。広く浅く勉強するか、狭く深く勉強して高得点を狙うかは自分次第ということ。申し込み時に一括で払ったお金は『登録料200ユーロ+4科目の授業料3760ユーロ=大体53万4600円』だった。教材費込み。(文学史を受講する人は別に本を買わないといけない。8-10冊で合計1万円くらい。) それ以外に必要だったお金は、受験料 (登録料19ユーロ+初回受験者131ユーロ=150ユーロ) だけ。

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学費の何倍もの価値が得られた時間だった。知識は勿論、友達も自信も。

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