BARCELONANDO :)

1995年生まれ。ヨーロッパ生活5年目。バルセロナ・イタリア・ヨーロッパ・言語学・哲学に関する記事。

【スペインの "普通"?】日本にはないスペインの10の習慣

今回は日本にはないスペインのユニークな10の習慣について。なぜスペインの結婚式ではお米を投げるの?なぜスペイン人は年越しにブドウを食べるの?など気になるその理由も大公開!

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【① 結婚式では新郎新婦にお米を投げつける】
結婚式のあと、地面には大量のお米が落ちている。それは新郎新婦が教会から出てきたときに来賓がお祝いの気持ち込めてお米を投げつけるからだ。なぜお米?と思う人も多いだろう。その理由は、新婦さんが純白のドレスを着る意味と似ている。そしてお米は昔から「繁栄」「豊かさ」を表すシンボルである。実は、この習慣は13世紀にマルコポーロが中国へ行ったあたりから大航海時代までの間に東洋から伝わった、という説が有力らしい。ローマ時代から小麦は肥沃の象徴であったため、結婚式で新婦はいつも小麦がついた王冠を頭につけていた。中世になると、徐々に小麦からワイルドライスを食べる食習慣に (北アメリカ原産のイネ科の一年草) に変わっていった。この頃から「新婚の二人に米を投げる」という行為は、幸福な新郎新婦から悪霊を遠ざけ、多産と子孫繁栄をもたらすとされた。この考え、言い伝えが今日まで引き継がれ、スペインでは今も結婚式で米を投げるのだ。最近では色のついたお米も用意されているが、やはりベーシックの白色が「純白」を表すので1番好まれているだとか。お米を投げるのは招待客や子供達。ここ10年では、バラの花びらを投げたり、シャボン玉を飛ばしたりするのも流行っている。

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【② 大晦日はブドウを食べながら年越し】
日本で年越しと言えば「年越し蕎麦」。国ごとに違う年越しスタイルはどれも興味深い。スペインでは年越しを "nochevieja (ノチェビエッハ)" と呼ぶ。直訳すると古い夜という意味。夜12時には、街中に教会の鐘が12回「ゴーン、ゴーン、ゴーン…」と鳴り響く。1回鐘が聞こえるごとにブドウを1粒食べるという習慣を知っているだろうか?赤色の下着を身につけておけばもっと縁起がいいと言われている (笑) このブドウを12粒食べるという習慣は19世紀にはもう貴族たちの間で存在していたようで、ブドウを食べながらシャンパンを乾杯するのが年越しスタイルだった。12粒は1年 (=12ヶ月) を意味し、「毎月幸せなことが起こりますように」という思いを込めて食べる。

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【③ タパス文化】
最近日本でもタパスという言葉は浸透してきた。スペインと言えばタパス!と思う人も多いだろう。スペインでは「タパスへ行く (ir de tapas) 」という言葉が存在するほど、生活の一部になっている。実際、タパスが好きなのはスペイン人だけではない。ビールなどの飲み物を片手にトルティージャ、サラダ、オリーブの実、チーズやソーセージをつまんでいくというのがスペイン流。「THE 地中海」な食べ物がズラーっと机の上に並ぶ。タパスだけでお腹いっぱいになりそうなくらいある。しかも1つ1つが美味しすぎる。レストランに行くときだけでなく、友達の家で食事会をするときにもタパスの時間はある。だいたい夕食は22時前後に始まる。メンバーが誰かの家に集まり始めるのは19時すぎで、20時〜21時はタパスをつまみながらおしゃべりする時間だ。

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【④ スペイン人は散歩するのが大好き】
これは老若男女問わない。スペイン人の友達と休日遊ぶとき、散歩することが多い。日本だとカフェで1,2時間おしゃべりを楽しむことがあるが、スペインではカフェ30分のあと散歩1時間半とか (笑) 大学の友達ともよく歩く。休日会った時も平日のお昼にご飯を食べた後も…。時間があれば「散歩行こうか?」ってなる。会話が楽しすぎて歩いてる時は気づかないけど、帰って万歩計みたら1万歩すぎてることも多々ある (笑) 公園を歩いたり、街を一周したり。さすがに雨の日や真夏日は歩かないけど。

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【⑤ 日本と全然違う食事する時間】
これは割と有名かも。下は食べ始める時刻。

朝ごはん  8時〜8時半
軽食    11時〜11時半
昼ごはん前 13時
昼ごはん  14時〜15時
晩御飯前  19時〜19時半
晩御飯   21時半〜22時半

食べる回数が多い!朝はいいとしても、夜ご飯の時間が遅いってのは慣れるのに時間がかかる。日本だと12時〜12時半にレストランへ行く人が多い、だから12時半に行ってもも問題なく中に入れて何か食べられる。でもスペインでは最低でも13時まで待たないとレストランは開かない。やっぱりスペイン人はお昼ごはんをだいたい14時〜15時に食べ始めるから、12時半や13時は少し早いみたい。

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【⑥ シエスタ】
昔ほど、シエスタをする人はいなくなったらしい。でもいる。日本と比べると…めちゃくちゃいる。大人でも学生でも昼休みにちょっと仮眠を取る人。スペインでは靴屋や服屋も21時近くまで開いている。22時まで開いてるデパートも多い。チェーン店やデパートにはお昼休憩がないけど、個人でしてる商店やカフェテリアはシエスタの時間がある。14時〜16時 (16時半) までお昼休憩でシャッターを下ろしている。スペイン人は夜型だ。夜の22時でも公園で小さい子が親と遊んでて賑やかだし…。夜遅くまでみんな元気 (笑) ちなみにスペインのディスコはEUの中で1番営業時間が長いと言われていて、翌朝の6時や7時まで開いてる。

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【⑦ オリーブオイル】
スペイン人はオリーブオイルが大好き。何にでもかける (笑) 揚げ物にもオリーブオイルをかけて食べる習慣は近隣国からも驚かれるらしい。アンダルシア地方では特にオリーブ油が消費されている。レストランでサラダが出てきたら、決まってオリーブオイルの瓶も一緒に出てくる。オリーブオイルと塩とバルサミコ酢をお好みでかけて食べるのが一般的。

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【⑧ やたら多い祭り】
やたら多い。毎月いくつかお祭りがある。「スペイン」のお祭りもたくさんあるし、村や町ごとに独自の催しを楽しむスペイン人。トマト祭りはとても有名だけど、テレビ中継を見たり、あれを見て盛り上がるスペイン人は少ない。実際に行ってたらそりゃ盛り上がるけど。下の写真はサンフェルミン (Fiestas de San Fermín) という牛の祭りで、これを楽しみにしている年配の方がとても多い。朝の8時からテレビの前で相当盛り上がってる (笑) バルセロナだと Castellers という人間の塔のお祭りが有名。大きな祝日のときには街の中心部でよーく見かける。プエルタデルアンヘルという大通りでしてたりカテドラルの前の広場でしてたり、グラシア地区でもしてた。バルセロナの中心地に住んでたら日曜日には祭りの笛の音が聞こえてくることが多い。

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【⑨ フラメンコ】
フラメンコと言えばアンダルシア!セビリアの友達はみんなと言っていいほどフラメンコが踊れる。10代、20代はもちろん、もっと小さい小学生の女の子も。フラメンコと言えば手拍子 (パルマ) で、この手拍子もなかなか素人には難しい。セビリア人は明るくて陽気で楽しい性格で、パーティーなどで男の子がパルマを始めたら誰かが足でもリズムを取り出して、女の子数人がノリノリでフラメンコを披露してくれる。スペインの南の伝統的なダンスだけど、バルセロナでも小さい時からフラメンコをしてるって女の子を数人知ってるし、私が語学学校に通ってた頃、ある先生はパルマを教えてくれた。今やスペイン全土で盛んなダンスになっているのかもしれない。

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あっという間に10個目に…

【⑩ 大きな声で話す】
人が喋ってるのに被せて話す人が多い。それに対してさらに大きな声で (笑) だからいつも人が集まる場所は賑やか。1つの丸い机に何人かで向かい合わせに座って食事をしている時、対角線上の友達と大きな声で話し合うってのもよくある光景 (笑) 日本人は相手が話している時、黙って「うん、うん」と首を上下に頷きながら聞きがち。実はこれ、スペイン人からしたらすごいウケるらしい (笑) 可愛い、面白いって。スペイン人のあいづちは一言一言にすごい感情が入って、私は結構好き。

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今、思いついた10の習慣を列挙してみた。まだまだあるし、バルセロナ (カタルーニャ) 独特の文化・習慣もあるからもう1つくらい記事にできそうな予感。スペインは楽しいな。